1920年代。
それは第一次世界大戦の終焉によって迎えた時代。
この戦争によりヨーロッパが疲弊するなか、
アメリカが一気に世界の中心に躍り出た時代。
アメリカ空前の好景気によって、
世界ではじめて大衆社会が生まれた時代。
商業的にも映画館の急増とブロードウェイの繁栄、
スポーツの発展により、
マスメディアによるヒーロー・ヒロインが誕生しはじめた時代。
ニューヨークのエンパイアステートビルがそびえ立った時。
以降40年間、世界一の高さを誇ったこのビルに代表される、
アメリカの経済発展、アメリカ合衆国の象徴ともなったニューヨーク街。
そして、1929年ウォール街のパニックをきっかけに世界各国を襲った世界恐慌。
第一次世界大戦の終焉にはじまり、
世界恐慌の引き金によって終わる、
まさにアメリカのヒステリックなまでの発展と狂乱の時代。
それが1920年代です。
(だいたいこんな感じだと思います。浅い知識にてこの辺で。)
なぜなのか自分でも理由はわからないところもあるのですが
今この時代が気になっています。
そんなタイムリーな好奇心を満たしてくれそうなのが、
1920年代を生きた作家による自叙伝的な小説
スコット・フィッツジェラルド作「グレード・ギャツビー」
彼自身の代表作でもあり、アメリカ文学を代表する作品です。
フィッツジェラルドの作品は、日本語訳が村上春樹のものが多く、
その翻訳としての評価も高いようです。
文学的な見識や知識はないので、
とにかくこの気になっている1920年代という時代に
触れてみたいなあと。
おそらく今じゃ考えられない、
日本のバブル規模でも考えられないような、
ある意味ドラマチックな世界なんだろうと思っています。
繁栄と暴落の狂乱時代、世界も街も人も。
これからゆっくり読んでみたいなと思っています。
ちなみに、この2013年6月14日から、上の小説を原作とした
映画『華麗なるギャツビー』 出演:レオナルド・ディカプリオ 公開です。
予告編をやってましたが、きらびやかな世界ですね。
当時のニューヨークの街や風景も再現されていて、気になりました。
ファッション、インテリア、ジュエリー、建造物、街並み、流行り、音楽、
いろんな時代背景をうまくスクリーン中で再現しているのも映画の魅力ですよね。
ついでに。
スタジオジブリ作品 宮崎駿監督 『紅の豚』
この作品の時代背景も“1920年代~1930年代前半のイタリア”です。
世界恐慌真っ只中のイタリア、アドリア海を舞台に、
空賊(空中海賊)と賞金稼ぎに生きるものたち。
なんなんですかね。
戦争によって飛行機を中心とした工業が
世界的に急速発展すると同時に
古きよき時代、ノスタルジーや、男のロマン、女性の社会進出。
おそらく世界各国でめまぐるしく時代が変化していった時期だと思うんですよね。
抑えきれない持て余すくらいのエネルギーがあった、人も街も世界も。
それが1920年代という時代なんですかね。
いろいろ派生してたら長くなってしまいました。
ちょっと今の時点では、気になってる範囲での浅はかな知識なため、
また「グレート・ギャツビー」を読み終わったくらいの時に、
思いや考えをまとめられたらなあと思っています。
時代を紐解く嗜み、ですかね。