読書:「多眼思考~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~」 ちきりん レビューVol.1

「多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~」
ちきりん著

まずはAmazonの内容紹介から。

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内容紹介
◎5年後にどこで何してるかわかっちゃうような人生はまっぴらごめん。
◎すごい人に会って憧れているようでは話にならない。悔しがらないと。
◎ITとかいくら進歩しても、「通勤」をなくせないようではアカンやろ、と思う。
◎「少子化大臣には女を任命しなくちゃ」と思ってる限り、子供は増えません。
◎人生の時間を、できる限り、売りたくない。
◎世界が変わるのを待つより、自分が変わったほうが早いですよ。

 

政治から経済、人生から家族、趣味から犯罪についてまで、
ありとあらゆる分野についての考察。

140字でこれだけのことが伝えられるなんて!
極めて濃密な「140字の思考と思想の本」。

文章だけで勝負して12万フォロワーのいる著者の
2万7千のツイートの中から300を厳選。
言葉の強さ・鋭さにぐっときます!

未来のあんたはなにひとつ後悔しない――
痛快! 爽快! ゆかい! 世の中ってこーだったのか!
社会派ブロガーが、オリジナル視点で見つめた、思考と思想の本。
【目次】
1.  生きること
2 . 働くこと
3 . 社会
4 . 高齢化と少子化と男と女
5 . ゆるく考えよう
6 . ビジネス
7 . ぐろーばりぜーしょん
8 . 自立&未来へ

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ちきりん
関西出身。バブル期に証券会社に就職。その後、米国での大学院留学を経て外資系企業に転職。2010年末に退職し、現在は執筆、対談、旅行などで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まさにタイトル通り、
「あっ、こういう考え方もあるんだなあ」
「あっ、これ知らなかったな」
「あっ、なるほどそういうことなのか」

自分にはなかった視点や視野を広げるための
いい頭と心のストレッチになる。

要点のみなので気になったものは自分なりに掘り下げて調べてみるとより深まるかもしれない。

 

印象に残った言葉たちをチョイス。

1.  生きること

こびないこと。憧れないこと。うらやましがらないこと。「すごい」と言われたら「やばい」と思うこと。誇りをもつこと。小さな池で満足しないこと。楽観的に考えること。一足飛びにすべてを手に入れようとしないこと。自分の器を広げること。

人生の時間のどれくらいを誰と共有するかは、人生がどんなもんになるかを、ほぼ規定する。

さっきのは、別に結婚相手ということだけじゃなく、どんな人と仕事するか、どんな人と食事するか、どんな人と飲みに行くか、とか全部だよ。「誰と時間を過ごすか」は、「何をするか」とほぼ同等(もしかしたらそれ以上)に大事。

つまらないこと、くだらないことを3つやめたら、人生はとても豊かになる。

あたしに必要なのは「自由であること」。それを犠牲にしてまで手に入れたいモノは何もありません。

でもね、自由に生きたい人なんてほんとは少数派なんです。多くの人は縛られて生きるほうが圧倒的に幸せです。私だって、そういう人生が(最初から)手に入っていたら、そう生きたと思う。

 

2. 働くこと

20代は誰でも成長できる。30代でも多くの人が成長できる。でも40代で成長できる人はごく限られている。多くの人が30代で終わってしまう。

「自分が納得できる仕事をしている」ということの価値はすごく大きいよね。人生なんてしょせん自己満足なんだから。

てかね、23歳から50年働くってイメージわきにくいと思いますが、40歳から25年とか30年働くって、マジで長いよ。

23歳から70歳まで47年間、働くことになる20代の人にとって、「一生にひとつの仕事」とか、「一生、ひとつの会社」とか、もうありえないと思うんだよね。

「頭がいい」とかより「稼ぐ力がある」ほうが、これからの世の中、圧倒的に有利だと思う。

「本を読む」と「考える」は全く違う行為なのに、本を読んで考えた気になっる人もたくさんいるよね。まあ、朝、会社に行って、夜、帰宅して、「働いた気になってる人」がいるのと同じだけど。

みんな、今日の仕事をよーく振り返って考えてみてほしい。それは本当に、「とりあえず、コレやっとけばいいだろ」という仕事ではなく、「これは絶対にやる意義のある仕事」と思えるのかどうか。時間を埋めるため、予算を埋めるための仕事に人生使うのはホント無駄よ。

 

3. 社会

自民党は「生活保護が貰えるから働く意欲がなくなる」とか言う割に、企業や産業に対しては「補助金が貰えるから頑張る意欲がなくなる」とは言わない。どこまでも企業寄りの政党だよね。そこがまさに時代遅れなところなんだけど。

日本って、本当に石油が出なくてよかったよね。もし産油国だったら、戦後の独立&復興はありえないよ。5分割位されてたに違いない。

天然資源に恵まれた国って、「中流層」が育たないんだよね。すごく利権化しやすく、膨大なお金が手に入るからそれ以外の産業が育たない。あーよかった資源がなくて、って感じだよね。

