我のみぞ知る

会社を辞めてから、丸一年が経とうとしている。
一年振り返ると、何やってきたかな?

前進もあれば、立ち止まることも、少し後退することも、そのくりかえし。
少しずつ前に進んでいるような気はする。

それがいいか悪いか、遅いか早いか、近道か遠回りか。

それはわからない。

というか、何と比べて?というお題になってしまう。
誰かと比べたら・・・巷にあふれる情報と比べたら・・・一般的にと比べたら・・・。

去年の今日は、何処へ?
会社生活からの解放感を心と体で感じていた時期。

海の上にいた。
船旅行。
修学旅行や夏休みのような、夜航船で、広間でざこ寝みたいなのがしたかったから。
時間はたくさんあったし、ある意味ぜいたくな時間の使い方。

船で大阪まで行きUSJ、そして京都へ移動し龍馬紀行。
坂本龍馬の足跡をたどるような、近江屋跡や寺田屋、二条城や新撰組の八木邸まで。
維新の道を歩き、京都霊山護国神社。
龍馬のお墓とはじめて対峙したあの風景は忘れられない。

これまで十数年働いてきたねぎらいと、これからはじまる新しい道。
その区切りのような旅で数日間を満喫した。

あれから1年か。
前の職場の人たちもみんなそれぞれの道を歩んでいる。

うまくいってる、うまくいってない、のような
瞬間的◯×はあまりどうでもいい。

自分もそうだし、みんなもこれからまたいろんな分岐点をむかえながら
結果的に自分の人生振り返ったら◯(マル)だったね、という道を進んでいくんだと思う。

身近にも同じような境遇の人がいて、これからやっていきたいことの勉強を半年以上つづけている。

いつ花開くか? どういうタイミングや巡りあわせがあるか? このままやってていいのか?

そういう不安や葛藤と戦いながら、「行動する」ことで不安をふり払い乗り越えようとしている。

ある意味自分も同じ。

冒頭に戻って。
今の自分を何と比べて、不安を払拭し、成長を感じるのか。
やはり「過去の自分」と比べる、ことでしか、ないように思う。

うまくいっている、うまくいっていない。
いいか悪いか、遅いか早いか、近道か遠回りか、効果的か効率的か。
何と比べて、誰と比べて。

自分を客観的に見る視点ももちろん大切だけど、
最終的には『1年前の自分と比べて成長しているか、前に進んでいるか?』だと思う。

それを感じれるだけでもすごいこと。
自分は少なからず感じている。
自分だけがわかればいい。

手放しでそう感じれるのか、後悔や次への課題の割合も大きいのか。
そういうパーセンテージも自分のものさしで、自分だけが納得すればいい。

坂本龍馬の名言
『世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る』
まさにこの言葉に尽きる。

その旅行で自分へのお土産に買ってきた龍馬品。
また眺めてみる。

我のみぞ知る

楽しかったその旅行、区切りになったその旅行を思い出しながら、
「来年の今日は、今年の今日よりも、成長している自分」を誓う!

Nさん、誕生日おめでとう!

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