読書:「武器としての書く技術」 イケダハヤト part.6

あまりにも内容の充実していた本
「武器としての書く技術 30万人に届けて月50万円稼ぐ!新しい㊙文章術」

いよいよ読み進めてきた本も最終章に入りました。

この章では
「書く技術はこんなに人生を豊かにする」という大見出しで始まっています。

 

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どんな職業でも情報発信は可能

ポイントは「同業者や顧客の役に立つ情報」を発信することです。

たとえば営業マンなら、
「営業マンなら読んでおきたい10冊の本」
「意外と安い!接待で使える名店まとめ」

マクドナルドでバイトをしているのなら、
「ポテトは塩抜き可!意外と知らないマクドナルドの裏メニュー」
「現役店員が教える、マックのお得な利用法」

引越し業者でアルバイトをしているなら、
「絶対に底が抜けない段ボールの詰め込み方」
「できるだけ安く引っ越す方法」

保育園で勤めているなら、
「子どもが泣いたときに効果があるあやし方まとめ」
「保育の現場で触れた、子育ての感動エピソードまとめ」

などなど。
どんな仕事をしているにせよ、
読み手が価値を感じてくれる情報は提供できるはずです。

そうして会社・組織の外の人たちに
自分の存在が知れ渡るようになります。

 

ぼくは09年に「ソーシャルメディア」をテーマにしたブログを開設しまた。
そして読者のなかに、ベンチャー企業の社長がいらっしゃいました。
ある日彼から食事に誘われ、その場で転職のオファーをくださいまた。

ブログを「書いて」いたことで、ぼくは「ヘッドハント」されたのです。
もしブログを書いていなければ、経営不振の会社から脱出することは
できなかったでしょう。

 

「書く」というのは頭と手を動かせば原価0円で価値を生み出せる強力な武器です。

 

まずは「備忘録」でもいいから書いてみよう

本のなかで気になったセンテンス、受講したセミナー、
刺激を受けた話などなどを、
ブログという空間のなかに蓄積し、
いつでも引き出せるようにしておくのです。

 

書く習慣のメリットとして「記憶量が高まる」

気になったニュースについての意見、面白かった本の感想、
楽しかった対話の内容、仕事での失敗と改善策・・・
こうした情報を自分のなかで言語化し、ブログに書き残しておくことで
あなたの記憶力は高まっていくのです。

そもそも人は、目や耳で情報をインプットしただけでは、
なかなか記憶が定着化しません。
「アウトプット」することで情報を記憶にとどめます。

 

繰り返しになりますが、「書く」という行為は、
資格も、体力も、肩書きも、学歴も、もちろん資金もいりません。
誰でも、何歳からでも、人生を好転させることができる方法。
それが「書く」ということなのです。

ノーリスク・ハイリターンなのです。
書いて減るのはあなたの時間だけ。
時間を投資することで、確実にリターンが得られる。

 

さあ、武器としての書く技術を手に舟を漕ぎだそう!

本書で述べてきたように、多くの人がブログを書くことで、
「価値を提供する力」や「記憶力」が高まり、
「組織の枠を超えて活躍できる人材」や「個人として稼ぐことができる人材」が増え、
「自分と他人を癒やすことができる人材」、さらには、
「逆境すらも楽しめるような人材」も増えていくでしょう。

いささか理想主義的ではありますが、
ぼくは自分の体験から鑑みても、書くという行為を通じて、
このような形で世界を豊かにすると信じています。
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とても興味深かった本を全6回に分けて紹介してきました。

文章の書き方からタイトルの付け方、
ブログを書くうえでの心得、ブログで稼ぐということ、
ブログで稼ぐ実態(参考数値シュミレーション)、
誰でも情報発信はできる・・・etc

とても参考になる内容でした。

今回のpart.6でいいますと、
「書くことは原価0円で価値を生み出せる武器」
「書くという行為は、誰でも、何歳からでも、人生を好転させることができる方法」

このあたりのキーワードがとても印象的に刺さってきました。

 

そして本書でも書かれていますが、
インプットとアウトプットでいえば、やはりアウトプットが大切です。

私も、読んだ本の内容をこうやってまとめたことで、
インプット ⇒ アウトプット をしていることになりますので、
おそらく「読むだけ」よりは吸収力や理解力は高くなっているはずです。

そしてまた、それだけでもダメですね。
あくまでもそこまでは情報や知識として血肉になりつつある状態です。

次はやはり “実践あるのみ” ということになります。

今回学んだことを参考にしながら、
マネしてみる、取り入れてみる、ところから。

そしていつしか自分の「書く技術」や「表現する技術」が向上し、
それを介してコミュニケーション能力や世界や視野が広がっていければ、と思っています。

なんらかの講演会やセミナーに参加したのと同じくらい
本当に得るものが多く充実した本でした。

 

