Best Mover Advantage

First Mover Advantageという言葉がある。
最初に動いた者が優位、つまり先行者利益のようなもの。

先行者利益とは、市場開拓者であり、
パイ(市場・需要)を独占しているので、それだけ恩恵も大きい。

そしてそこに参入しようとすると、後発は簡単ではない。
構築されたパイを崩す・奪い合う、という競争になる。

まあ簡単に言えば、
後発は不利だし、そう簡単には勝てない、切り崩せない。

 

そこで楽天社長の三木谷浩史さんの言葉。

「簡単に勝とうとするから、勝てないだけのことだ。
大きな戦略を描いて、時間をかければ、大概のものは逆転できる。
First Moverになれなかったら、Best Moverになればいい。」

こういうことだと思う。

つまり、First Mover(先行者)になれない場合
・自分がはじめてもすでに勝ち目はない
・もう誰かやってるし自分はやらない

ではなくて、
Best Mover(最善者)になればいい。
・大きな視点か長期的に見て計画行動する
・簡単に結果を出そうとせずに、未来の結果に焦点を当てる
・広く浅くつまむのではなく、ひとつのことを正しいやり方で深く探究する

そうすることで、誰でも、
Best Mover Advantageを勝ち取ることができる。

 

だから、仕事でも趣味でもなんでもそう。
Never too late.
遅すぎるということはない。

自分が今だ!と思った
BestなタイミングにBestな動きを始めてみたらいい。

すると将来BestなAdvantageを得ている自分に出会うことができる。

Best Mover Advantage だから!! Never too late.
このふたつのセンテンスは合わせて覚えるとより深みが増します。

 

許すということ

「許すことは、自分の状態によって決まる」

こんな言葉が飛び込んできた。
なるほど深い。

満たされていれば許せることも、
満たされていなければ許すことができにくい。

そもそも許せないという感情は、
・思い通りにいかないとき
・思っていた結果や期待と違っていたとき
・思いもしなかった事態が起こったとき

など、自分の想定していなかったシチュエーションによって芽生える。

そしてその時に許せるかどうかは

・心の余裕
・自分主体ではなく相手や客観的な立場からも見れる
・許せないその出来事にそこまで執着するほどなく満たされている

この辺で決まってくる、ということなんだろうと思う。

相手が謝ったから許す
状況が改善したから許す
代わりになることを埋め合わせしてもらったから許す ・・・

こういった「自分以外のもの」によって許すのではなくて
自分からまずは許せる心や状態をつくっていく。

「許すことは、自分の状態で決まる。」

逆転の発想のようで、すっと心に入ってくるものがあった。

ピリピリ!キリキリ!イライラ!しても、
自分にも周りにもいい影響はないですからね。

自分も周りも許せることが、自分も周りもハッピーにします。

 

孤独がわかる人

誰しも孤独な瞬間、孤独な時期がある。
結論、それとうまく付き合っていくしかない。

身近にいつも会う人、見る人、話す人。
「この人今孤独な時期かもしれない」と思う時がある。

ただそんな時に自分は何ができたかな、手を差し伸べれたかなと
反省することがある。

反省するということは、自分が同じ気持ちを味わうことになった時
はじめて抱ける感情なのかもしれない。

 

孤独をわかってくれる人がいる。

もっと具体的にいうと
その時に支えてくれる、見守っていてくれることはもちろん、
「この人にはこれから先孤独に襲われることが待ち構えているだろう」
ということまでも今の時点から、先に予めわかってくれているということ。

「だったらやめればいいのに」とも言わない。
遠くから見守る、そっと寄り添う、ひっくるめて応援する。
ぐっと言いたいことを飲み込んで。

なかなかこういう思慮深い人というか慮れる人っていないと思う。
頭があがらない。

だからこそ、これまで自分が周りにできてこなかったことの
反省と無力さを改めて感じたりする。

誰しも精神的に不安定で、無条件に甘えたいときもある。
本人が甘えたいと自覚していなくて無意識にそうなるときもある。

受け入れてくれる人って本当に大切。
助けられることも、救われることも、支えられることもたくさんある。

逆に自分で飲み込む、解決する、乗り越える。
これも大切なことだけど、こればかりしていると、もしかしたら、
甘えられない人、甘えることが苦手な人になってしまうのかもしれない。

 

もしこの「孤独がわかる人」がいてくれるならば、
たまには無条件に甘えてみる、胸に飛び込んで心を解放する。
これができるだけでも幸せな関係だと思う。

こういうことに自分と向き合う、心と向き合う、
1日のなかのほんの10分、15分でも、大切だったりします。

あえて言うならば今自分が孤独真っ最中です!ではなく
穏やかな心の反省と感謝かもしれない。

 

生きにくい生き方

何が生きやすい生き方か
何が生きにくい生き方か
わからなくなるときがある。

楽な道を選ぶか、あえていばらの道を選ぶか。
もっと苦労せずにすむ生き方もあるんじゃないかとか。

いろいろ考えたあげく。
生きやすい生き方をしてる人なんて
この時代いないんじゃないかなという結論になった。

 

明らかに経済成長していたひと昔とは違う。
仕事も社会も、天候もコミュニティーも、何が起こってもおかしくない。
それはみんなどこか頭の片隅にある。

だから
社会には大きな期待や夢は描いていない。
日常生活の小さな幸せや喜びを大切にしている。

投げやりだったり放棄しているわけではなく
そういうところをより大切にしようという社会に流れている。

そうなると
誰しも生きやすい生き方はしていないのかもしれない
むしろ生きやすい生き方なんて出来なくなっている、
という結論に達したわけです。

生きにくい生き方を選択してしまったかな、と思う時があって。
もっと楽な道でもよかったのかもなあ、と。

でも
生きにくい=つらい 苦しい では決してない。
生きにくい=容易ではない というだけ。

容易ではないけれど、そのなかで試行錯誤しながら、
自分の生きたいように生きれるならばそれは幸せなこと。

生きにくい生き方のなかにこそ、波瀾万丈な予測不能な未来、
そこには希望が溢れている。

と流れにそって書きながら、かみしめた次第。

 

退院&社会復帰おめでとう!

友人がここ2ヶ月くらい入院していました。
お見舞いに行こうか思ってたら断られました。
元気になったら会おうということで。

そして無事退院して社会復帰する前
仕事を再開する前に時間がとれるので会おうということになり。

元気そうでなによりでした。
たいした話はしてませんが4-5時間くらいひらすら話してました。

おかしくて。
その人とはかれこれ10年くらいの付き合いになるんですけど
一緒に遊んだり、出かけたり、という記憶はほとんどない。
いつも会って話すだけ。

まあ、今回も映画「風立ちぬ」のことを筆頭に
ほぼジブリネタやドラマネタなんかで熱く盛り上がっていたわけです。

退院してから自宅療養で「もののけ姫」を2回も3回も観た、と。(笑)
それはさすがに・・・と思いながら。苦笑

だからお互いの近況とか仕事の話とかもあんまりせず。
そんなに根掘り葉掘り聞くこともないし、
まあそんな空間や時間がお互い居心地がいいんでしょうね。

そんなこんなで
「次会うのは来年だね」と言って別れました。

人それぞれの関係性ですよね。
10年の尺度と密度っておもしろいな、と思います。

もちろん大切な友人ですし、馬が合う、仲はいいです。
ただあまり会った時に近況をまくしたてたり、
いい意味でお互いそういう細かいことに興味がない。
もちろん言いたいことや伝えたいことは言うだろうとわかってますから。

なにはともあれ手術成功と退院おめでとうございます。
体力も落ちてるだろうから、少しずつ社会復帰していってください。