読書:「すごい会議 ワークブック 2013」 大橋禅太郎

遡ること5年以上前。
会社のすべての会議に「すごい会議」という方式を導入した。

これを見つけてきた、また導入しようと決断した社長をはじめ上層部は
今思い返してもほんとにすごいなあと思う。

実際に講師の先生も招いて、約1年間 月1-2回の研修会議も受けた。
その講義が終了してから、いよいよ自分たちで「すごい会議」方式を取り入れた。

一言で言えば、吸収して実践するには非常に難しいというか、
一見わかりやすいのだけれど、とても奥が深いこの方式。

特に、コーチングなどの要素もあるため、誰が進行役かで
会議の是非もプロセスも導き出されるコミットメントも変わってくる。

何十回と積み重ねた会議方式だけれど
進行役だった時は特に毎回反省、そんな会議方式だった。

最近、この会議のワークブックが発売されたということで。
思い出すことも多い。

過去関連本が2冊程出ているけれど、
本著はワークブックということだけあって
このまま、順にページをめくりながら、
「すごい会議」が実践できるようになっている。

説明や注釈もその箇所箇所に書かれているので、より実践的。

・戦略的フォーカスやコミットメントという定義
・5秒で出した答えも、30分以上考えて出した答えも86%以上同じ
・問題点を『どのようにすれば~?』という質問文に言い換えることのメリット
・バームクーヘン 役割
・書いてから発表することのメリット

こんなキーワードを本著を読みながら思い返した。

ほかにもたくさんある。
本当に知れば知るほど、実践すれば実践するほどに、奥が深いから。
あまり本の内容を転載したらいけないので、少しだけ。

おそらく5年近くこの考え方を吸収して染みついているところもある。

環境が変われど、メンバーが変われど、
また自分だけのひとり会議としても
これからも活用していける場面はあるんじゃないかなと思う。

目標や目的を共有してチームとして進んでいく会社やプロジェクト。
それだけじゃない。
目標や目的を共有した仲間と、友達と。
将来を思い描く家族と。

この「すごい会議」方式を使って、
“すごい未来”を手に入れることができるか。
そのカギを握っているのは、誰ですか?

と、最後の一文も、
これまた懐かしいこの会議方式のヒトコマから引用してみた。

 

読書:「佐藤可士和さん、仕事って楽しいですか?」 佐藤可士和

アートディレクター クリエイティブディレクター として有名な
佐藤可士和さん。

学生からの質問に答えるという連載をまとめたもの。
アートディレクター受講生の質疑応答という形式なので
専門的な内容もあるけれど、多岐な分野にわたり、
その回答もとても丁寧でわかりやすい。

そんな中で一番印象に残ったページ。
月に何冊くらい本を読みますか? という質問に対しての回答。

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僕にとって本というのは“視点を与えてくれるもの”。
本には一冊ごとに、ネット上の情報にはない「目次」があり、
著者の視点、そして思考の流れがわかるようになっている。

本は出会い。全部面白いということはありません。
タイミングにも左右されます。
同じ本でも、読んだときの年齢や、自分の置かれた状況によって全然違うものになる。
自分の状況と本の内容がバチっと合うと、それはその人にとって特別な一冊になる。
そういう出会いをするためには、やっぱりたくさん読むしかないんです。

読書は、音楽を聴いたり、映画を見たり、釣りをしたりするのと同じ、
体験のひとつととらえています。
だから、特定のデザインに直接影響を与えているということはないけれど、
深いところで、クリエイティブの思考に大きな影響を与えていると思います。
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その通りだなあ、と思う。
ここまで本を読むということを、読書のすすめを、
わかりやすく表現しているのをあまり見たことがない。

読んだほうがいいのはわかってるんだけど、こういう回答をされると
どんな人でも、ちょっとなにか手にとってみようかな、
本屋にでも言ってみようかなと思うんじゃないかなあ。

「出会い」「タイミング」「特別な一冊」「体験」というキーワードが
どんな人にも当てはまる日常生活からのキーワードになっている、
と思う。

読書:「あなたの夢を現実化させる 成功の9ステップ」 ジェームス・スキナー

500ページにおよぶ濃厚な本。
ビジネス書で文庫化されるというのは、ある種ロングセラーの証拠。

『第3の鍵』とか『7つの習慣』とかの良書と同じ類。

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パーソナルパワーの四つの基礎
ステップ1:心を決める。(決断)
ステップ2:成功者のパターンを学ぶ。(学習)
ステップ3:無限健康を手に入れる。(健康)
ステップ4:自分の感情をコントロールする。(感情)

成功のサイクル
ステップ5:望む結果を明確にする。(目的)
ステップ6:時間を管理する。(計画)
ステップ7:思い切った行動を取る。(行動)
ステップ8:アプローチを改善させる。(改善)

リーダーシップのテコ効果
ステップ9:ほかの人を自分の夢に参加させる。(リーダーシップ)
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これをそれぞれ項目ごとに章が書かれている。

そんなに小難しくはないし、
誰が手にとっても共感や新たな発見はあると思う。

ビジネスにおいてだけではなく、
人生や生活の広義について書かれている。

またこんなのもある。

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ビジネスにおける問題解決の質問 ※抜粋
・顧客を完全に喜ばせるために何ができるだろうか。
・どうすれば単に注文をとるだけでなく、顧客との新しい関係が築けるだろうか。
・どうしたらこの状況を楽しむことができるだろうか。
・どのようにすればこの出来事を誇らしげに自分の子供たちに話せるようになるだろうか。
・このプロセスをどうすればもっと簡素化できるか。
・どのようにこれをシステム化し、つねに同じ質の高い結果が出せるようにするのか。
・さらにいろんな資源にアクセスし、もっと大きなスケールで行動するために、どうするか。
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こんなのもある。
週間の目標設定シートもあって、
おもしろかったのは一番最初にくるのが
「今週感じたい気持ち」だったこと。

