24 -TWENTY FOUR- LIVE ANOTHER DAY

4年ぶりの最新シリーズ 24 -TWENTY FOUR-

今回は全12話ということでこれまでの半分。

今回もジャックはすごかった。

なんだかんだと2001年から始まった
トゥエンティフォーももうそんなに経つ。

今回くらいのコンパクトな尺でいいんじゃないかな。

といっても、事件解決と思ったら、また伏線でつづいて、、
それはお決まり。

でもストーリーはよく練られてると毎回思う。

「んなバカな!?」と思う展開がないわけじゃないが、
まああり得るなとその展開に引き込む力がすごい。

都市伝説のようなものだけど、
このドラマによって慣らしているところも多いと
言われてきたこともある。

例えば、黒人大統領はこのドラマで早い段階で登場する。

そしてその数年後オバマ政権が発足する。

アメリカ市民に違和感なく溶け込ませるというか、
そういう類の都市伝説。

爽快に一気に楽しめる24 -TWENTY FOUR-はすごい。

読書:「おとなの教養」 池上彰

そのわかりやすい伝え方で、
TVをはじめとしてメディア各界で活躍する池上彰さん。

過去にも複数読んだことがあったけれど、
今回のテーマはすごぶる内容がよかった。

「おとなの教養」 / 池上彰 著

博学だからこそできるまとめかた。
それは歴史の時系列であったり関連性であったり。

きれいにひとつのテーマで、
散らかったパズルのピースをはめていき、
それを埋めていく作業が、
理解度を深めていく過程に似ているよう。

そしてパズルは完成する。
そしてそのテーマの理解度はあがり、
自分のなかで腑に落ちるという地点へ辿り着く。

そんな本の読み方をした気がする。
そんな充実感と達成感を味わえる本。

しかも語り口は専門家ではなく、
誰でもわかりやすいように、が貫かれているので、

言っていることが難しくてわかない、
と思う大人はいないだろう。

 

どんな分野、どんなテーマが書かれているかというと、
目次をみてもらえば一目瞭然。

[目次]
序 章 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?――現代の教養七科目

第一章 宗教――唯一絶対の神はどこから生まれたのか?
・ユダヤ教とキリスト教の違い
・「旧約」と「新約」とはどういう意味か
・イスラム教の終末観
・宗教紛争の本質 etc

第二章 宇宙――ヒッグス粒子が解き明かす私たちの起源
・天動説から地動説へ
・キリスト教は地動説を認めなかった
・「ビッグバン」は悪口だった!?
・ヒッグス粒子はなぜ大発見なのか? etc

第三章 人類の旅路――私たちは突然変異から生まれた
・進化=進歩ではない
・突然変異とはどういうことか
・ダーウィン進化論の衝撃
・はるか昔の年代の調べ方
・人類移動のルート
・ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの違い etc

第四章 人間と病気――世界を震撼させたウイルスの正体
・吸血ダニとの格闘から花粉症は生まれた
・現代的な生活がつくる病
・「インフルエンザ」の語源を知っていますか?
・スペイン風邪の猛威
・ウイルスの突然変異 etc

第五章 経済学――歴史を変えた四つの理論とは?
・近代経済学の父アダム・スミス
・「見えざる手」とは何か
・カール・マルクスの「労働価値観」
・社会主義の失敗
・「ケインズは死んだ」
・新自由主義は格差を拡大させた etc

第六章 歴史――過去はたえず書き換えられる
・なぜ四大文明は歴史に刻まれたのか
・「歴史の真実」は変わる
・歴史は権力によって書き換えられる 北朝鮮と韓国の例
・政治的意図による歴史づくり 中国の例
・「東京裁判史観」と「大東亜戦争」 etc

第七章 日本と日本人――いつ、どのようにして生まれたのか?
・「日本」という名前の由来
・ニッポンかニホンか
・「日本人」は1873年に誕生した
・国家意識はいかにつくられるか
・健全な愛国心とは何か
・メイド・イン・ジャパンは「安かろう、悪かろう」の代名詞だった
・海外で愛されるニホン
・韓国・中国と東南アジアの違い
・他者との関係から自分・自国を認識する etc

 

おさえておきたい分野ばかり。

そしてもしかしたら学校で習ったことがあっても
すでに忘れかけているようなことも、

大人の教養として再度嗜むことができる。

 

例えば、

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の誕生と、
その神は同一だということ。

昔の年代の調べ方は化石にふくまれる炭素から
その割合の式にて計算している。

なぜ人類誕生はアフリカからなのか?

