これを見ている人が社会人・ビジネスマンならば、
説明の必要のない、大前研一さんです。
結構な極論もありますが、その洞察力や視点は興味深く、
ほとんどの彼の著書は読んでいます。
政治・経済・国際社会までその持論は多岐にわたるのですが、
同時に賛否両論もある方です。
そんななかで、やはりキラリと光る言葉、普遍的な考え方、
そんな名言たちも本のなかでたくさん残しています。
そのなかから少しご紹介します。
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誰かに答えを教えてもらうことに慣れた人間より、自分に忠実であり、自分なりの解を出せる人間のほうが生命力が強いに決まっている(『考える技術』)
途中で間違いに気づいたならば、すべてを白紙の状態にして、違う仮説に立ってゼロから考え直さなければなりません。ところが、「知的に怠惰」な人間は、このオールクリアができません(『ザ・プロフェッショナル』)
解決策を生むためには、まず自分がバイアスがかかっていない状態に身を置かなければいけない(『考える技術』)
瞬間的にいやだと思った事でも、本気でやってみると面白いと思うことが、世の中にはたくさんあるものです。それを、表面的に感じただけで「あれはいやだ」「これはいやだ」と言ってるから、やることが何もなくなってしまうのです(『Voice』2002年5月号)
人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える(『プレジデント』2005年1月17日号)
私の唯一のツールは「なぜか」である。同じ商品なのに、売れるセールスマンとそうでない人間がいるのは「なぜ」だろう。東京で売れて、大阪で売れないのは「どうして」だろう。そういうことをいつも考えていると、答えは見えてくる(『ニュービジネス活眼塾』)
いつも利用する駅の光景でも何でもいい。定点観測の対象を持っていると、それを軸にして世界を理解することができる(『ドットコム仕事術』)
勉強で私がもっとも使っているのは「足」だともいえる(プレジデント』2005年8月29日号)
「事実を検証していこう」「事実を調べよう」というのではなく、「いったん合意した仮説が正しいことを証明しよう」という動機が働いてくると、ここで事実が歪められてしまう(『サラリーマン・リカバー』)
問題解決の第一ステップは問題を正しく定義することである(『Nikkei BP net』2009年9月29日)
教えるべきは、「Googleで検索しても答えが出てこない問題をどう解くか」ということである(『日経コンピュータ』2008年3月24日号)
みな手探りなのだ。人生なんて、自分がわからないと思えば、他人だってわからないのだ。だったら、早めにわからないと思ったほうが勝ちだ。早めに考え始め、研究を開始したほうが勝ちなのだ。そうしていくうちに人生、人にも語れることが次第に多くなる。(『やりたいことは全部やれ!』)
「とりあえずビール」の人というのは、家に帰ると、とりあえずテレビのスイッチを入れ、野球をやっていたらとりあえず最後まで見てしまう。休みの日も、とりあえずだらだら寝たり、テレビを見たりして過ごしている、に違いない。「とりあえず」はやめなさい。これが人生を狂わせる。50歳になり、最後の瞬間に「ああ、オレの人生は幸せだった」と締めくくりたいと思っているのなら、「とりあえず」の時間をつくってはいけない。(『50代からの選択』)
目からウロコが落ちました、と言う人は多いが、ウロコが落ちただけでは不十分なのだ。スケジュールを作り、アクションを起こし、その効果が出てきたかどうか業績を評価する。(『サラリーマン・リカバリー』)
人生設計とは、突き詰めれば何にどれだけの時間を使うかという時間配分以外の何ものでもない。(『ドットコム仕事術』)
なまじ知っていることが書いてあると、それを確認しただけで頭の動きは止まってしまう。じつは「理解した」と思うことが、人間にとってはもっとも危険な状態なのである。(『考える技術』)
複雑にからまりあった出来事にどう対処するかという時、質問することによって初めて、そこに横たわる根本的な問題が明らかになります。そのうえで進むべき方向がわかります。「これって、どういうことなの?」という質問から、全てが始まります。(『質問する力』)
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結構鋭いこと言われてますよね。
ほかにもほんとたくさんあるんですが、ほんの一部のみです。
もし気になった方は上の名言を参考に、
どれか1冊、大前研一さんの著書を手にとってみてください。
叱咤激励されるかのようです。
まさに。
叱られ、諭され、導かれ。
そんな印象です。
どうも大前研一さんの言葉たちを見ていると
昔の上司たちの顔が浮かんできます。
だぶってしまうんですよね。
言動がそっくりで、その姿が鮮明に浮かんできます。
いい上司たちに恵まれたと、今でも心から思います。