空港作る、高速道路作る、ダム作る時には、そこに住んでる人を移住させてきたんだから、限界集落に最後に残る人を移住させるのは無理、というのも変な理屈。

日本の一般人は他国の一般人より、全体としてかなり優秀だと思う。でも日本のエリートは世界のエリートとは、比べるのも恥ずかしいような状態。足りてないのは何なのか、めーかくだと思う。

多眼思考

読書:最近読んだ本たち 2014~

読んだ本で印象に残ったこと
書き留めておきたいことを
書籍ごとに紹介がてら書き記している。

それも読んだすべての本ではない。

 

書き残すほどでもなかったいうと
少し語弊はあるけれど、

それでも読んだ記録として残しておきたい本たち。

かぶってまた買ったり読んだりすることがないように。

これから先なにかのひっかかりがあるかもしれない本たち。

 

このリストから除外したのは、
すでに1冊ごとに書き残している本、
またここに紹介するまでもなかった本たち。。

 

「三千枚の金貨 上下」 宮本輝

あまり覚えていない。
あまりにも読み急ぎすぎたか。

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「草原の椅子 上下」 宮本輝

これはおもしろかった。
50代のオヤジたちが主人公。
映画化されているとは知らなかった。
でも観ないほうが余韻にひたれると思っているので。

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「女のいない男たち」 村上春樹

文藝春秋連載時から読んでいた。
6編からなる短編小説。

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「成功のための未来予報」 神田昌典

この著者の本はまあ定期的に読むようにしている。
すべての著作ではないけれど。

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「大前研一 日本の論点 2015~16」 大前研一

大前節が炸裂している。
ずっと言っていること、今の時代を俯瞰したこと。

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「減らす技術 The Power of LESS」 レオ・バボータ

シンプルに生きる、モノを持たないことのすすめ。
断捨離、選択と集中、仕事にも使える。
シンプル・イズ・ベスト。

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「迷いながら、強くなる」 羽生善治

おそらく個別にはレビューしていなかったのでは、と。

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「「自分」の壁」 養老孟司

「バカの壁」から時代は変化し。
著者の時代を切り取る視点もどう変化したのだろうと。

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「14歳からの哲学 考えるための教科書」 池田晶子

うーん、大人が読んでも難しかった。
でも、こういうことを真正面から教える、伝えることが大切。
そういう機会が減っているとも思う。

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「将来、お金に困らないためにしておきたい17のこと」 本田健

切り口など参考になる。
そうか、こういうことも考えておかないといけないかと。

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「40代にしておきたい17のこと」 本田健

予行演習、前倒しの予習のつもりで。
人生の先輩から教えてもらうことは多い。
そのときになって後悔しないために。

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「ワクワクすることが人生にお金をつれてくる!」 本田健

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「才能を見つけるためにしておきたい17のこと」 本田健

同じ著者の本ばかりだ。

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「新世代努力論 「恵まれた世代」は判ってない。これがぼくらの価値観だ。」 イケダハヤト

有名ブロガーとして生計を立てている人の著書。
世代のギャップや感覚が知りたかったのかな。
ゆとり世代やそれ以降の。

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「社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! 」 ちきりん

こちらも超有名ブロガー。
さすがマッキンゼー、考え方や視点はすごく勉強になる。

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「ナタリーってこうなってたのか」 大山 卓也

ナタリーというウェブサービスを知っているなら。
その立ち上げや経営の歴史。
情報発信をつづけることの大変さ。

81QwGHzj3XL

 

「月3万円ビジネス」 藤村靖之

ビジネス雑誌の「ビッグトゥモロー」あたりと同じ。
変わらない稼ぎ方、普遍的な稼ぎ方。
そして今の時流に乗った稼ぎ方。

41T+KcusQfL

 

「ゼロ起業」 吉江 勝 北野 哲正

上に同じ。

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「原発のウソ」 小出 裕章

倉本聰さんの本を読んで気になって。
やっぱり知らないことが多すぎる。
なにが?誰が?日本を動かしているんだろう?

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「園芸家12カ月」 カレルチャペック

これを聖書にしたと言われるいとうせいこうの本のほうが
個人的にはよかった。

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「虫眼とアニ眼」 養老孟司 宮崎駿

マニアックな視点がおもしろかったような気がする。

51DeG370U8L

 

「半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義」 半藤一利 宮崎駿

こちらの対談集のほうがおもしろかった。
日本という国の歴史も学べる。

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「時代の風音」 宮崎 駿 堀田 善衛 司馬 遼太郎

時代を歴史を見てきた人たち。
本というのがもったいない。
TVでもこういうものを取り上げる骨太なテーマが、
昨今ないなー。

51FiTf48hOL

 