地域のよって肌の色が違う理由、
そして地域環境ごとに変化している遺伝子。

アフリカの地域の人はマラリアにかかりにく遺伝子を持っているが、
その遺伝子は副作用として貧血になりやすいなど。

インフルエンザやスペイン風邪の真相。

中国農村部で新型ウイルスが誕生する理由は、
豚とともに生活しているから。(寝床ふくむ)

豚インフルエンザの患者数が最も多かったのは日本だが、
その真実は医療機関と保険制度の充実。
つまり患者が病院で診療をしっかり受けているので
患者数としてカウントされているということ。

病気が人類の歴史を大きく変えてきた。

第一次世界大戦を終わらせたのは「スペイン風邪」。
敵も味方もその流行でバタバタ兵士が死んでいった。

新大陸を発見したヨーロッパ人は、
一緒にヨーロッパの病原体を持ち込んだことになる。
そこで暮らしてきた人たちは免疫がないので、
どんどん死んでいき、移動してきたヨーロッパ人たちは、
自分たちは神から選ばれた者だと思い定住拡大した。

実態は、地域ごとの遺伝子と病原菌の関係ということ。

「日本」という名前の由来。

ニホンかニッポンか、その違いと使い分け。

 

ほかにもたくさん目からウロコな大人の教養がたくさん。

教科書には載っていなかった、
誰も教えてくれなかった、
けれど知っておいたほうがいい大切なことばかり。

雑学と呼んでは失礼かな、
一般教養として、おとなとして、日本人として。

歴史の項には、中国、韓国、北朝鮮などとの
関係性や歴史的背景もしっかり書いてある。

なんで反日教育を彼らに刷り込まれているのか、など。

子供たちに対しては、
これをひとつの授業、教科書に認定してもいいんじゃない、
と思えるほどめんべんなく、そして公平な内容。

おとなが読もうが、こどもが読もうが、
立派な教養が培われるきっかけになると思う。

 

池上彰

読書:「棒を振る人生」 佐渡裕

指揮者の佐渡裕さん。

日本の指揮者のなかでは、小澤征爾さんなどにつづき、
一般的にも有名なほうだと思う。

最近日常の音楽がクラシックづいてるのもあって、
興味を持った本。

 

副題がかっこいい。
「指揮者は時間を彫刻する」

これは佐渡裕さんの言葉ではなく、過去の名指揮者の言葉から、
引用したと本著にも書いてある。

時間軸のうえで成り立つ音楽。

時間が流れないと、音・音符が流れることもなく、
旋律がうまれないわけだから、、時間軸という意味。

絵画は逆に時間をとめても眺めることができる。

音楽を切り取ったり、瞬間的にとめて、
それを味わうことはできない。

 

それはいいとして、

それをふまえて「時間を彫刻する」という言葉に、
重みとかっこよさがあるというわけ。

 

著者のこれまでの経験をふまえた
音楽や指揮者の話。

ある程度クラシック音楽や指揮者がわかるなら、
イメージしやすく楽しんで読める。

指揮者の役割、指揮者のお仕事。
ステージ上のことから、裏方なところまで。

いろいろな側面を知ることができる。

 

具体的なクラシック音楽の名曲や名盤の紹介、
世界的オーケストラの特徴や比較。

そういったガイド本ではないので、
音楽知識としての幅は広がらないかもしれない。

そのかわり、指揮者のことはもちろんながら、
「音楽を言葉で表現する」ことがつまっている。

曲やフレーズの説明、感じたこと、
感動の表現、体験の表現。

そういったことが伝わってきて、
イメージをふくらませる。

文字や言葉を、
音やイメージに変換しながら読む時間。

佐渡裕 棒を振る人生

ヤフオク! 出店審査の云々

ヤフオク!には、出品者に「個人」と「ストア」がある。

もちろん「個人」はその名のとおり
一般的に誰でも出品者となって取引ができる。

「ストア」のほうは、
個人事業主か法人が対象となる。

 

「ストア」で出店するメリットは
置いておくとして。

ストアには出店審査がある。
対象をクリアしていても通らない場合がある。

それは売上を申告していない場合などに
多く発生するという情報があった。

つまり、個人事業主でも確定申告をしていない場合
(もちろん必要ない収入という場合もあるかもしれない)

