フジサン!フジサン!フジサン!

元旦に富士山に登る。
初日の出が富士山からの御来光。

なんとも憧れる。

それはさておき、花の話。

昨年の秋に初めて見つけて、
思わず一目惚れしてしまった「バラ・フジサン」。

ショップにもそんなに多くは出回っていなかったので、
いくつかの苗を購入し育てている。

3-4号のポット苗に、結構な蕾をつける。
おそらく平均で5個以上は。

そして四季咲き中輪バラよろしく、
秋から冬にかけてもよく咲いている。

そんなフジサンを定期的におさめていたもの。
これでも厳選したのだけれど結構な枚数。

まったく興味のない人には、
全部同じに見えるだろう。

もちろん同じ花。

でも色合いや時間帯によっての日の当たり方で、
印象が変わってくる。

「フジサン」は、もともと気温・日光・紫外線に敏感で、
咲く花もホワイトからピンクまで変幻自在なのである。

そのことは前に書いた。
こちら ⇒ バラ 「フジサン」

写真におさめた時期を順番にペタペタ貼る。

バラ・フジサン11

バラ・フジサン12

バラ・フジサン13

バラ・フジサン14

バラ・フジサン15

バラ・フジサン16

バラ・フジサン17

バラ・フジサン18

バラ・フジサン19

バラ・フジサン20

 

我が家で鑑賞する以外にも、
これはお供え用でもある。

ベランダで育てて、咲かせて、
それを御佛前として定期的にお供えするために。

実はそんな目的と意味も見出して、
俄然気持ちを込めて育てている。

昨年暮れに他界した祖母。
バラが好きだったわけでもないと思うけれど。

今のところ切らすことなく、
祖母の仏壇に花を添えている。

定期的に実家に出向いては。

昔静岡に住んでいた祖母の家に、
小学生夏休み丸々1ヶ月をそこで過ごしたこともある。

家族みんな一緒で富士山や富士五湖めぐり。

懐かしい。

だから富士山にも思い入れがあり、
今年も「フジサン」だけでなく、いろいろな育った花を、
切り花にして祖母に届ける。

 

ゼラニウムは年中無休

冬だというのに、ゼラニウムがよく咲いている。

ほんとこの花には愛着がある。

種類も豊富でいろいろな色・咲き方がある。

ゼラニウム春夏編はすでに記した。
こちら ⇒ NHK趣味の園芸、お世話になってます。

 

冬が近づくとガーデンショップからも花が減る。
でもゼラニウムだけはときたま顔を出す。

こんな時期に?と思うけれど、
しっかり蕾をつけ、咲いている。

もちろん春先に出回る苗が丈夫だけれど、
冬でも咲いているということ自体が丈夫な証拠と、
なんだかんだ理由をつけて買ってしまう。

 

つい最近見つけて買ったのが、
「ゼラニウム・ホワイトスプラッシュ」

ゼラニウム ホワイトスプラッシュ1

 

なんとも一足早い春を感じさせてくれる。

この色あいというか模様がなんとも風情がある。

ヨーロッパ原産およびヨーロッパの日常を飾る花だけれど、
これを見るとすごく日本的な香りさえしてくる。

 

もちろんゼラニウムの王様(と勝手に言っている)
ダークレッドも咲いている。

花房が手のひらくらいの一番大きな花タイプ。
濃い赤がなんとも品格がある。

ゼラニウム ダークレッド

 

名札はとっていないので、名前がわからないが、
こんなピンクのかわいらしいものもある。

ゼラニウム カリオペ

 

その他、ハイブリット・ゼラニウムと言われる、
品種改良された強い苗が特徴の種類も咲きつづけている。

ダブルテイクのピンクやホワイト。
下のは参考写真だけれど、なんとも古都を思わせる。

ハイブリット・ゼラニウム ダブルテイク

ハイブリット・ゼラニウム ホワイト

このふたつは、我が家のベランダで、
今も咲いているけれど。

少し花が小さい(冬だからしょうがない)。

今回は参考写真だけど、
次の春にはお手製の立派な花を記録したい。

 

