読書:「自由への扉」 高橋歩

自由人、高橋歩。
魅力的な本がたくさんあり、そのほとんどを読んだことがあります。

旅のこと、生き方、働き方、考え方、家族、仲間 etc…
短い文章のなかに強烈なインパクト、そして写真も魅力的です。

「自由への扉」 DOORS TO FREEDOM / 高橋歩

久しぶりにパラパラっと手にとってみました。
やっぱり自身の体験や経験からくる言葉なので、すごく響きますね。

そして、見るたびに印象に残る言葉も違います。
おそらくそのときの自分の状況や環境によって、
胸に入っていくるもの、響くものが変わってくるからだと思います。

今回ひっかかったのは、こんな言葉たちでした。

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今の流行? 会社の将来性? 自分に合っているか?
自分の仕事を決めるうえで、そんなことはどうでもいい。

一番大切なのは、自分が完全燃焼できることをやる、ってことだ。

サラリーマンでも、独立しても、フリーターでも、肩書きなんて、なんでもいい。
給料が高いか安いかも、休みがあるかないかも、二の次だ。

まずは、気が狂ったように、それだけにのめり込めることを選ぼう。

その真剣さ、その情熱が、すべてを引き寄せていく。
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もうひとつ。

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ひとつのことに集中して、狂ったように頑張っていれば、必ず、力はついてくる。
失敗を繰り返しながら、専門的な技術や知識も身についてくる。

それが、誰か他の人の役に立ち始めたとき。
お金は自然についてくる。
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いかがでしょうか?

真剣に のめり込む 完全燃焼 そしてその先についてくるもの

このあたりのキーワードがすごくよかったんですね。
やっぱりそうだよな、と思うと同時に、
これでいいんだよな、と励まされているような。

ふとしたときに心の道に迷ったとき、
自分ではおおむね納得してるはずだけれど、
それを誰かに後押ししてほしいとき。

そんな心のモヤモヤから解放してくれる、
突破口への光を射してくれる本です。

まあ、どんなことでも、
やってみないとわからない!
やるなら中途半端じゃなくのめり込んでみよう!
やるなら成功するまで達成するまでやり続けよう!

正解はないし、答えもわからないからこそ、
自分に正直にやりきる、そのプロセスに価値があるということですよね。

専門書:「WordPress レッスンブック 3.x対応」 レビュー

この本のテーマはズバリ!
「ワードプレスを使ってゼロからweb構築する」ための教科書です。

既存のテーマを使ってすぐに簡単に始められるのとは違い、
まっさらな状態からひとつひとつ作っていくための解体新書です。

なので基本的なHTMLやCSSの知識が必要になってきます。

 

「WordPress レッスンブック 3.x対応」

一歩踏み込んだカスタマイズや応用テクニックまで紹介されていて
多くのwordpress愛好者に支持されている定番本です。

最終的に完全オリジナルのホームページやブログ作成をしたい人、
会社ホームページをゼロからつくって、オリジナル性を演出したい人、
そういう人向けです。

「ゼロから」「初心者でも」できる指南書になっているのは確かですが、
簡単にすぐに始められるというのとは少し違うかもしれません。

「ゼロから」「初心者でも」根気強くそのとおりに進めれば、
自分だけのホームページやブログが作成できる、という位置づけだと思います。

 

基本から応用テクニックまで、実際につくりながらマスターできる、
ブログサイトの拡張やカスタマイズ方法など、実践手法も網羅している。
と表紙にありますが、おそらくその通りです。

既存のテーマやテンプレート、プラグインを使わずに、
すべて自分でゼロから作り上げていく人には
オールカラーでわかりやすいです。

定番書であり、支持されているので、間違いない本だと思います。

ただし、何回も言いますが、この本の出発点は、
「ワードプレスを使ってゼロからweb構築する」ための解体新書です。

自分のやりたい方向性や完成型、wordpressの何を勉強したいかを、
事前にしっかりと自分のなかで持っておくことが必要です。

その上で、この本が必要と思った人には、
心強い一冊になってくれると思います。

専門書:「小さな会社のWordPressサイト制作・運営ガイド」 レビュー

こちらのワードプレス関連書籍は、
「小さな会社のweb担当者向け」に絞って構成された本です。

中小零細企業やあらゆる業種やショップなど、
web専門の担当者は普通いません。

その環境のなかで、
web担当者をつくりサイト運営をしていかなければいけません。

どんな業種であれホームページやECを立ち上げることが
重要となってきている今の社会の流れから、
このような専門書にニーズが生まれてきたのかもしれませんね。

 