Related page:

読書:「武器としての書く技術」 イケダハヤト part.5

さて、「ブログで稼ぐ」ということの厳しい実態、現実を把握したうえで。
その先を読み進めて行こうと思います。

今回のpart.5では、
「ブログで稼ぐ」には2つの方法がある、というところからです。

 

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「ブログで稼ぐ」ためには、
大きく分けて2つの方法が用意されています。

ひとつは
「ブログ以外のビジネスをやらず、ブログのみで生きていく」
これは前にも触れたように相当ハードルが高いと思ってください。

もうひとつは
「ブログのほかにビジネスを持ち、ブログを営業ツールとして活用する」
こちらはかなり難易度が下がります。

巷で流布する「ブログで稼ぐ」という言葉は、
しばしばこの2つが混同されて語られていることがあるのでご注意ください。

 

有料メルマガの大手「まぐまぐ!」は、
売上の50%を発行者の収入として提供します。

たとえば月額1000円のメルマガを100人に購読してもらえば、
毎月5万円の収益となるわけですね。

200人なら10万、300人なら15万、1000人なら50万円です。
しかしながら、社会的知名度の低い、ぼくのような人物では、
せいぜい200~300人獲得するのが限界でしょう。

(補足)
著者実績 ブログ運営4年弱
・ツイッターフォロワー:29,500人
・フェイスブックページ登録者:9,500人
・フェイスブック個人アカウントフォロワー:7,500人
・RSSリーダー登録者:8,800人
・無料メールマガジン:750人
・月間PV数:50-70万アクセス

 

「お金を払ってもらうに値する面白い内容を、毎週書き続ける」のは、
そう簡単ではないのです。

また有料メルマガを始めてしまうと、
ブログで情報を「出し惜しみ」するようになる恐れがあります。

その結果、ブログがつまらなくなり、アクセスや読者が離れていくことも
考えられます。

ぼくがいまだに有料メルマガに取りかかることができないのは、こうした
「毎週書くという負担の大きさ」「その割に、それほど儲からない」
「ブログで出し惜しみするようになりたくない」という理由によっています。

とりあえず、有料メルマガでぼろ儲け!みたいな話は
非現実的なのでご注意ください。

 

「ブログ稼ぐ」場合は、(ブログのみで)
・Google Adsense
・アフィリエイト
・自社広告枠
・有料マルマガ
・書籍の執筆、他媒体での連載、寄稿
が中心になります。

いずれの方法も簡単ではありませんが、
毎月数十万のPVを稼ぎ、収益性を高める努力をそれば、
家族を養う程度の収益はあげられるはずです。

ぼくは「アドセンス」「アフィリエイト」「自社広告枠」のみで、
毎月30~50万円を稼ぎ出しています。
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いかがでしたでしょうか?

著者は「ブログのみで稼ぐ」方法で、
結果今現在、毎月30~50万円の収益があるわけですが、
それがいかに簡単なことではない、ということが、すごくよくわかります。

上の(補足)欄にも書いていますが、
月間70万PVのあるブログです。
毎日25,000PVくらいあることになります。

それすらもすごいことですが、
そしてTwitterやFacebookのフォロワーもある程度いるなかで、
無料メルマガは750人です。

これに有料メルマガを発行しようとしたら、
著者は「せいぜい200~300人程度」と書いていますが、
恐ろしいですが、それが現実なんだろうと思います。

毎日25,000回アクセスがあるブログにも関わらず、
各種フォロワーや登録者の割合、構成は、こんな感じなんだ、と
現実を知ることが、いや、とても参考になる数値です。

 

堀江貴文(ホリエモン)は有料メルマガ会員1万人以上で、
おそらくそれだけで毎月500万円以上の収入があることになります。

いかにみんながホリエモンにはなれない、夢と現実は違う、
いや、むしろ「夢の見方が違う」ということがわかります。

著名人や一部の特殊な人だからこそ通用する手法と、
ごくごく一般人が積み上げて、誰しも花開く可能性がある手法とは、
大きく違うということです。

 

もうひとつの方法「ブログを営業ツールとして活用する」。
こちらのほうがほとんどの一般人には可能性があると思います。

著者のような一個人でここまで実績を積むことができる人もいますが、
やはり「ブログで稼ぐ」というよりも、
「ブログを活用して、ブログを販促や集客手段として」のほうが、
取り組み方もバリエーションがあり、収益性の難易度も下がります。