とまあ、花生活もゼラニウムにはじまったようなもの。
そして、一年を通して年中無休のゼラニウム。

かなり楽しませてもらった。

2年目・3年目と株も茎も太く丈夫になってくるので、
そこがまた楽しみのひとつである。

育てがいがあるというもの。

 

このかなり丈夫で初心者にも安心なゼラニウム。
実は道端や歩道沿い、いろんなところに咲いている。

おそらくすぐに見るけることができると思う。
見つけ方は、大きくて厚みのあるもみじのような形をした葉。

赤、ピンク、紫、といった一般的なゼラニウムに溢れている。

 

何度道端のゼラニウムを少し拝借しようと思ったことか。
いや、思いとどまったけれど。

自然の場所に根付いているということは、
それだけ強靭に育っているということだから。

そこが魅力的だった。

園芸店や買ってきた鉢ものとは違う。
年季がありすぎて、木の枝のように、茎が木質化している。

こういうこと。

ゼラニウム 木質化

 

それはさておき、ゼラニウム1年間ありがとう。

また春先に向けて、あまり衝動買いしすぎずに、
備えてベランダの場所を確保しておかないと。

 

読書:「ボタニカル・ライフ -植物生活」 いとうせいこう

今年一番ハマったドラマは、
「植物男子 ベランダー」(NHK BSプレミアム)だ。

哀愁ただよう中年オヤジ(田口トモロヲ)の、
都会のベランダで育てる植物たちとの物語。

とにかくおもしろい。
そしてあらゆるところでセンスが光る。

こんな感じの映像。

ベランダー

もう終わったけれど、公式サイトは残っている。
(まだスタッフブログも更新しているようだ)

一話ごとに、
「植物SONG」なるコーナーもあったり、
「多肉劇場」という多肉植物たちの短い物語、

「愛しの草冠」という植物と漢字のコーナー、
(しかも語りは松尾スズキ)

BGMもジャズから映画音楽、ゲーム音楽からと、
かなりハイセンス。

そして、一話ごとに使われた楽曲も、
すべて公式サイトに掲載されているという心配り。

公式サイト:植物男子ベランダー

 

これに相乗してハマったのが、
主題歌を歌っていた大橋トリオ。

基本主題歌は「アネモネが鳴いた」なのだが、
ストーリーに合わせて、主題歌が替わっている。

そのすべてが大橋トリオの歌だった。

思わずベスト・アルバムを聴きたおして
さらにハマった。

大橋トリオ

 

BGMで流れたジャズにもハマり、
オープニングや劇中に流れるセロニアス・モンク。

まさに大人のJAZZ。
軽快なピアノソロがかっこいい。

もうこのジャケットからしてかっこいい。

セロニアス・モンク

 

ふーっ、やっと本題。

そして、原作が気になって気になって。

「ボタニカル・ライフ -植物物語」 / いとうせいこう

これは電車の中や出先では読まないほうがいい。
思わずクスっと笑ってしまうから。

植物との日常生活を書いた3年間のエッセイ。
四季折々の植物たちと、季節ならではの奮闘。

確かなにかの賞も受賞している作品。

Amazonレビューなんかも見れもらえば、
そのおもしろさはお墨付き。

 

植物に多少知識がある、
(名前が出てきて頭にその植物が浮かぶ)

植物を育てた経験のある人なら、
「わかる、わかる!」と合いの手を入れたくなる。

そしてなんか知らないけど、
「みんな大変なんだ。そうだよなー。」
「いろんな環境でがんばってるんだ。」と、
変な勇気をもらえる。

よし、オレもがんばって育ててみせよう!と。

 

そんなわけで、一気に読んでしまったこの本。

なにやらその続編もあった。
数年後にまた植物エッセイを再開しまとめたもの。

「自己流園芸ベランダ派」 / いとうせいこう

これを今読んでいる。
楽しい。

自己流園芸ベランダ派

 

とまあ、こんな感じで、
今年の自身の植物生活とあわせて、
これらを堪能し満喫した。

ひとつのドラマから、
音楽や原作まであさくりまくったあたりが、
どのくらいハマったかがわかってしまう。

 

あっ、今日の今日言うのもあれだけど、
12月30日23:00- NHK BSプレミアム
「植物男子ベランダー」全13話 一挙放送!