ここに“達成感 バイタリティー 幸せ 愛 自由 暖かさ バランス 完成”などを入れて
そこから次のステップの「望む結果目標」や「活動計画」を立てていく。

特に、“感情”というものが、人の結果や行動に与える影響が大きいと位置づけているのもおもしろい。

 

ヘタな!?ビジネス書や自己啓発書を部分的に読むくらいなら
ほぼすべてが、原理原則が、王道が、網羅されているこの本を
何回も何回も、ことある機会に読み返し、
吸収していったほうがより効果的なくらい。

ちょっと500ページの格闘は骨が折れるけど
一度読んでしまえば、次からはセンテンスごとに集中して読める。

全体像を把握しているので、理解度もより早く深くなる。
3ヶ月後にまた読もうと決めている。

この本の内容が、頭で体で行動で、理解して吸収して実践できたら、
かなり充実するだろうことがわかるから。
ぜひ根気強く少しずつでも読んでほしい本。

読書:「ゼロから月収100万円! ネットの稼ぎ方入門」 平賀正彦

タイトルはインパクトあるが、内容は奇をてらっていないというか、
極めて現実的、建設的な内容。

大きく2つに段階的に分類されていて、
前半は副業で月収30万円、後半は独立して月収100万円という構成。
【前半 副業で月収30万円 ※お金をかけずに】
実例として挙がっていて興味深かったのが
A)マラソンが趣味のスポーツ用品輸入販売で働く男性
facebookを活用して、同じ趣味の人とのコミュニティを築き、
主催の大会などを実施。
そこで交流と信頼関係をつくり、大会やオフ会にてグッズなどの紹介も。

ソーシャルネットワークは直接商品を売るのにはあまり適していないので、コミュニティやつながりを広げる場。
その段階的広がりと、趣味と実益をうまく活用。

B)地方の整骨院や学習塾
意外だったのが、「地方こそネットを活用したビジネスを」と。
その理由は
・商圏からみてライバルが少ない
・「地域名+キーワード」で検索する人たち。ニッチワードで検索ヒットしやすい
・顧客の声など、より地域密着型ページに育てやすい

なるほど。
実際にその整骨院や学習塾はサイト1日に20-30人のアクセスと
決して多くはないがそれでも2-3ヶ月で新規客が30名以上獲得できる、と。

成約率が高いのもあるけど、小さい数字だけど、やるのとやらないのは大きな差。
地方の会社や個人ではお金をあまりかけれないので、費用対効果としても効果的。

写真にあるように、既存ツールや無料サービスをうまく組み合わせることによって
お金をかけずに集客から成約までを。

とりわけyoutubeなどの動画を使ってのメインサイトやブログへの集客は興味深い。
youtubeはgoogle子会社なので検索にも非常に強い、と。
動画を見てくれた人に、メインサイトのURLを明記しておく、と。
検索エンジンからの集客、動画からの集客と両方できる。

さらにyoutubeは動画アップ時にタグが生成されるので、
これをブログに貼れば、ブログのコンテンツになる。ブログ記事になる、ということ。
という一石三鳥になる、と書かれてあった。

なるほど。
まだまだやれること、やることたくさん。

この本では、既存サービスの具体的な手引書や説明というよりは
そのポイントと効果的な活用方法を要点のみ記している。

【後半 広告マーケティングで月収100万円 ※お金をかける】
より内容が濃く、深く、なってしまうので、ちょっと割愛。

モデルとしては写真のようなもの。
ディスプレイ広告とかリマーケティングとか、全然知らなかった。
使いこなせる日がくるのだろうか。。苦笑

あとは、集客・販売ルートを複数もつ必要性(メリットと対象の違い)や
2ステップマーケティングのこと。
2ステップマーケティングとは、わかりやすくいうと
「初回お試し/初回特典/無料サンプル」のように
お客様の購買のハードルを下げて、越えやすくするための手法。

本の最後には、『自分をブランディングせよ!』と。
確かに長い目で見てビジネスを継続していく、育てていくには、
最終的にはそこ、なのはごもっとも。

この本は、ネットビジネスの世界が、
一般人でも体系的、総合的、全体像からわかるので
誰が見ても理解しやすいと思う。

自分もまだまだ知らないことだらけだったし、
「そういう流れかあ、なるほど」「そういう効果か!」「そうつながるんだ!」
とか思いながら
おそらく手元に置いて何回も読みなおすことになるだろう本。

 

 

読書:「大好きなことをやって生きよう!」 本田健

もしまだ今年の目標や楽しみが定まってない人。
なにか新しいことをはじめたいと思っている人。
今までとは違う変化や成長を望んでいる人。

それは仕事や趣味など、すべての日常生活において。

以下、本著からの抜粋でひっかかるものがあれば
ぜひ読んでもらいたい一冊。

自分の「大好きなこと」はなにか。
それがわかるだけでも大きな一歩だと思います。
一年のはじまりに出会えてよかった本です。

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「大好きなことをやらない」6つの理由
1.時間がないと感じている
2.好きなことをやっていいという許可が自分におりていない
3.好きなことでは生活が成り立たないと思っている
4.才能がないと思っている
5.お金がないからできない
6.そもそも好きなことがなにかわからない

「大好きなこと」の7つの側面
1.やっているだけで楽しくなること
2.まわりを楽しませ、幸せな気分にさせること
3.自然とやってしまうようなこと
4.生まれ変わってもやりたいこと
5.お金を払ってでもやりたいこと
6.いつも周りにほめられたり、もっとやったらと薦められること
7.少しでも時間があればやってしまうこと

人生はあなたが生きたいようになる!
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