 

このように、2つの手法を混同せずに、
分けて理解し、しっかりと考え、本書の数値を参考に、
自分の現在地や将来の理想からシュミレーションしてみたり。

とてもいい勉強になりました。

さて、次回でいよいよファイナルだと思います。

 

Related page:

読書:「武器としての書く技術」 イケダハヤト part.4

あまりにも付箋を貼りまくりだった内容の充実した本。
「武器としての書く技術 30万人に届けて月50万円稼ぐ!」 イケダハヤト

part.1から本書の内容を抜粋して紹介しているのですが、
いったいpart.?まで続くのでしょうか。

そのくらい今の自分には得るものの多い本だったということです。

 

さて、part.4では、
著者自身も「ここまで公開していいのか?」と書いているとおり、
どうやって稼いでいるのか、その実態を公開しています。

著者の実績から、知人の成績、ブロガーと言われている人達の実態、
本当にブログを書くことで稼げているのか?!

という一番知りたい事実が赤裸々に語られています。

とても参考になると思います。

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ぼくはブログを書くことを通じて、毎月50万円以上稼いでいます。
ただ、あらゆるビジネスがそうであるように、
ブログでお金を稼ぐのは簡単ではありません。

ざっくりとした数字を語れば、
毎月5万円を稼ぐためには、
最低でも月間7~8万PV(ページビュー:閲覧回数)、
できれば10万PVはほしいところです。

1PVあたりの収益性は、
一般的に0.3円~0.7円程度だと思ってください。
つまり、1000PVを稼げば、500円程度の収益になるということです。

 

ブログというのは「ストック型」のビジネスであるということです。

継続的に更新を続け、
大量の記事をブログのなかに格納することができれば、
それらの記事が検索エンジンからのアクセスを稼ぐことになり、
極論、何をしなくてもそれなりのアクセスが定常的に訪れることになるのです。

ぼくのブログは現在3000記事を格納しており、それらの記事だけで、
月間で15万PVを稼ぎ出してくれています。

1万本のストック(記事)があれば、過去記事からのアクセスだけで、
毎月30~40万PV程度は稼げるようになります。
イコール毎月15~30万円は稼ぐことができます。

 

本気でブログで稼ぎたいと考えている方は、
ブログというのは宝くじのような「一発当てる」ビジネスではなく、
こつこつと畑を耕すような、ストック型のビジネスであることをぜひ覚えておきましょう。

 

「一瞬だけ話題になり、1万人が読んだ記事」よりも、
「検索エンジン経由で毎日50人の人に読まれている記事」の方が
高い価値を持ちます。

一年間に直せば、
前者は1万人、後者は365日x50人で18,250人に
見てもらえることになるのです。

 

Googleアナリティクスのデータを見続けることで、
・どのような記事が瞬間的にアクセスを稼ぐか
・どのような記事が検索エンジンから恒常的にアクセスを稼ぐか
・どのような曜日・時間帯に投稿すればよく読まれるか
・ブログに長く滞在してもらうためにはどういうデザイン、コンテンツを改善すればよいか
・ブログの収益性を高めるためには何をすればいいか

などなどの示唆を得ることができます。

分析をしないブロガーは、
売上や経費をチェックしない経営者のようなものです。

 

他のすぐれたブログをベンチマークすることも大切です。

効果的な記事の作り方、
収益化の方法などを学ぶことができると思います。

 

多くの人に読んでもらうためには、とにかく書き続けることです。
シンプルですが真実です。

多くの人が人気ブログを作ることに失敗するのは、
それは結局、継続を諦めてしまったからです。

ここでの「継続」は、少なくとも1年、基本的には5年、10年といった
長期間の継続です。

スポーツやビジネスがそうであるように、
1年も続かないのもが、成功するわけがないのです。

 

「ブログで食っていく」というのは、難易度的にいえば
「プロスポーツ選手として食っていく」くらいのものだと思います。

実際市場を見渡してみても、
ブログだけで毎月数十万の定期収入を稼ぐ「プロブロガー」は、
国内でも数十人程度だと見られます。
数的にいえば、プロスポーツ選手より難易度が高いといえるかもしれません。

オンラインの世界は移り変わりが激しいので、
一時的に稼ぐことができても、その次の5年間、
安定的に収益があげられるかというと、必ずしもそう甘くはありません。

 

ぼくは休日なしで朝から晩まで本気で運営して、
せいぜい毎月の売上が50万円を超える程度です。
労働時間を考えると、時給換算で1500~2000円程度でしょうか。

 