「小さな会社のWordPressサイト制作・運営ガイド」

具体的には

  • wordpressに向くサイト向かないサイト
  • サイト制作の準備編【企画/制作/運営】
  • wordpress基本操作
  • seo対策基本知識
  • アクセス解析
  • 便利なプラグイン紹介

などとなっています。

会社ホームページを前提としていますので、
必要なページやレイアウトなどを想定してつくられています。

ただ内容的に踏み込んでいる項目とそうでない項目の差が大きく、
企画/制作/運営のすべてをまかなうのは難しいかもしれません。

便利なプラグインの紹介項目も、
もっと企業ホームページには欠かせない、
あると助かるツール紹介かと思ったら、
定番プラグインのみの紹介だけだったように思います。

この一冊を片手に、いざ会社ホームページを作成しよう!というよりも、

ホームページを作るにはこういったことが必要、
こういう流れになるんだな、
という事前の予備知識として、
全体像を把握するにはいいかもしれません。

専門書:「はじめての簡単WordPress入門[決定版]」 レビュー

いざワードプレスを始めようと思って、いくつか本を手にしてみる。
そして書いてあることがわからなくて挫折してしまう人は多い。

「ゼロから」「初心者でも」「素人でも」という入門編と意味で
この本はとても親切丁寧に書かれています。

「はじめての簡単WordPress入門[決定版]」

すぐにホームページやブログを作成したい人、
そこまで凝ったつくりじゃなくてもすぐに始めたい人には効果的です。

中上級者やカスタムしたい人、ビジネス向けではないですが、
上記よように“個人ですぐに始められる”手引きとなってくれる本です。

具体的には

  • WordPressでどんなことができるのか
  • サーバー設定やドメイン契約の方法
  • データベースの作成方法
  • 投稿ページと固定ページの使い方
  • 投稿編集でのカスタマイズ(画像,moreタグ,リンクタグ etc)
  • レイアウトやヘッダーの編集方法
  • 最低限必要なプラグインの紹介と活用方法
  • ソーシャルボタンの設置方法(Twitter Facebook)
  • SNSとのリンク方法
  • Googleアナリティクス設定方法
  • ダッシュボート内各設定の説明

などなど。

この本を手順通りに進めていけば、
ひととおりホームページやブログが立ちあげられるようになっています。

各項目ごとに見開き2ページくらいで簡潔に説明されていて、
オールカラーなのもわかりやすさを後押ししてくれています。

かくいう私も、wordpressを始めるにあたって、
手当たり次第にweb検索してみたり、
専門書を買ってみたりしましたが、

より迷走すると言いますか、
始めてもないのに拒絶反応でキライになる・・・
くらい手探りでした。

もしこの本を「入門編」なんてとバカにせずに、
最初に手にとっていたら、
もっとスムーズに始めれただろうし、時間も短縮できたかもしれません。

専門書のなかでは価格も安いですし、
ゼロから、初心者でも、という対象に該当する方は、
ぜひ一度手にとってみることをおすすめします。

 

