勝つことと勝ち続けることは違う part.final

いろいろとウンチクを言ったけれど、
おそらく今の自分もそうは出来ていない。

半分は結果を出し続けるためのやり方だけど、
半分は間違っているのではないかとも思っている。
ただ答えは今ないし、精一杯やってるところもある。

正解の一本道なんてないので、トライ&エラーでいい。
むしろトライ&エラーを習慣化することのほうが大切。

チャレンジして失敗して、そのくり返し。
失敗からしか学べないこともたくさんある。

失敗して喜びはしないけれど、
失敗を恐れない、免疫をつくることは大切。

それでも1ヶ月後を見据えているわけではなく
2-3年後を見据えて「今努力する内容や方法」をとっている。
積み木式ではなく、逆算式となるような目標と手段。

といっても、
今の自分から見えている2-3年後でしかないので
おそらく浅く狭い視点なのかもしれない。

でもでも!
なんだかんだ言っても「やる」「行動する」しかないのですよ、結論。

ただただ!
将来の自分から「頑張り方が違ってたね」と言われてしまわないように
『瞬間的な結果を出すことに執着することなく、結果を出し続ける自分を磨いていきなさい』

と自分へのエールを送ったところもあるわけで。 2013.秋 現在

 

売上2倍の公式

「売上を倍にしろ!」なんて言われますが・・・
そんなこと言われても倍って・・・ムリムリ

一般的にどの業種でも使われる公式として
【売上=客数×客単価】

売上2倍ということは
客数を2倍に増やすか?
はたまた客単価を2倍に増やすか?
いやどちらも半分ずつ増やそうか??

いやいやそれができたら、そもそも売上は伸びてますよね、簡単に。

もっとかみ砕いて実現可能性のある売上公式は
【売上=客数×客単価×来店頻度】

来店頻度とはある一定期間内に買い物をする回数
サービス業でいえば1ヶ月が一般的かもしれませんが
業種によっては適正な顧客のリピード期間が存在するでしょう。

この公式に当てはめると、売上2倍にするためには、
【売上2倍=客数1.25倍×客単価1.25倍×来店頻度1.25倍】

つまり各項目25%UPすることで、イコール売上2倍になります。

客数が100人だった場合、125人へUP!
客単価が1000円だった場合、1250円へUP!
来店頻度が1回だった場合、1.25回へUP!
(つまりはみんな1回だったのが4人に1人は2回来店)

これで売上2倍が達成できることになります。
なにか奇をてらったことをせずとも、ミラクルな秘策をせずとも、
どの項目を、どれだけ変化させれるか?
その具体的な計画と行動は?

どれかひとつの項目を今の2倍にするために2倍の労力をかけて・・・
ではなくて、3つの項目の集合体であり相乗効果であり。

それなら、あれもこれも少しずつと戦略が乱立してもダメですが、
「2倍にするためには、各ユニットの25%UPの戦略を練る」

そうすることで、不可能と思っていた思考と感情に対して、
実現可能性という光が見えてきます。

経営者視点のある人ならば、
25人増えるくらいか、250円上がるくらいか、4人に1人が2回か、ではなく、
この25%UPという重みと貴重さが身にしみてわかると思います。

大きい売上や利益という数値は
すべてこのように小さく分解できますが、

同じようにこの小さい数値の集合体が
大きい売上や利益になっていることを
知っているからです。

 

「守破離」でもその前に・・・

「守破離」とは有名な教えです。

【守】
師からその流儀を習いそれを忠実に守りつつ修行し、
そこから外れることなくしっかりと身につけること

【破】
師に教えられた流儀を身につけた後、
一歩進めて自らの特性に合うよう修行して、
他流をも研究し、その良い点も取り入れていくこと

【離】
「守」に捉われず、
また「破」も意識せずに独自の新しいものを生み出して、
新境地を拓いて一流を編み出すこと

 

さて今取り組んでいるものはどのステージだろう? となります。
でもちょっと待って下さい。

「守破離」の前にないといけないのが、「型」です。

守るべき「型」があるか、
破ろうとしたとき「型」はできあがっているか、
離れようとしたときに「型」を昇華できるか。

「型」とはつまりは、基礎であり原理原則であり。

そういったものがないと
「守破離」は活かすことはおろかそもそも始まりません。

 

「型」のある人が型を破ることを『型破り』といい、
「型」のない人が型を破ることを『型なし』という。

うまい語呂合わせや例えのようですが、まさにそのとおりだと思います。

「守破離」で一流を極めたいならば、
『型破り』な成功体験や達成を成し遂げたいならば、
まずは「型」を身につけることからです。

 

