売上2倍の公式

「売上を倍にしろ!」なんて言われますが・・・
そんなこと言われても倍って・・・ムリムリ

一般的にどの業種でも使われる公式として
【売上=客数×客単価】

売上2倍ということは
客数を2倍に増やすか?
はたまた客単価を2倍に増やすか?
いやどちらも半分ずつ増やそうか??

いやいやそれができたら、そもそも売上は伸びてますよね、簡単に。

もっとかみ砕いて実現可能性のある売上公式は
【売上=客数×客単価×来店頻度】

来店頻度とはある一定期間内に買い物をする回数
サービス業でいえば1ヶ月が一般的かもしれませんが
業種によっては適正な顧客のリピード期間が存在するでしょう。

この公式に当てはめると、売上2倍にするためには、
【売上2倍=客数1.25倍×客単価1.25倍×来店頻度1.25倍】

つまり各項目25%UPすることで、イコール売上2倍になります。

客数が100人だった場合、125人へUP!
客単価が1000円だった場合、1250円へUP!
来店頻度が1回だった場合、1.25回へUP!
(つまりはみんな1回だったのが4人に1人は2回来店)

これで売上2倍が達成できることになります。
なにか奇をてらったことをせずとも、ミラクルな秘策をせずとも、
どの項目を、どれだけ変化させれるか?
その具体的な計画と行動は?

どれかひとつの項目を今の2倍にするために2倍の労力をかけて・・・
ではなくて、3つの項目の集合体であり相乗効果であり。

それなら、あれもこれも少しずつと戦略が乱立してもダメですが、
「2倍にするためには、各ユニットの25%UPの戦略を練る」

そうすることで、不可能と思っていた思考と感情に対して、
実現可能性という光が見えてきます。

経営者視点のある人ならば、
25人増えるくらいか、250円上がるくらいか、4人に1人が2回か、ではなく、
この25%UPという重みと貴重さが身にしみてわかると思います。

大きい売上や利益という数値は
すべてこのように小さく分解できますが、

同じようにこの小さい数値の集合体が
大きい売上や利益になっていることを
知っているからです。

 

「守破離」でもその前に・・・

「守破離」とは有名な教えです。

【守】
師からその流儀を習いそれを忠実に守りつつ修行し、
そこから外れることなくしっかりと身につけること

【破】
師に教えられた流儀を身につけた後、
一歩進めて自らの特性に合うよう修行して、
他流をも研究し、その良い点も取り入れていくこと

【離】
「守」に捉われず、
また「破」も意識せずに独自の新しいものを生み出して、
新境地を拓いて一流を編み出すこと

 

さて今取り組んでいるものはどのステージだろう? となります。
でもちょっと待って下さい。

「守破離」の前にないといけないのが、「型」です。

守るべき「型」があるか、
破ろうとしたとき「型」はできあがっているか、
離れようとしたときに「型」を昇華できるか。

「型」とはつまりは、基礎であり原理原則であり。

そういったものがないと
「守破離」は活かすことはおろかそもそも始まりません。

 

「型」のある人が型を破ることを『型破り』といい、
「型」のない人が型を破ることを『型なし』という。

うまい語呂合わせや例えのようですが、まさにそのとおりだと思います。

「守破離」で一流を極めたいならば、
『型破り』な成功体験や達成を成し遂げたいならば、
まずは「型」を身につけることからです。

 

どうも順序が逆のようなことってありますよね。
「あの人は型にはまらないすごい人」っていますけれど、
その人は「型」を培った上で今の「型破り」があるだけであって、
その「型破り」な部分だけ「型」のない人がカタチだけ真似しても、
そこには「型」がないから「型なし」であって、
「型」がないのに「型」を見ようとせず、やっぱり「型」から入らないと・・・

「型」「型」とガタガタうるさかったですかね。
カタカタとタイピングしましたが、すごく大切なことです。

「守破離の前に型」
これを教えてもらったときは目からウロコでした。

 

Best Mover Advantage

First Mover Advantageという言葉がある。
最初に動いた者が優位、つまり先行者利益のようなもの。

先行者利益とは、市場開拓者であり、
パイ(市場・需要)を独占しているので、それだけ恩恵も大きい。

そしてそこに参入しようとすると、後発は簡単ではない。
構築されたパイを崩す・奪い合う、という競争になる。

まあ簡単に言えば、
後発は不利だし、そう簡単には勝てない、切り崩せない。

 