読書:「あなたが輝く趣味起業のはじめかた」 戸田充広

いざ独立や起業をするときに、
やりやすいから、もしくはお金が稼げるから、と全く違う分野ではなく、
趣味を活かして起業することのすすめが書かれている本。

そんな「趣味起業」のメリットとして大きく3点を挙げています。
1.好きだから続く
2.好きだからお客さんの気持ちがわかる
3.好きだから創意工夫ができる

本著前半は、なかなかやろうとすると躊躇してしまう「趣味起業」を
いろんな考え方やマインドで、ときほぐしてくれて勇気づけれらます。

普通、
「自分の趣味はお金をもらえるほどのレベルじゃない」
「自分よりもベテランの人がいっぱいいるから、自分にはムリ」
「もっと自分が趣味を極めてからでないと」

そんなことをみんな思ってしまいますよね、もちろん自分もそうです。

でも、この本ではそんな不安に対して
『趣味を極めているかどうかは、趣味起業でお金を稼ぐことには無関係』と言っています。

どういうことかというと、
趣味レベルを10段階としたときに、

・レベル3の人ならば、レベル1かレベルゼロの人を対象にしたらいい
・どんな趣味でもあなたよりも初心者はいる

ちょっと具体的に言うと、
どんな趣味でもはじめる人は、まずは基本情報が知りたいですよね。

あなた(教える人)はある程度精通しているので、
「そんな基本情報なんかでお金なんて稼げない」
「そんな基本情報は本やネット、身近な知人から教えてもらえる」
と思うかもしれません。

でも、
本を買ったけどそこから質問したいことがでてきた
知り合いが周りにいない
そんな人もたくさんいますよ、と。

要は、あなたが当たり前、
つまり 【報酬をもらえるほどの価値がない】と思い込んでいる
あなたの知識や能力・スキルを、
欲しがっている人・喜んでくれる人はいますよ。

そういうことですよね。

 

もう一方で、
レベル4以上の人たちから「そんなのでお金取るな」とか言われそう。

そんな不安も心配も必要ないと。
例えばレベル10の人は、レベル3のあなたなんて目もくれないですよと。

そして教えてもらう初心者の人たちも
「初心者だから、レベルの高い人には質問しずらい」
「笑われないかな 聞きにくいな」

こんな不安があるわけです。
だからこそ立派に成り立つんですね。

つまり、レベルと対象を明確にすれば、
お互いがWin-Winになる、ということです。

このターゲット戦略はすごく大切なことだと思います。

本著は20ケースにも及ぶ趣味起業の実例が紹介されています。

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☆元ミュージシャンがはじめた歌がうまくなる講座

☆イタリア好きが現地情報を配信、語学教材までつくる、現地仕入ネットショップまで運営

☆釣り好きが道具の選び方や釣り方をブログ発信、教材販売、スカイプでネットアドバイス

☆サーフィン好きが、コツをひらすらブログに書き続け、要望が増えセミナーや教材DVD販売

☆ファッション好きから、コーディネートアドバイスでファンが増え、同行ショッピングまで

☆ピアノ経験者が個人サイトのサウンドロゴやイメージ曲を作成、ピアノ関連の雑貨販売

☆個性的なデザインやオーダーで、女度をアップさせてくれる手作りジュエリー販売
etc…
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おもしろいですよね。

“こんなやり方もあるんだ” “思いつかなかった”
“自分ならここをこう置き換えたら自分の趣味に~”

なんて感じで、とてもイメージしやすく、
発想も気持ちもやわらかくしてくれます。

後半は、趣味をビジネスに変えていくための5ステップ
1.情報発信の仕方 2.お客さんの集め方 3.ファンづくり
4.販売の仕方 5.安定への仕組み

ちょっと突っ込んだ内容となっています。

自分ももちろんそうですが、
この5つがすぐにできるものではありません。

もしかしたら1年以上かかるかもしれない。

でも、紹介実例にもあったように、そして冒頭にもあったうように、
“好きだから続く”
“好きだからお客さんの気持ちがわかる”
“好きだから創意工夫ができる”

まさにここに尽きるのかな、と思います。

お金を稼ぐことは生活していくなかで大切な安定基盤ですけど、
そこ(お金を稼ぐ)が目的じゃないから、
できるしやりがいもあるんだと思います。

もしかしたら1年後、僕もあなたも上の実例を参考にして、
あたらしい「趣味起業」をはじめているかもしれませんね。

今すぐ趣味起業じゃなくてもいいと思うんです。
会社にいながらできることもあるし、趣味のままでいることももちろん。

ただ、今の自分の趣味や興味が、どういう可能性を秘めているのか、
そんなことを空想するだけでも楽しいと思います。