安心な暮らしのための税金

テレビで
アメリカの死んだ街の報道を見た。

ゴーストタウンといえば
イメージしやすい。

日本でいえば過疎化など。

 

取り上げられていたのは
街のインフラや治安といった問題。

人がいなくなれば、
なんだか物騒になる。

財政的には、
税金を納めてくれる市民がいない。

 

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納める税金が少ないことによる街の衰退。

警官やパトロールが減ることの
治安の悪化。

夜道も気軽に歩けない街灯の節電。

客が来ないのでお店も閉まっている。

なるほどたしかに。

こうやって街が死んでいくという
側面はあるのかもしれない。

 

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当たり前のように、

義務教育を受けれることも

仕事があることも

老後の安心した生活が送れることも

 

もっと言えば、

蛇口をひねれば水が出てくることも

夜道を気にせず歩けることも

ゴミを出せばきれいに収拾してくれることも

挙げればきりがない

 

街のインフラ、ライフラインが確保され、
安全安心に暮らせている日常生活。

 

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税金が高い! と思わないこともない。

でもたまには

私が税金を払っている
市民が税金を払ってくれている

その集合体のおかげで
その街で生活できていることは事実である。

 

税金を払うということは、
それだけで同じ街に住む者同士が、

支えあっているということなのかもしれない。

顔も名前も知らない者同士
無言の支えあいというおもしろい構図。

 

金額に置き換えた損得勘定ではなく、
「税金を払う」ことによる恩恵。

平和、安全、豊か、幸せ。

 

そのアメリカのとある
さみしい街の光景を眺めていたら

そんなことを思った。