そこで楽天社長の三木谷浩史さんの言葉。

「簡単に勝とうとするから、勝てないだけのことだ。
大きな戦略を描いて、時間をかければ、大概のものは逆転できる。
First Moverになれなかったら、Best Moverになればいい。」

こういうことだと思う。

つまり、First Mover(先行者)になれない場合
・自分がはじめてもすでに勝ち目はない
・もう誰かやってるし自分はやらない

ではなくて、
Best Mover(最善者)になればいい。
・大きな視点か長期的に見て計画行動する
・簡単に結果を出そうとせずに、未来の結果に焦点を当てる
・広く浅くつまむのではなく、ひとつのことを正しいやり方で深く探究する

そうすることで、誰でも、
Best Mover Advantageを勝ち取ることができる。

 

だから、仕事でも趣味でもなんでもそう。
Never too late.
遅すぎるということはない。

自分が今だ!と思った
BestなタイミングにBestな動きを始めてみたらいい。

すると将来BestなAdvantageを得ている自分に出会うことができる。

Best Mover Advantage だから!! Never too late.
このふたつのセンテンスは合わせて覚えるとより深みが増します。

 

許すということ

「許すことは、自分の状態によって決まる」

こんな言葉が飛び込んできた。
なるほど深い。

満たされていれば許せることも、
満たされていなければ許すことができにくい。

そもそも許せないという感情は、
・思い通りにいかないとき
・思っていた結果や期待と違っていたとき
・思いもしなかった事態が起こったとき

など、自分の想定していなかったシチュエーションによって芽生える。

そしてその時に許せるかどうかは

・心の余裕
・自分主体ではなく相手や客観的な立場からも見れる
・許せないその出来事にそこまで執着するほどなく満たされている

この辺で決まってくる、ということなんだろうと思う。

相手が謝ったから許す
状況が改善したから許す
代わりになることを埋め合わせしてもらったから許す ・・・

こういった「自分以外のもの」によって許すのではなくて
自分からまずは許せる心や状態をつくっていく。

「許すことは、自分の状態で決まる。」

逆転の発想のようで、すっと心に入ってくるものがあった。

ピリピリ!キリキリ!イライラ!しても、
自分にも周りにもいい影響はないですからね。

自分も周りも許せることが、自分も周りもハッピーにします。

 

孤独がわかる人

誰しも孤独な瞬間、孤独な時期がある。
結論、それとうまく付き合っていくしかない。

身近にいつも会う人、見る人、話す人。
「この人今孤独な時期かもしれない」と思う時がある。

ただそんな時に自分は何ができたかな、手を差し伸べれたかなと
反省することがある。

反省するということは、自分が同じ気持ちを味わうことになった時
はじめて抱ける感情なのかもしれない。

 

孤独をわかってくれる人がいる。

もっと具体的にいうと
その時に支えてくれる、見守っていてくれることはもちろん、
「この人にはこれから先孤独に襲われることが待ち構えているだろう」
ということまでも今の時点から、先に予めわかってくれているということ。

「だったらやめればいいのに」とも言わない。
遠くから見守る、そっと寄り添う、ひっくるめて応援する。
ぐっと言いたいことを飲み込んで。

なかなかこういう思慮深い人というか慮れる人っていないと思う。
頭があがらない。

だからこそ、これまで自分が周りにできてこなかったことの
反省と無力さを改めて感じたりする。

誰しも精神的に不安定で、無条件に甘えたいときもある。
本人が甘えたいと自覚していなくて無意識にそうなるときもある。

受け入れてくれる人って本当に大切。
助けられることも、救われることも、支えられることもたくさんある。

逆に自分で飲み込む、解決する、乗り越える。
これも大切なことだけど、こればかりしていると、もしかしたら、
甘えられない人、甘えることが苦手な人になってしまうのかもしれない。

 

もしこの「孤独がわかる人」がいてくれるならば、
たまには無条件に甘えてみる、胸に飛び込んで心を解放する。
これができるだけでも幸せな関係だと思う。

こういうことに自分と向き合う、心と向き合う、
1日のなかのほんの10分、15分でも、大切だったりします。

あえて言うならば今自分が孤独真っ最中です!ではなく
穏やかな心の反省と感謝かもしれない。