ですます調で書かなくなった理由

ブログを始めて
飛び飛びながらも早3年。

最初の頃は
「である調」で書いていた。

ところが
強い口調や強いイメージにも
なるのかもしれないと思い

途中から「ですます調」に変えた。

そして今こうやって
「である調」に戻っているのである。

 

どうも「ですます調」はしっくりこない。

なんか媚を売っている自分が
いるような気がして落ち着かなくなる。

「である調」だと、
独り言の延長のようになって、
書いている本人としてはおさまりがいい。

 

ただし、
見ている人からしたら、

「ですます調」と「である調」
どちらが好ましいのはわからない。

 

自分が定期的に見ている
ページやブログは

よっぽど専門的な内容でない限り
だいたい「ですます調」で書かれている。

つまり
人に見られることを前提に
見てくれる人をイメージしているからこそ

丁寧語で「ですよね」「ですね」と
語りかけ、問いかけているのだと思う。

 

「ですます調」で書いているときもあるけれど、
なんか営業や接客をしている気持ちというか、

とても神経を使ってしまう。

見てくれるであろう
架空の読者を無意識に想定してしまって
肩に力が入ってしまうような。

 

そんなこんなである。

「ですます調」を使うときには、
対あなた、対読者、といった、
読み手をイメージできているからこそ、

語りかけられる文体なんだろうと結論。

 

最近は特に
このブログを書くことも、

見てくれる人がいたらうれしい、
共感してくれる人がいたらうれしい、
役に立つなにかがあったらうれしい、

という想いは当然ながらあるけれど、

そもそもが、
文章を書くことで、
自分を整理することが目的になっている。

対自分、自分の内面と向い合っているからこそ
「である調」なんだろうと結論。

 

このライティング・スタイルが、
今のスタイル。

もし「ですます調」に変わる日が来るならば、
それはこのブログの読者が増えたという
ひとつの兆候なのかもしれない。

 

コメントを残す