どうも順序が逆のようなことってありますよね。
「あの人は型にはまらないすごい人」っていますけれど、
その人は「型」を培った上で今の「型破り」があるだけであって、
その「型破り」な部分だけ「型」のない人がカタチだけ真似しても、
そこには「型」がないから「型なし」であって、
「型」がないのに「型」を見ようとせず、やっぱり「型」から入らないと・・・

「型」「型」とガタガタうるさかったですかね。
カタカタとタイピングしましたが、すごく大切なことです。

「守破離の前に型」
これを教えてもらったときは目からウロコでした。

 

Best Mover Advantage

First Mover Advantageという言葉がある。
最初に動いた者が優位、つまり先行者利益のようなもの。

先行者利益とは、市場開拓者であり、
パイ(市場・需要)を独占しているので、それだけ恩恵も大きい。

そしてそこに参入しようとすると、後発は簡単ではない。
構築されたパイを崩す・奪い合う、という競争になる。

まあ簡単に言えば、
後発は不利だし、そう簡単には勝てない、切り崩せない。

 

そこで楽天社長の三木谷浩史さんの言葉。

「簡単に勝とうとするから、勝てないだけのことだ。
大きな戦略を描いて、時間をかければ、大概のものは逆転できる。
First Moverになれなかったら、Best Moverになればいい。」

こういうことだと思う。

つまり、First Mover(先行者)になれない場合
・自分がはじめてもすでに勝ち目はない
・もう誰かやってるし自分はやらない

ではなくて、
Best Mover(最善者)になればいい。
・大きな視点か長期的に見て計画行動する
・簡単に結果を出そうとせずに、未来の結果に焦点を当てる
・広く浅くつまむのではなく、ひとつのことを正しいやり方で深く探究する

そうすることで、誰でも、
Best Mover Advantageを勝ち取ることができる。

 

だから、仕事でも趣味でもなんでもそう。
Never too late.
遅すぎるということはない。

自分が今だ!と思った
BestなタイミングにBestな動きを始めてみたらいい。

すると将来BestなAdvantageを得ている自分に出会うことができる。

Best Mover Advantage だから!! Never too late.
このふたつのセンテンスは合わせて覚えるとより深みが増します。

 

量質転換 (量質転化の法則)

先日書いた記事「才能は練習量には勝てない」に
とてもいいコメントをいただきました。

そこでちょっと付随して追記しようと思います。

 

「量質転換」という言葉をご存知ですか?
(量質転化の法則ともいいます)

これは、
「多くの量をこなすことで、ある時大きな質の変化、つまり飛躍的な向上が訪れる」という意味です。

スポーツをしている人や、営業職などの人は、
指導者から言われたことがあるかもしれません。

説明不要のまさにな言葉だと思います。

自分の直近のことに置き換えます。
約1ヶ月ほぼホームページ作成にゼロから没頭していました。
身ひとつですから、その間他のことはストップします。

つまり通販ビジネスを主軸にしているのであれば、
その間売上を上げる次の策を打つ、もしくは今の売上をキープすることすら
危うい状況ということになります。

それでもいいと思ってやっています。

プラスな判断材料からすれば
・今種をまいておかないと(ホームページ土台)次につながるまでに時間がかかる

マイナスな判断材料からすれば
・その間の収益にリスクをきたす(瞬間的リスク)
・アクシデントやイレギュラーで作り上げたホームページを壊す可能性がある(長期的リスク)

つまりは、
今やっておかないとと判断している反面、
うまくいかなかった場合、ゼロに戻る。

それどころか
その間の見込み収益ロス・投資した自分への人件費ロスなど、
マイナスからのリスタートとなるかもしれません。

 

ところが!
冒頭に戻ります。

「量質転換」の考え方からすると、
仮に悪い事態が待ち受けていたとしても、決してゼロにもマイナスにも戻らないんです。

そこで得た学び、こなした練習量、経験値、集中して実行した量、
この糧が必ず自分の血肉となって残るからです。

もちろんうまくいってほしいのは当たり前なので、
できれば最悪の事態は避けたいもの。

でもそればっかりはわかりませんからね。

リスクばかりを懸念して「ムダになるならやらない」という
判断が一番悪。

だって上の例で置き換えれば、
もし仮にダメになったとして、次にまたホームページをつくるときには、
おそらく1ヶ月もかからずに今の状態にいけますし、
今回あとから「あそこはこうしておけばよかった」と思っていることも、
次は最初から改善材料として反映させることができるので、
効率も上がる、質も上がる、まさに「量質転換」となるわけです。

そうは言っても人は感情的なもの。
弱い自分と対峙するもの。

だからこそ!
くじけそうな時に支えになってくれるのがこの言葉「量質転換」です。