専門書:「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書」 レビュー

WordPress導入から運用まで、入門から応用まで、
本格的に使いたい人へ、愛読者も多い定番書です。

教科書という名のとおり、手順通りにサンプルサイトを作りながら、
Wordpressをマスターしていくための本です。

本気で本格的に腰を据えて勉強するつもりの方ならば、
いろんな本に手を出すよりも、この本を最初から最後まで実践し、
マスターするほうが、身につくことも多いと思います。

たしか最近「教科書2」も発売されていると思います。

 

ただしHTML5 CSS PHP の知識がない人にはかなり難しい本です。
上級者向きです。

あまりにも紹介されることの多い良書ではありますが、
一度購入前に実際に手にとって内容を確認することをおすすめします。

またAmazonレビューなどで購入者の意見が多く寄せられています。
初心者から上級者の方まで、いろんなレベルの方の意見ですので、
自分のレベルに当てはめながら参考にできると思います。

 

ほんと目次を見るだけでも、初心者向けでないことだけはよくわかります。

第1部 基礎編

  • CHAPTER1 まずは表示させてみよう
  • CHAPTER2 基本サイトの構築
  • CHAPTER3 ユーザビリティ向上

第2部 発展編

  • CHAPTER4 SEO対策
  • CHAPTER5 コミュニケーション
  • CHAPTER6 アクセス解析
  • CHAPTER7 SLLによるセキュリティ

第3部 応用編

  • CHAPTER8 発展的な機能を使う
  • CHAPTER9 プラグインを作成する
  • CHAPTER10 ハイパフォーマンス化

 

専門書:「ガンガン集客したい人のかんたんWordPress入門」 レビュー

本書タイトルとは裏腹に、ゼロからワードプレスを勉強できる良書です。
初心者にはうれしいインストールの流れから丁寧に紹介されています。

WordPressは難しいという先入観や固定概念、
一度トライしたけどすぐに挫折してしまった、
食わず嫌いでなかなかワードプレスに手が出せない・・・

そんな方たちの悩みをすぐにやさしく解説、解決してくれる本です。

全体像がきれいに整理されていて、
ひとつひとつ順を追って手順が紹介されています。

 

例えば、いざワードプレスをはじめようと思ったとして、
ひとつひとつの難関が待ち構えているわけです。

サーバーって? (レンタルサーバーの契約方法)
ドメインって? (独自ドメインの取得方法)
インストールって? (クイックインストール手順)

これをそれぞれWeb検索したりすると
膨大に時間もかかってしまいますし、
なにより初心者には見る情報すべてがちんぷんかんぷんです。

また行き着いたページによっていろいろと違いがあります。
書かれていること、手順、おすすめ、などなど。

さて、どの情報をチョイスして、
なにを手引きに実践していったらいいものかと。

 

そういった初心者ならでは、ゼロからはじめる人ならではの悩みを、
本書は一気にスッキリ解決してくれます。

おそらく時間短縮にもなりますし、
効率的・効果的にWordpressを始めることができると同時に、
変な先入観や挫折感を味わうこともつまずくこともなくなります。

これから始める人は右も左もわかりません。
ワードプレスの有益な情報源も、ワードプレスの数ある専門書から、
どれを選んでいいものかも。

間違いなく本書はそんな方に役立つ良書だと思います。

 

Amazonレビューなどでも好評価でした。

早い方で2時間、ゆっくりやっても1-2日で、
簡単にWordpressデビューできています。

しかもレビューしているほとんどの方がゼロからです。

 

また、FacebookやTwitterの連携、SEO対策への機能導入など、
かゆいところに手が届くような内容も有り、
一気にサイト構築ができます。

これからワードプレスを挑戦したい方、まったく知識がなくても大丈夫、
理解度も深まり、実践的です。

 

あえてクギをさすならば・・・
タイトルにある「ガンガン集客~」はやや誇張ですね。
(未来への明るい展望か)

この箇所に関する実践的なことや手法、
SEO対策に関しては述べられていません。
(そもそもそれは対象が中~上級者になります)

それを差し引いても、良書であることは間違いありません。

 

読書:「Chikirinの日記」の育て方 (Kindle版)