ヤフーサイドは
すべての売上データを握っているわけなので
内訳はわかってしまう。

特にサラリーマンの場合、
まずサラリーマンでも副業として個人事業主にはなれる。

ただサラリーマンのほとんどは
自ら確定申告をすることはしないことが多い。

会社の所得で年末調整がされていることと、
確定申告を自らする場合、

上手にやらないと、会社に副業をしていることがわかる、
そういったいくつかの理由がある。

副業であっても、ある一定の年間所得が発生した場合、
確定申告をする必要がある。

そういったことが、出品状況や、評価だけでなく、
ヤフーサイドから審査対象になる、ということだろう。

 

すぐに「ストア」出店をしたくても、
確定申告は年に1度しかないので、
1年間待つか。

それとも法人として登記してしまえば、
すぐに出店することはできる。

その場合、法人手続きに時間と労力はかかるが、
1年間待つかどうかの天秤。

法人の場合は、審査も通りやすいうえに
(そもそも法人になることに諸々の書類などがある)

初年度なわけなので、確定申告ができていなくても、
問題とならない。

 

なにか手を打とう、行動しようと思ったときに、
「いざやろうと思ったらできなかった」
「前提条件を満たしていなかった」

ゆえに、1年間その事業計画は保留・・・

ということにならないように、
やはりいろいろな可能性と情報は、

自分の思い描くことから必要になりそうであれば、
アンテナをはっておいたほうがいいときもある。

そんな感じの情報。

 

「40歳からは、小さいことにくよくよするな」 (書籍レビューより)

書籍レビューの紹介と、
本文抜粋を見ていたら、
いつか読んでみようと思った本。

『40歳からは、小さいことにくよくよするな。』横山信治・著

 

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■紹介

本日の一冊は、40歳で左遷され、嫌々仕事をしていたらうつ病を発症、子どもが登校拒否になるなど、悲惨な人生に陥った著者が、41歳で転職し、成功するに至った考え方を示した一冊。

・自分の考えと違う人の発想を楽しむ余裕をもとう
・完璧を求めず失敗を楽しむゆとりを
・世間の体裁を気にして行動しないのはもったいない
・すべての人に好かれようとは思わない
・お金は人生を楽しむための手段

気力・体力・知力すべてが充実していながらも、守るものが多く、ついつい行動できなくなってしまうのが40代。

しかしながら、残された時間を考えれば、いまが一番良い時でかつ、最後のチャンスとも言えるのです。

そんな大事な40代をアグレッシブに過ごすための、生き方のヒントを与えてくれるのが本書です。

20代、30代の読者にとっては、予行演習。40代以上の方にとっては、本番の生き方を指南した本です。

 

■本文抜粋

カチンときたり、「こうあるべきだ」という考えが頭をもたげてきたら、このように自分に質問するのだ。「この考えは思い込みではないだろうか」「必ずしも事実とは限らないのではないか」「自分が変わることでうまくいかないだろうか」「自分が頭にきたのは、起きた事象の善悪ではなく、私の自己重要感が傷つけられたからではないのか」40歳を過ぎたら、一旦自分のもつ常識をリセットする。そして、自分の考えと違う人の発想を楽しむ余裕をもとうではないか

そろそろ人生の優先順位を決める年齢に差し掛かっている。この先、自分は何をしたいのかを考えてみる時期にきたのである

40歳を過ぎた今、世間の体裁を気にして行動しないのはもったいない

失敗をも楽しもうとする覚悟が、幸運を呼び寄せる

何かを始めるのに遅いも早いもない。やりたいと思った時が、始め
る時期なのだ

人間は居場所が一つしかなければ、逃げ場がなく苦しいが、いくつ
かの場所に居場所が分散していれば、心も安定する

◆コーネル大学トーマス・ギロビッチが行った後悔調査(人が後悔すること)
1.学校でまじめに勉強をしなかったこと
2.大事なチャンスをものにしなかったこと
3.友人や家族を大切にしなかったこと

40歳を過ぎたら、本当に必要なものと価値の下がらないものに投資
をし、極力買い物は慎重にした方がいい

本当に大切にできるもの以外は、物は増やさないことをお勧めする。
40歳を過ぎたらお金をかけるのは、(1)自分への投資、(2)思い出に投資の二つである

お金がないことを理由に夢や目標をあきらめてはいけない

「もっと、もっと」の気持ちが湧いてきたら、「今あるものに感謝する」のが幸せへのキーワード

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40歳からは、