最強情報力 (ビジネス発想源より)

よくよく
お世話になっている
ビジネス発想源のメルマガ。

本来は原文を咀嚼しながら
自分なりに吸収して

自分の言葉に置き換えて
発信したり
書き留めたりしたほうが

いいに決まっている
・・・とわかっていながらも。

 

あまりにも完璧な文章力と説得力で
そのまま転載してしまう。

いつか
自分の糧になりますように。

 

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【第4004回】最強情報力(その2)
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今日は昨日に引き続き、
「情報力を驚異的に向上させる2つの秘策」の
2つ目です。

それは、

「自分がその分野の圧倒的優位な情報源になる」

ということです。

多くの人が「情報力を上げる」ことは、
「情報をかき集めること」だと思っています。

だから、ネットを駆使していろいろ検索したり、
展示会に行ってパンフレットをごっそり
持って帰ってきたりします。

しかも、そんな広すぎることを効率的にやりたいから、
ネットや展示会のパンフレットのような
「無料で一気にかき集められる」ところに行くので、
広告のような情報しか手に入りません。

「情報力を上げる」というのは、
情報収集力だけのように思えますが、
そうではないのです。

質の良い情報を最も効率的に集める方法は、
実は「情報をかき集めること」ではなく
「情報をかき出すこと」なのです。

ばんばん、情報を発信する。

その分野、その世界、その業界で、
圧倒的な情報量をどんどん発信していたら、
それが「圧倒的優位な情報源」になります。

そうすると、その「圧倒的優位な情報源」には、
ただ効率的に情報をかき集めていた時に比べると、
何十倍もの良質な情報が勝手に舞い込んでくるのです。
例えば、将棋が強くなりたいなと思ったら、
将棋の本をかき集めてくるよりも、
自分が詰め将棋の問題を簡単なものから作っていき、
1万問ぐらい発信してみればいいのです。

将棋ファンはどんどんチャレンジするようになり、
今度は自分よりももっとセンスのある人たちから
どんどん詰め将棋の問題が投稿されるようになり、
どんどん情報が集まってくるはずです。

その情報源に人気が高まれば、プロ棋士のような、
その分野のトップにいる方々にも会えるようになります。

マスコミを通した情報が降りてくるのを待つよりも、
自分から情報を取りに行けるようになるのです。
自分の地域の観光情報を大量に発信している
ブロガーの知人がいるのですが、
地元の観光協会や食品メーカーなどから
毎日のようにどんどん売り込みが来るそうです。

ゲームのサイトを運営している人には
ゲームや雑誌がどんどん送られてきているし、
スマホアプリ情報をまとめている人には
アプリ開発会社からのプレスリリースが舞い込みます。

私も『ビジネス発想源』でちょくちょく本を紹介するからか、
月に何十冊も、出版社から新刊が献本されてきます。

基本的に「贈られたから義理で紹介する」ということは
今までに一度もありませんが、それでも書店に行って
テキトーに数十冊を買ってみるのと同じようなことが
献本によって無料でできているわけですから、
恩恵といえば恩恵と言えます。

私は読書が嫌いなので大変なのですが、
読書好きの人にとってはたまらない恩恵でしょう。
「自分がその分野の圧倒的優位な情報源になる」
ためには、その情報量を用意するだけでも
かなりの時間を要してしまいますが、
少しずつからでも初めて蓄積していけばいい。

また、自分の技術やノウハウを
どんどん出していけばいいのです。

誰もがやらないので、すぐに圧倒的優位になります。

例えば、司法書士事務所や行政書士事務所などの
士業事務所のウェブサイトはたくさんあるので、
いろいろと見ていくと、どれもこれも似たり寄ったり
だということが分かるでしょう。

みんな「相続はお任せください!」と書いてますが、
その相続について圧倒的情報量を出している事務所が
ほとんどないのが、ものすごく不思議です。

全部任せれば情報なんて学ばなくていいんですよ、
と思っているのか何なのか知りませんが、
全然情報がないんですね。

だから、司法書士や行政書士のような資格を取って
「まだ開業1年目です」という方も、
そんな情報源にならない先輩方の真似をせずに、
一気に圧倒的優位な情報源を作ればいいのです。

実際にそうやって、大量の情報を載せたところ、
法律関係の番組を作っている制作会社からお声がかかり、
まだ資格を取って数年の若さだというのに
テレビにプロとして出演し始めた方もいます。

やればいいだけなのに、ほとんどの人がやらない。

「自分がその分野の圧倒的優位な情報源になる」には、
今からやり始めるか、やっぱりやらないか、
ただそれだけの差です。

ただそれだけの差が、後になって、
「たくさん情報が入ってきて、ビジネスも自然に生まれる」
というぐらいの情報力を持てる人間になるのか、
それともなれないのかという差になります。

(ビジネス発想源 より)