つづき。そして最後。
前回までは、こちら。
読書:「多眼思考~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~」 ちきりん レビューVol.1
読書:「多眼思考~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~」 ちきりん レビューVol.2
読書:「多眼思考~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~」 ちきりん レビューVol.3
8. 自立&未来へ
45歳にもなって、組織を離れたら食べていけないとか最悪。20年も働いてきて、何を学んでるの? って感じです。
世界が変わるのを待つより、自分が変わったほうが早いですよ。
自分一人が解雇されるのと、会社倒産で全員解雇だったら後者のほうがいいっていう人が多そうだよね。実際には自分一人が解雇されたほうが、退職金もきちんとでるし、転職市場の需給も崩れないし、絶対いいはずなのに。
去年、100万円の貯金が増えたと喜んでいる人は、「もしかしたて自分は100万円分の貴重な経験をとりにがしたのではないか?」と真剣に振り返ってみたほうがいい。
「アイツは破壊者だ!壊すだけで他は何もしない!」と批判する人の大半は、「管理するだけで他は何もしない人」か、もしくは「文句を言うだけで全く何もしていない人」のどちらか、ってところが痛いよね。
人工知能付きのロボットを買うのって、ペットを飼うこと以上に覚悟が求められるよね。壊れたら捨てていいのか?とか、飽きたら捨てていいのか?とか問われそうで。
私たちが日々ネットに書き込んでいるこの発言も、ビッグデータのひとつとなって、AI(人工知能)を育てていくのだとしたら、こうやって呟くことこそ自体が、未来を作るという共同作業になっている。
まさか教育関係者まで、パソコンが使えなくてもスマホが使えれば良いと思ってるんじゃないでしょうね? 情報の消費端末と、情報産業を創っていくマシンの違いがわかってないようではお話にならないのだけれど。
限られたリソースは、それをもっとも効果的に活用できる人(組織)に集まるべき。お金は政府より民間に、優秀な人は現状維持を是とする組織より未来を変える企業に、技術は特許で儲けたい企業ではなく、それを実際に使いたい企業へ。
早めに引退したい人が心がけるべきことは、1無駄なものを買わない(家とか保険とか)、2生産性を上げる(効率よく稼ぐ)ことです。
時代が変わる時って、予想の範囲を大きく超えて変わるよね。江戸末期に明治の世が、戦前に戦後の日本が、焼野原で今の東京が想像できていたとは思えない。未来は、今の予想を遥かに超えてると思ったほうがいい。
自立するって、ほんとすべての第一歩だよね。自立してない間って、自分の人生は始まってないも同然だもん。
「働き方を変えるなんて不可能」と思っている人にとっては、たしかにそれは不可能なんだよね。でも「できるかも?」と思う人には、可能かもしれない。さらに、「きっと変えられる!」と本気で思う人の多くが、未来の働き方を手に入れられる。
使命が明確になり、それに向けて動き始めると、人生のピークは過去ではなく、未来にあるとわかる。