仕事は生きがい、だから愛せる。

俳優の綾野剛さん、俳優であり音楽もやっています。

今年に入ってから顔と名前が一致したんですけど、
ドラマやCMよく出てますね。

ドキュメンタリー番組でのインタビューだったんですけど
とても力強い言葉で印象に残りました。

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仕事は生きがい、生きている実感がする。
だから楽しいことも苦しいこともすべて愛せるんです。

自分が自分でいいよって言ってくれるのが音楽。
音を奏でるって、おれここにいますー!って
自分が自分でいいんだって思うためのもの。

生きてる。
おれはおれを生きてる。
まずはちゃんと自分を生きないと。

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印象的なフレーズだけを抜粋するとこんな感じです。

キザな台詞のようにも聞こえますが、
見た印象は等身大のメッセージでした。

かっこいいですよね!

仕事が生きがい、という表面的な言葉は賛否両論あると思いますが、
「自分がのめり込める事」と捉えれば、
楽しいことも苦しいことも、だから愛せる – そのとおりだなあと思います。

音楽のところも、自分の趣味や打ち込んでいることに置き換えれば、
まさに誰にでも当てはまることですよね。

ブログやウェブサイトを運営することも、同じことかもしれない。
と個人的にすごく共感しました。

そして最後の、「おれはおれを生きる」「まずは自分をちゃんと生きる」 – いい言葉です。

自分に酔っているという印象よりも、
自分はまだまだ半人前、だからこそ全力でやるんだ!という、
アグレッシブというか志高く好奇心旺盛な、30代の男、を見たような気がします。

だからこそすごく共感したわけです。

 

なにかひとつでも打ち込めることがあれば、やっぱり人って強い。
それが仕事でも趣味でもなんでも。

一番自分が好きになる瞬間だし、
自信もつくし、自分で自分を褒めたくなる、
自分が自分らしくいられる、
それが「打ち込めること」がある状態。

そんなことを思いながら、よしまたがんばろー!と思えたお話でした。

いろんな日常生活のなかから
自分へのエネルギーを注入していきましょう。

起業家 vs 会社員

ある起業家はこう言った。
「これから社会的安定もなく、どうなっていくか不安」

ある会社員はこう言った。
「これからこのレールに乗っかったまま時が過ぎていくことに不安」

 

どちらもそうだなと思う。
起業家の不安は一般的だし、なんでもできる期待もあれば、
どうなっていくかという不安も抱えながらやっていくのは、
受け入れられやすい感覚。

会社員のほうを補足すると、これは厳密には役員クラスの人。
そんな人でも、レールに乗っかったまま自分がどうなっていくのか、
そのレールの中で時だけがどんどん過ぎてしまう不安。
一見出世コースの人でもこんな感覚に襲われる。

 

起業家であれ、会社員であれ、
種類こそ違えど、抱える不安は、みなあり、
言い表わせない底の深い不安に急に襲われることもある、ということ。

起業家は自由、会社員は窮屈。
起業家は不安定、会社員は安定。
そういうことではない。

だから一概に比べることすらおかしくて、
同じ天秤にかけるべきでもない。

不安もあり、期待もあり、夢もあり、落胆もあり。
どちらも同じだろう。

 

もし同じものさし、同じ質問ができるとしたら、
・今の仕事は楽しいか?
・今の仕事は誰を喜ばせているか?
・今の仕事は自分を成長させてくれるか?
・今の仕事はどんな未来を見せてくれるか?

これらの質問であれば、
「起業家」「会社員」という肩書や体裁など関係ないところで、
「仕事人」として問うことができるだろう。

だから、もし比べるなら、天秤にかけるなら、
表面的に見えているところや、一般論でなく、
こういった内面を掘り下げた良質なはかりにかけるべきだろう。

それぞれの良い所・悪い所を列挙するのはいいけれど、
それは並べるところまで。

土俵も違うのに、並べたものを同じ土俵にあげようとするから、
比べようとするから、戦わせようとするから、
訳がわからないことになってしまう。

 

結局は自分自身が「今の自分の仕事」をどう位置づけているか、
どういう意味を見出しているか、どういう未来を見ているか。

それだけだと思うし、それだけでいいと思う。