読書:「Chikirinの日記」の育て方 (Kindle版)

初のKindle読書です。

超有名ブロガー、
Chikirin(ちきりん)さんの著書:「Chikirinの日記」の育て方 です。

私の友人でもちきりん、ちきりん言ってる人がいますね。(笑)
9年間ブログを運営されていて、書籍も3-4冊出版しています。

実は私もここ最近1-2年くらいで知った方なのですが。

社会的な事象を個性的な見解で発信しているのが魅力的なブログで、
その取り上げる内容もさることながら、掘り下げ方がすごいんですね。

「そんなこと知らなかった、そんな考察思いもしなかった」
と勉強になります。

 

そんな方のKindle書籍をなぜわざわざ見たかったかというと、
タイトルにあるとおり
「日記(ブログ)の育て方」についての内容だったからです。

Chikirinさんの発言や考えは
メインブログや書籍で垣間見ることができます。

このKindle版は、
違う視点でブログ運営に絞ってのことだったからです。

 

いろいろと参考になりました。

よく考え練られてブログを長年運営されていることに脱帽しました。
練るというのは戦略や戦術ではなく、むしろ姿勢そのものです。

今でこそ月間200万PV(ページビュー)を誇るモンスターブログですが、
最初の1年は毎日50PV、月間で1500PV程度だったそうです。
3年目でも毎日150PV、月間で5000PV程度です。

これってほんと一個人レベルのアクセス数です。
それが3年間くらいあるわけです。

もちろんその間に発信し蓄積していた内容に価値があったからこそ、
認知UPのきっかけによる爆発とファン化があるわけですね。

内容や更新頻度なども影響するでしょうし、9年前のIT状況ですから、
PVを現状と単純比較することもできないでしょう。

ソーシャルメディア(FacebookやTwitter)もない環境ですし、
今のように個人ブログが簡単に支持される時代でもなかったと思います。

 

ほかにも実名と匿名発信の違いと考え方なども、なるほどと思います。

ここまで有名な方だと、
仮に一般人だとしても、有名税みたいな状況になります。

日常生活を公開したり、
時系列の年表がわかってしまうことのリスクなど、

最初から考えていたわけではないでしょうが、
ほんと結果よかったですよね。
(ちきりんさんはプライベートな内容はほぼ非公開です)

もしかしたら私のブログも!? と変な可能性を考えると、
いかにブログのテーマや軸、公開範囲ルールなどが大切か、
今の時点から考えれる予備知識になりました。

 

あとは、有名な媒体になってしまったがために、

コメント欄などの運営の大変さなども
実例などもふまえて参考になりました。

あえてコメントを返さない理由や、コメント欄を閉鎖した理由、
コメント欄でアクセス多いブログを利用して
宣伝したりストレス発散する輩。
そんなことも起こるんだな、と参考になりました。

有名税ってほんとすごいですよね。

わかりやすく言うと、
そのブログで紹介してもらうために、取材が来たり、
本を紹介してくださいと送られてきたり、
個人でも紹介依頼の連絡がきたり。

その紹介や発言の重みもわかっている方なので、
安易には受けていないですが。

だって、10万人がフォローしているなんて、
影響力が大きすぎますもんね。

 

Chikirinさんは、メインの「Chikirinの日記」を母体として、
そこには社会的な事象に関する思想や見解のみを発信しています。

そして別に
「ちきりんのパーソナル」や「ちきりんの愛用品」なども運営しています。

こちらでは愛用品などを気軽に紹介しています。
もちろん実際に使って気に入ったもののみですので
アフィリエイトとは重きが違います。

それでも、紹介した毛布が数千枚売れてしまうそうです。

またもろもろブログ運営の広告収入(Google/Amazon)で
年収500万円だそうです。

すごいですね。
いや、むしろ本来ならもっと稼げるはずです。
10万人のフォロアーがいるわけですから。

ただ、本来の目的がブログ収入ではないので、
結果そうなっているそうです。

 

そんなことよりもポイントはやはり、
いかにユーザーを大切にしているかです。

本来ならばひとつのブログにすべての言動を集約してしまったほうが楽です。

でもそうしないのは、
「何の目的でそのブログを訪問する人なのか」を大切にして
コンテンツを育てているからで、
結果ユーザーの拡大とファン化につながっています。

ちきりんさんくらいになれば、
むしろキャラクターとして確立されていますので、

なんでも多方面を書いてもいいわけですよね、
社会、日常、愛用品、趣味。

芸能人や著名人を想定すればわかりやすいかと思います。

その人の発言、行動、持っているもの、買ったもの、
すべてに興味がある、という。

でもあえてしないのは、
「何に共感してフォローしファンとなってくれているか」を
明確に分離しているからです。

 

すっかり長くなってしまいました。

最終的には
●どういうふうにブログを育てていきたいか(目的/目標)
●どういうテーマを扱って、どういうユーザーを増やしたいか
●どういうふうにオリジナル性や個性を出して発信していけるか
●ブログが注目され活気が出てきた先の展望は

このあたりが長期的なブログ運営の強みになっているのだと思います。

 

月間200万PVなんて夢のまた夢かもしれませんが、
(毎日65,000PVですからね、目盛りもメモリも爆発します。。)

初期1年目の50PV/日から
9年間かけてそこまで育ててこられたわけです。

まさに「千里の道も一歩から」、とても勇気づけられます。

いや、アクセスUPを目的にするよりも、
やはり上に書いたような志や未来予想図をしっかりもって
運営することが大切です。

 

私のこの「35mm日記」もブログ引越などを経てもまだ1年目。
同時に始めた専門分野のウェブサイトも1年目。

これからどんな発展と可能性があるのか楽しみに運営していきます。

 

本当は「Chikirin日記」の育て方(Kindle版)
目次だけでも紹介したかったのですが・・・文字数オーバーです。

ぜひこれを機会に、私と同じようにKindleデビューしてみてはいかがでしょうか。 (笑)
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