初のKindle読書です。

超有名ブロガー、
Chikirin(ちきりん)さんの著書:「Chikirinの日記」の育て方 です。

私の友人でもちきりん、ちきりん言ってる人がいますね。(笑)
9年間ブログを運営されていて、書籍も3-4冊出版しています。

実は私もここ最近1-2年くらいで知った方なのですが。

社会的な事象を個性的な見解で発信しているのが魅力的なブログで、
その取り上げる内容もさることながら、掘り下げ方がすごいんですね。

「そんなこと知らなかった、そんな考察思いもしなかった」
と勉強になります。

 

そんな方のKindle書籍をなぜわざわざ見たかったかというと、
タイトルにあるとおり
「日記(ブログ)の育て方」についての内容だったからです。

Chikirinさんの発言や考えは
メインブログや書籍で垣間見ることができます。

このKindle版は、
違う視点でブログ運営に絞ってのことだったからです。

 

いろいろと参考になりました。

よく考え練られてブログを長年運営されていることに脱帽しました。
練るというのは戦略や戦術ではなく、むしろ姿勢そのものです。

今でこそ月間200万PV(ページビュー)を誇るモンスターブログですが、
最初の1年は毎日50PV、月間で1500PV程度だったそうです。
3年目でも毎日150PV、月間で5000PV程度です。

これってほんと一個人レベルのアクセス数です。
それが3年間くらいあるわけです。

もちろんその間に発信し蓄積していた内容に価値があったからこそ、
認知UPのきっかけによる爆発とファン化があるわけですね。

内容や更新頻度なども影響するでしょうし、9年前のIT状況ですから、
PVを現状と単純比較することもできないでしょう。

ソーシャルメディア(FacebookやTwitter)もない環境ですし、
今のように個人ブログが簡単に支持される時代でもなかったと思います。

 

ほかにも実名と匿名発信の違いと考え方なども、なるほどと思います。

ここまで有名な方だと、
仮に一般人だとしても、有名税みたいな状況になります。

日常生活を公開したり、
時系列の年表がわかってしまうことのリスクなど、

最初から考えていたわけではないでしょうが、
ほんと結果よかったですよね。
(ちきりんさんはプライベートな内容はほぼ非公開です)

もしかしたら私のブログも!? と変な可能性を考えると、
いかにブログのテーマや軸、公開範囲ルールなどが大切か、
今の時点から考えれる予備知識になりました。

 

あとは、有名な媒体になってしまったがために、

コメント欄などの運営の大変さなども
実例などもふまえて参考になりました。

あえてコメントを返さない理由や、コメント欄を閉鎖した理由、
コメント欄でアクセス多いブログを利用して
宣伝したりストレス発散する輩。
そんなことも起こるんだな、と参考になりました。

有名税ってほんとすごいですよね。

わかりやすく言うと、
そのブログで紹介してもらうために、取材が来たり、
本を紹介してくださいと送られてきたり、
個人でも紹介依頼の連絡がきたり。

その紹介や発言の重みもわかっている方なので、
安易には受けていないですが。

だって、10万人がフォローしているなんて、
影響力が大きすぎますもんね。

 

Chikirinさんは、メインの「Chikirinの日記」を母体として、
そこには社会的な事象に関する思想や見解のみを発信しています。

そして別に
「ちきりんのパーソナル」や「ちきりんの愛用品」なども運営しています。

こちらでは愛用品などを気軽に紹介しています。
もちろん実際に使って気に入ったもののみですので
アフィリエイトとは重きが違います。

それでも、紹介した毛布が数千枚売れてしまうそうです。

またもろもろブログ運営の広告収入(Google/Amazon)で
年収500万円だそうです。

すごいですね。
いや、むしろ本来ならもっと稼げるはずです。
10万人のフォロアーがいるわけですから。

ただ、本来の目的がブログ収入ではないので、
結果そうなっているそうです。

 