ざっくりとした水準になります。
この水準は「アドセンス」「アフィリエイト」「自社広告」を利用した場合の数字です。

1万PV:~1,000円
5万PV:3,000~10,000円
10万PV:10,000~50,000円
20万PV:50,000~100,000円
30万PV:100,000~150,000円
40万PV:150,000~200,000円
50万PV:200,000~250,000円
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なんともお腹いっぱいな内容ですので、一旦ここまで。

いざ意気込んでいる人には、冷水を浴びせられたような、
一気に意気消沈してしまうようなことが書かれていますが、
私も実際、実態としてはより正確な事実のような気がします。

物販にしてもブログにしても、
いくらネットを駆使しても、オンラインの恩恵を授かったにしても、
「1ヶ月やるだけで月◯◯万円稼ぐ」
「毎日30分やるだけで月◯◯円稼ぐ」
「秒速!億万長者」 なんてあり得ないのです。

もしかしたら、瞬間的にはあるかもしれません。
でも、同じ思考と同じ手法で、継続・長期的・安定はムリです。

 

例えば、上の水準に当てはめて、
5万PVを目標にした場合、毎日1500以上のPVが必要になります。
1500回程度毎日閲覧されるブログでないといけないということです。

そしてそれをクリアしたとして、
月間5万PVで3千円~1万円の収益です。

 

また30万PVで10万円~15万円の収益という水準になっていますが、
本文で紹介した著者の言葉を再度引用しますと、

月間30万PVを叩き出すには、
1万本の記事が必要になってくるということです。

毎日1記事だったとしたら27年間かかってしまいます。
1万記事をブログに格納(アップ)するのに。

なので、著者をはじめプロブロガーと言われる人達は、
少なくとも3~5本/日 くらいの記事は最低限書き続けているわけです。

 

いや、こういった現実を受け止めることは
本当に大切なことだと思います。

変な淡い夢(情報の少なさや無知による)だけ見ても、
はっきり言ってしまえばただの頑張り損、がんばり方が違うのです。

著者もここまで辛辣に語ったうえで、
それを承知してもらったうえで、
いかにブログで稼いでいくのか、いかに書き続けていくのか。

その辺りは、また次回ということで。

 

Related page:

読書:「武器としての書く技術」 イケダハヤト part.3

著者イケダハヤトさんは、月40万字を書き続けているそうです。
そして月70万PV(ページビュー)を稼ぎ出す。

書くという行為を毎日続け、読者を獲得していくためには?
どうすれば書き続けられるのか?

このpart.3ではその答え、12の秘密あたりから進めていきます。

 

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「完璧な文章」なんてものは、そもそもありえないのです

毎日書き続けるコツは「完璧主義を捨てる」ということです。
最大限頭を働かせた末に紡ぎ出された言葉なら、
どんなに中途半端で、未熟であれ、
バカと思われたっていいじゃないですか。
実際、そこが自分の限界なわけですし。

人間なんてどうやったってバカで無知なんです。
変に賢く取り繕う必要なんてありません。
自分のバカさ加減を知り、高めていけばいいだけの話です。

バカだと思われそうなことでも、いざ発信してみたら、
意外と評価されたり、共感されたりすることもありますしね。

 

「今」完璧だと思えたとしても、
「1年後」に見たら「何浅いこと言ってるんだ・・・」と
思うことは頻繁にあります。

だとしたら、今の完璧にこだわるのなんて、バカみたいな話です。
それでは一生書くことはできません。

ぼくは「誰よりも多く恥をかく」くらいのつもりで、
日々ブログを書いています。

 

発表するからうまくなる

ひらすら量をこなすことで、文章能力は向上していきます。
水泳や楽器演奏と一緒で、自分の体でやってみないと、
文章はまずもって上達することはありません。

注意したいのは、「発表」というプロセスが重要だということです。

よほどでない限りは、誰も見ないところで書き続けていては、
文章はうまくなりません。

他人の目にさらされることが重要なのです。

 

自分のライティングスピードを測ってみよう

極論すれば、書けば書くほど、文章の執筆スピードは向上します。
筋トレをすればするほど、重いベンチプレスをあげられるようになるのと似ています。

「今日は20分かかって1000字だった」
「今日は1時間で2000字だった」など、
自分のタイムを把握しましょう。

日々のトレーニングを通して、
自分のスピードが上がっていくことを実感できるはずです。

 

扱うテーマは変わっていってもいい

人間の好みは変わっていくので、
扱うテーマは変遷していっても構いません。

かくいうぼく自身も、4年の執筆生活のなかで、
かなりテーマがふらついています。
今後も情熱の赴くままに、扱うテーマは変えていくつもりです。

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いかがでしたでしょうか?