公式サイト:植物男子ベランダー

 

お気に入りの話は何回も観たし、
しっかり全話録画保存されているのだけれど、

今回の一挙放送も録画しよう。

DVD化とかされそうな雰囲気今のところないし
この師走の一挙放送は貴重。

そしてまた読書へと戻るのである。
そしてまた植物たちとの真剣勝負がはじまる。

なんてったって、キャッチフレーズが、
「ボタニカル・ハードボイルド」だからねー。

植物男子ベランダー

 

カーテンとポトス

ポトス・マーブルクイーン。

ポトスの中でも、白い模様をおびた葉が特徴的な、
個人的にお気に入りのポトス種。

5号鉢の吊りタイプを買ったのが春。

ポトスマーブル カーテン

春の涼しい風をうけながら~。

梅雨のじめじめとした湿気にも耐え。

夏のレース越しとはいえ、強い日射しに耐え。

そのご褒美にと、
器を買った時のセンスのないプラ鉢から、
赤いブリキの鉢に植え替えてあげる。

あれよあれよと大きくなりつづけ。

 

せっかくアンティーク感あってオシャレな鉢も、
見えなくなるくらい葉を広げ。

そして年末には、ここまできた。

ポトスマーブル カーテン2

もう床に届きそう。

買った当初、少し長めの枝を付けていたから、
気にって買った。

でも30cmくらいだったと思う。

それが1年弱で1mまで伸びた。
すさまじい。

しかも生き生きとしているし、
徒長していない証拠に等間隔に葉をつけている。

 

今年中に着陸(床に届くの意)するかなあとも思ったが、
やはり寒くなると成長スピードが遅くなった。

それでも全然大丈夫。

1年間で1mも成長するなんて立派だよ。

 

さて、当の育てている自分は、
ポトスほど成長できたのだろうか。

なんて考えてみる。

深刻に考えてみようとはするけれど、
こんなポトスを見て癒やされる気持ちが勝る。

今年もよくがんばった!

来年も自分のペースでスクスクと成長してください。

 

ポトスについてのお話

ジブリで楽しむ観葉植物たち

我が家にはジブリのプランターがいくつかある。

どれもとても精巧なつくりで、
もちろんオフィシャル公認だからだろう。

その世界観に包まれる。

そんななかから最近のお気に入りを紹介。

 

ひとつは、「魔女の宅急便」プランター。

レンガ色の建物にジジがまたかわいらしい。

ちょうど20cmくらいの幅なので、
売られている苗、3号ポットがふたつ納まるサイズ。

食卓を飾るも、リビングに置くも、デスクの上でも。
お気に入りの場所へ。

まさに飾って楽しむ、育てて楽しむ感じ。

魔女の宅急便プランター

 

もうひとつは、「もののけ姫」プランター。

大木の切り株のようなつくりとコダマたち。

ちょうど最近入手したホットな鉢。
もう製造中止になっている。

どんな植物を飾ろうか悩んでいたところ、
いいのを発見。

半年くらい前に買って、
ずっとベランダに放置していたセダム。

多肉質な観葉植物で、
ヨーロッパでは屋外で地面に絨毯のように。

モサモサと成長していたのでちょうどいい!

もののけ姫プランター2

鉢も直径20cm弱あるので、
このセダムたち、かなり増殖している。

春には、黄色い花を咲かせるセダム。

このコダマたち。
360度いろんな場所にいろんなポースで存在している。

ちょっとセダムに隠れていたりもして。

気分転換にまわしながら、
お気に入りのアングルでたまには変化させてもいいかも。

なかなかいい世界観が演出できた。
セダムのおかげで。

 

わかりやすく参考写真をお借りすると、

買ったときは3号苗のこんなポットにおさまる。

セダム1

それがここまで大きくなったのだからすごい。

 

そして、春先に花が咲いてくれるとこんな感じに。

セダム2

小さい黄色の花がなんともきれい。

これが一面にできるので、
この季節は緑の絨毯が、一気に黄色の絨毯になる。

 

そんなセダム。
我が家のセダムはというと、

古来の森というよりも、
タタリ神のような風貌で、結構気に入っている。

もののけ姫プランター1

 

このまま春に花が咲いてくれたら、
かなりうれしい。

タタリ神が清められる日が来るのか?!