そんなことよりもポイントはやはり、
いかにユーザーを大切にしているかです。

本来ならばひとつのブログにすべての言動を集約してしまったほうが楽です。

でもそうしないのは、
「何の目的でそのブログを訪問する人なのか」を大切にして
コンテンツを育てているからで、
結果ユーザーの拡大とファン化につながっています。

ちきりんさんくらいになれば、
むしろキャラクターとして確立されていますので、

なんでも多方面を書いてもいいわけですよね、
社会、日常、愛用品、趣味。

芸能人や著名人を想定すればわかりやすいかと思います。

その人の発言、行動、持っているもの、買ったもの、
すべてに興味がある、という。

でもあえてしないのは、
「何に共感してフォローしファンとなってくれているか」を
明確に分離しているからです。

 

すっかり長くなってしまいました。

最終的には
●どういうふうにブログを育てていきたいか(目的/目標)
●どういうテーマを扱って、どういうユーザーを増やしたいか
●どういうふうにオリジナル性や個性を出して発信していけるか
●ブログが注目され活気が出てきた先の展望は

このあたりが長期的なブログ運営の強みになっているのだと思います。

 

月間200万PVなんて夢のまた夢かもしれませんが、
(毎日65,000PVですからね、目盛りもメモリも爆発します。。)

初期1年目の50PV/日から
9年間かけてそこまで育ててこられたわけです。

まさに「千里の道も一歩から」、とても勇気づけられます。

いや、アクセスUPを目的にするよりも、
やはり上に書いたような志や未来予想図をしっかりもって
運営することが大切です。

 

私のこの「35mm日記」もブログ引越などを経てもまだ1年目。
同時に始めた専門分野のウェブサイトも1年目。

これからどんな発展と可能性があるのか楽しみに運営していきます。

 

本当は「Chikirin日記」の育て方(Kindle版)
目次だけでも紹介したかったのですが・・・文字数オーバーです。

ぜひこれを機会に、私と同じようにKindleデビューしてみてはいかがでしょうか。 (笑)
こちら ⇒ Kindleで効率的に情報を集める

 

Kindleで効率的に情報を集める

最近Kindle(キンドル)デビューしました。
Amazonの電子書籍ですね。

以前は、Kindle端末がないと購読できないと思っていたのですが
最近、専用の無料アプリを入れればスマホでも読めることがわかり。

気になっていた本がどうしてもKindleでしか販売されていなかったので
これを機会に始めてみました。

 

Kindleと言えば
当初は書籍で販売されているものの電子版というイメージですが
今ではKindleでしか販売されていないものも多くあります。

これには理由があって、
・安価に出版できること
・出版社などを介さずに自主出版として容易にできること
・安価に提供できること
・出版までのスピード(製本)が早いこと

このあたりが要因ではないかと個人的には思っています。

 

こういった背景があってか、今ではKindleだけの書籍も増え、
最近では一個人の人も著者として出版されています。

一昔前でいうと、「情報商材」として販売していたり「メルマガ登録」で
読者を確保していたり。

そういった情報系が多くKindleとして出回っているように思います。

実際そういったKindle書籍は販売価格が100円程度ですので、
新たな新規顧客開拓や過去発信してきた情報の整理本として、
うまく活用されているのだと思います。

 

これからもっと個人でKindleを出版してくる人は増えてくるのではと
思っています。

そういえば、
私がWordpress関連情報でお世話になっていたウェブサイト。

とても丁寧に親切に解説されているサイトだったのですが、
その方のKindle書籍も発見しました。

なるほどなー、と感心してしまいました。

サイトにも掲載していた内容を精査して、
テーマごとに書籍化しているんですね。

 

これってこれからますます発展性があるかもしれません。

たとえば、
長年ブログを運営している方も、蓄積した自分の情報源のなかから、
あるテーマやカテゴリーを抜粋精査して、Kindle化することが可能です。

そうすることで、
新しい読者が広がり、ブログやサイトへの相乗効果になります。

 

専門的なジャンルでもいいですよね。
例えば、釣りブログをしている人ならそのハウツーを、
例えば、スノボやサーフィンなどスポーツ系ならそのハウツーを。

これまでに自分で書き残してきたブログを、
改めてまとめてKindle化する。

これって資産の二次利用と言いますか、発展型になります。

 