なかなか書くことが継続できない人、
書くことを始めることに二の足を踏んでいる人、
すごく大変な思いと労力がいると肩に力が入っている人、

ちょっとホッとするといいますか、
少し救われたような、背中を押されたような気持ちになったのは
私だけではないと思います。

 

完璧主義を捨てる、発表するからうまくなる、テーマは変化していい

どれも長く実践してきた人からの激励の言葉のように思います。

とにかく書かないと始まらない
とにかく書き続けないとうまくならない
とにかく書き続けることを楽しまないと意味がない

そう改めて自分自身にも言い聞かせた次第です。

 

さて、次回はいよいよ、ブログの裏側に迫ります。

「ブログで稼ぐことはできるのか?」という誰もが気になるテーマを、
著者の経験と数値を赤裸々に公開、説得力のある内容です。

Related page:

読書:「武器としての書く技術」 イケダハヤト part.2

さて、どんどん読み進めていきましょう。

part.1では本書第1章より、
「残念な文章」のいくつかの例とその改善、修正をご紹介しました。

part.2では、
本文を読んでもらうためのきっかけとなり、
大きく読み進めるかを左右する、
「記事のタイトルを工夫する」内容からご紹介していきます。

 

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数字を強調する

「数字」はそれだけで情報に具体性を与え、
注目を集める効果があります。

例)
ラーメン大好き人間が教える最高のラーメン屋まとめ


年間500杯のラーメンを楽しむマニアが教える、最高のラーメン屋15件

もちろん読まれる可能性が高いのは後者です。
「年間500杯」という情報は読み手に具体的なイメージを与え、
「500杯ってことは毎日ラーメン食べてるのか!どんだけ好きなんだ!」
という驚きを提供します。

「15件」という数字は、
やはり具体的な記事の内容・文章量をイメージさせ、
「どれどれ見てみようかな」という気にさせます。

 

ほかにも、
・たくさん人前で話してわかった、プレゼンにおける学び
・今年はたくさん本を読みました。特にシビれた本をご紹介

これに数字が入ることでインパクトが出てきます。
・年間100回近く人前で話してわかった、プレゼンにおける5つの学び
・2012年、500冊ほど本を読みました。特にシビれた15冊をご紹介

 

また技術的な話として、基本的にタイトルは短い方が望ましいです。

というのも、Googleの検索エンジンでは、
タイトルは32文字しか表示されないからです。

32文字を超えるタイトルは
「・・・・」と省略表示されるようになってしまうため、
タイトルの全容がわからず、
検索エンジンからのアクセスを獲得しにくくなると考えられます。

 

人目をひきやすいマジックワードを文章に混ぜる

・コンプレックス系ワード
「教養のない人の~」「頭が悪い人の~」「なぜかモテない人の~」
「残念な人の~」「イタい人がよくやる~」
「正しい◯◯の方法」「◯◯という愚行」
「英語が下手な人に共通する~」「賢い人なら読んでおくべき~」
「読んでおかないと恥をかく~」「仕事ができない人の~」
「一流の人の共通する~」「◯◯業界人なら知っておきたい」

・オススメ系ワード
「ぼくが愛用している~」「知らない人は損している~」
「◯年◯◯をやったぼくがオススメする」
「1年◯冊読むぼくが選ぶ人生の中でベスト3の本」
「30年クラシックを聴き続けた私がオススメする~」
「20年◯◯をやってわかった~」

・権威系ワード
「ハーバードで教えている~」「東大生が使っている~」
「ジョブズが愛用した~」「グーグル社員なら全員知っている~」
「マッキンゼー式」
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いかがだったでしょうか?

言われてみれば納得するのですが、
いざ自分がそういった意識で書こうとすると
なかなかうまくいかないものです。

ボキャブラリーの引き出しが少なかったり、
柔軟な、機転の効いた発想ができなかったり、と。

でも、上のような事例をもう一度おさらいしてみますと、
ごくごく目にする機会も多い言い回しばかりです。

有名ブログやネットニュース、キュレーション(まとめ)サイトなど、
日常的に使われていることに気づきます。

ということは、
今はまだ引き出しが少なくても、
そういった視野や注意力を持てば、

引っ掛かりのあるキーワードやフレーズが
印象に残るようになってきます。

もっと言ってしまえば、
あなたが気になってついクリックしてしまった
毎日見ているサイトの記事タイトルにこそヒントがある、
ということですね。

 

さて、part.2はここまでです。
それではまた次回。

 

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