読書:「ゼロから月収100万円! ネットの稼ぎ方入門」 平賀正彦

タイトルはインパクトあるが、内容は奇をてらっていないというか、
極めて現実的、建設的な内容。

大きく2つに段階的に分類されていて、
前半は副業で月収30万円、後半は独立して月収100万円という構成。
【前半 副業で月収30万円 ※お金をかけずに】
実例として挙がっていて興味深かったのが
A)マラソンが趣味のスポーツ用品輸入販売で働く男性
facebookを活用して、同じ趣味の人とのコミュニティを築き、
主催の大会などを実施。
そこで交流と信頼関係をつくり、大会やオフ会にてグッズなどの紹介も。

ソーシャルネットワークは直接商品を売るのにはあまり適していないので、コミュニティやつながりを広げる場。
その段階的広がりと、趣味と実益をうまく活用。

B)地方の整骨院や学習塾
意外だったのが、「地方こそネットを活用したビジネスを」と。
その理由は
・商圏からみてライバルが少ない
・「地域名+キーワード」で検索する人たち。ニッチワードで検索ヒットしやすい
・顧客の声など、より地域密着型ページに育てやすい

なるほど。
実際にその整骨院や学習塾はサイト1日に20-30人のアクセスと
決して多くはないがそれでも2-3ヶ月で新規客が30名以上獲得できる、と。

成約率が高いのもあるけど、小さい数字だけど、やるのとやらないのは大きな差。
地方の会社や個人ではお金をあまりかけれないので、費用対効果としても効果的。

写真にあるように、既存ツールや無料サービスをうまく組み合わせることによって
お金をかけずに集客から成約までを。

とりわけyoutubeなどの動画を使ってのメインサイトやブログへの集客は興味深い。
youtubeはgoogle子会社なので検索にも非常に強い、と。
動画を見てくれた人に、メインサイトのURLを明記しておく、と。
検索エンジンからの集客、動画からの集客と両方できる。

さらにyoutubeは動画アップ時にタグが生成されるので、
これをブログに貼れば、ブログのコンテンツになる。ブログ記事になる、ということ。
という一石三鳥になる、と書かれてあった。

なるほど。
まだまだやれること、やることたくさん。

この本では、既存サービスの具体的な手引書や説明というよりは
そのポイントと効果的な活用方法を要点のみ記している。

【後半 広告マーケティングで月収100万円 ※お金をかける】
より内容が濃く、深く、なってしまうので、ちょっと割愛。

モデルとしては写真のようなもの。
ディスプレイ広告とかリマーケティングとか、全然知らなかった。
使いこなせる日がくるのだろうか。。苦笑

あとは、集客・販売ルートを複数もつ必要性(メリットと対象の違い)や
2ステップマーケティングのこと。
2ステップマーケティングとは、わかりやすくいうと
「初回お試し/初回特典/無料サンプル」のように
お客様の購買のハードルを下げて、越えやすくするための手法。

本の最後には、『自分をブランディングせよ!』と。
確かに長い目で見てビジネスを継続していく、育てていくには、
最終的にはそこ、なのはごもっとも。

この本は、ネットビジネスの世界が、
一般人でも体系的、総合的、全体像からわかるので
誰が見ても理解しやすいと思う。

自分もまだまだ知らないことだらけだったし、
「そういう流れかあ、なるほど」「そういう効果か!」「そうつながるんだ!」
とか思いながら
おそらく手元に置いて何回も読みなおすことになるだろう本。