店長おめでとう!

友人がこのたびショップの店長になりました。
実は、去年の暮れに「店長になるかもしれません」という話は聞いていて。
その時に「店長のときなにが大変でしたか?」とか質問され。
昔、某レンタルショップの店長を経験していたので。

その時にいろんなことを言ったとは思うんだけど、
「鏡かなあ」と答えた。

要は、店長とは、周りの社員や従業員、スタッフの鏡になる。
鏡になるようにしなければいけない反面、無条件に鏡になってしまうよ、と。

店長が気にすることは、周りも気にする。
店長が注意することは、周りも注意を払う。
店長がそれはいいよ、と言ってしまえば、そんなもんでいいんだ、と思われてしまう。
接客を注意しなければ、注意されないならそれでいいんだ。
ゴミや清掃を注意しなければ、誰も拾わなくなる。
そうやって、その環境の規律や秩序、清潔感などは崩れていってしまうよ、と。

逆もしかりで。
変なとこばかり気にしていると、本来もっと気にしないといけないことあるだろう、
店長はじめみんながみんなそっちの方向ばっか向いてたら大変なことになるよ。
そういう意味合いもふくまれる。

店長にならないなかでそのショップで働いていく選択肢を考えていた彼なので
そんな話を聞いたときには正直驚いた。

でもそれだけそのショップで長年働いているし、職場も商品も好きだし、
そのショップがこれからもいろんなお客さんから愛され続けるには、
自分が店長になる、という選択肢を今回出してきたんだろう。

そんな強い思いがあるから、いい経験になると思うよ!と背中を押した。

いろんな働き方があると思うけど、せっかくなら同じ環境でも、
今までとは違う立場で、違う視点で、携わっていくことは、必ず勉強になる。
環境が変わらなくても、成長していくことはできる。

なんで、この話をしたかって、
その彼に、昨日の記事を見て欲しかったから。
『虫の目、鳥の目、魚の目』
店長はどの目も必要だけど、うまく3つの目を使い分けて、学んでいってね、と。

そして、人がすべて完璧ではないように、店長も完璧たる必要はない。
自分が得意なところ、周りの人のほうが得意なところ。
自分ひとりじゃ到底手がまわらない。周りの助けが必要。

そんなのはたくさんある。
だってひとりでそのショップを運営しているわけではないから。
あくまでも、みんなでつくりあげて、任せるところは任せたらいい。

3つの目を使って、自分は把握している、見ている。
でも実際に行動するのは、すべて自分である必要はない。
任せることで周りも育つし、協力体制になるし、
見てあげることで、褒めることもできる。

さて、店長になってまだ間のないので試練の連続でしょうか!?
どんな店長話が今度聞けるか楽しみにしときます。

また美味しいランチにでも行きましょう。