実際に私も、
過去数年ブログやメルマガを購読している発信者の方がいて、
そういった方がKindle化してまとめたものなら買うかなと思います。

なかなかブログやメルマガは保存したりいつでも見れるとしても、
改めてメールボックスをひっくり返したりして探したりはしないですよね。
多くなればなるほど。

それをちょっとした小冊子にまとめてくれるのであれば、
復習もかねてもう一度読みたい、手元に持っておきたいと思うでしょう。
しかも書籍よりも安価ならばなおさら。

 

スマホの画面でも遜色なく読めますし、
もちろん画面サイズがもう少し大きければさらによいです。

個人的には書籍/Kindleと両方あるものは、なるべく書籍を使います。
これは個人差もあるでしょうが、やはり紙のようが読みやすいので。

あとKindle書籍はそういったものも考慮していてページ数も
100-200ページ以内です。

しかもスマホなどの端末で見れる程度の文字数ですので、
ほんとうに文字数としては多くないです。

もしハードカーバーの1ページをKindle化したとするなら、
Kindleでは2ページ以上はさかないといけない場合もあり、
やはり小説やビジネス書など分厚いものはページ数が増えるのではと。

このあたりは個人の趣味の範囲ですね。
Kindleで買えば書籍よりも安価に買えるのも事実です。

 

さて、一気に2-3つほど購入してみましたが、
読み切りサイズとしてもよかったです。

どちも100-200ページ以内でしたし、
どこまで読んだかも記憶してくれるので。

もしかしかたら、
これから私のこのブログサイトや運営しているウェブサイトも、
情報を精査してKindle化できる日がくるかもしれません。

これって結構おもしろいですよね。

ブログをされている方は、定期的な更新もなかなか大変ですけれども、
こういった将来の明るい展望や可能性も感じながら、
今のブログ運営をしっかり軸をもって継続していけたらいいですね。

 

専門書:「プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100」 レビュー

すでに紹介しました
「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意」
著者による最新刊です。

タイトルは、「プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100 ファンにも検索エンジンにも好かれるブログ運営の極意」と正式名称は長いです。
※こちらを赤本(赤い表紙なので)として紹介しています

 

前回からの新しいノウハウももちろんありますが、
どちらを先に読むという順番はないかもしれません。

どちらかというと、
本著のほうがGoogle+も含めたSNSとの連携項目や、
HTMLの知識もふまえたコツが多いように思います。

そういった意味でも、白本赤本、内容のダブリは多少ありますが、
それは基本的に知っておいたほうがいいやり方や考え方で、
どちらも実践できることはつまっていると思います。

 

目次から紹介しますと

[02]数値目標として、今後半年間に書くブログの記事数を考える
[12]トラブルや困ったことが解決したら、解決方法をブログに書く
[32]記事のタイトルの先頭に、もっとも大事なキーワードを書く
[33]記事本文でも、大事なキーワードは最初の方に書く
[36]強調タグ(STRONG)を使うのは特に重要な言葉だけに絞る
[38]画像タグ(IMG)には必ずALT属性を入力する
[60]ブログのFacebookページを作り、「インサイト」を見る
[61]Google+ページを作り、「HootSuite」で新着記事を自動投稿する
[67]「Feedly」に対応したフィード登録ボタンを設置する
[90]記事に動画を挿入して、ブログの滞在時間を延ばす
[95]ソーシャルメディアでコメントを受け取り、質問などには次の記事で答える etc…

 

2冊とも関連して言えることですが、

「結局1冊読んだけど、自分に取り入れられることはなかった」
「結局なにが言いたかったの?著者の武勇伝、自慢話が多い」
「あなたはできるかもしれないけど、私はその環境にない」
といった不満感はないと思います。

そのくらい誰でも使えるツールや環境のなかで、
あとは自分が何を取り入れて、どう実践するか、ですね。

ほんとにいろんな知識や情報として参考になりました。

一気には、すべてはできないかもしれないですけど、
間違いなくブログを書きつづけることの可能性を感じれる本です。

いや、ブログだけでなく、ウェブサイトや情報発信など、
webを使って何かを伝えたい人、
売りたい人すべてに役に立つと思います。

関連記事:
専門書:「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意」 レビュー