「音楽」 小澤征爾 武満徹

マニアックなクラシック音楽の話。
でも知っていると楽しい。

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「クラシックがわかる超名盤100」 諸石 幸生

これをバイブルに、新しいクラシック音楽との出会いが楽しい。
これから聴いたい作曲家、作品と、
本からはみ出た付箋が溢れている。

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「カラヤン 音楽が脳を育てる」 茂木健一郎

茂木さんがカラヤンを語る。
それはともかく、カラヤンの何がすごいのか、
その歴史や執着してきたことがわかる。

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「至高の音楽 クラシック 永遠の名曲」 百田尚樹

「永遠の0」原作者。
この人はクラシック音楽にも精通しているということで。

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「死ぬ瞬間―死とその過程について」 エリザベス キューブラー・ロス

タイトルとおり重かったと記憶している。
死を前にして何を思うかの精神分析書。

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[ブログ道] ネタのかぶりをおそれず自分なりの切り口で書く

継続して続けていくと、
「もうこのネタはほかの人が書いているから」
と扱うのをあきらめることがある。

それでも、
自分のブログ読者が、その他のブログも、
同様にチェックしているとは限らない。

自分が「かぶる」情報を載せないことで、
その読み手に届かないという機会ロスにもなりうる。

 

ブログやネタは、旬や鮮度が優先されるところもあるが、
それでも、この人はどう書くだろうという、
読み手やファンの期待もある。

また同じ内容をたくさん検索している人が、
自分の記事も見つけてくれて、

ほかとは取り上げ方が違う、掘り下げ方が違う、
視点や考え方に共感できる、

なんてこともあればよりファンになってもらえる。

 

そうやって、
ひとつの同じ話題を多くの人が扱うブログなどでは、

先を越された! といった速効性ではなく、
丁寧さ、広さ、深さ、自分らしさ、を追究していく。

するとそれが独自の切り口となり、
ブログやキャラクターの個性となっていく。

 

昔を思い出してみてもそう。
小学校で「作文」の宿題があったとする。

あるテーマについてや、読書感想文かもしれない。

でもみんなが書き上げた作文はどれも同じものはない。

個性もあるし、ユーモアな作文もたくさんある。
そこに着目したんだ!
そんなことを思ったんだ!

だからみんな手を挙げて、自分の作文を発表したい。

 

根本的にはブログも作文も同じ。

逆に言えば、個性を殺して書くことのほうが難しい。

どう書いても、「個性」は出てしまうものである。

 

[ブログ道] 読者に自分を覚えてもらう工夫

検索エンジンなどで見つけてもらった人に、
ブログ名や自分の名前(ペンネーム)などを覚えてもらう。

名前を覚えてもらうことができれば、
興味をもってリピートしてもらえる、
ファンになってもらえるかもしれない。

 

例えば、記事の最初や最後に自分の名前を入れる。

「こんにちは、◯◯です。」
「以上、◯◯でした。」

これだけでも随分印象に残る度合いは変わってくる。

 

本文中でも、

「私は~こう思った。」よりも、
「◯◯は~こう思った。」と名前を入れたほうが、
記憶には残りやすい。

そして名前という固有名詞を入れることで、
特定のその人という想定ができるので、
結果的に「キャラが立った」サイトへとなる。

 

ブログのテーマやカラーにもよるので、
無機質に淡々とした文章、情報を掲載したほうがいいか、
フランクに親しみやすく語りかけるような文章がいいか、

それによっても、
名前を入れる入れないの効果は変わってくると思う。

 

もうひとつの効果として、
名前を入れることは、自分に対する責任意識も変わってくる。

「私はこう思う」よりも、
「◯◯はこう思う」と自分を名乗った場合、

下手なことは書けないというか、
自分の発言に責任がおびてくる。

すると中途半端なことや無責任なことは書けなくなるし、
吟味して誠意ある内容を伝えようと自制する効果もある。

 

「みんなが言っている」というお決まりの言葉、
みんなって誰?
あなたの意見じゃないの?

それと同じである。

考えや発言の責任の所在を、どこに置くか。

 

自信のある意見ほど、名前を名乗ることは、
読者からも信頼を得る、信ぴょう性のある情報である、

という価値を獲得できることにもなる。

 

[ブログ道] タイトルや本文には正式名称や固有名詞を書く

記事のタイトルや記事内容、本文には、
正式名称や固有名詞を正確に書く。

例えば、
「新しいデジカメを買った」

「キャノンのデジタルカメラ『◯◯』を買った」

こちらのほうが、
メーカー名や製品名で検索をする人に、
見つけてもらいやすくなる。

もちろんタイトルはSEO対策的には、
一番大事な部分になるので、
本文よりも気をつけたいところ。

 

そのほか、
「マクドで仲間とモンハンした」

「マクドナルドでニンテンドー3DS用ゲーム『モンスターハンター3G』の協力プレイを楽しんだ」

こちらも、
正式名称や固有名詞を入れるか入れないかで
ここまで情報量が変わってくる。

 

さまざまなキーワードツールを使って、
どのような言葉が検索上位にきているか、
どのような言葉が検索にひっかかりやすいかなども、
調べると効果的になる。

「iphone」を題材とした場合、
「iphone」「アイフォン」「アイフォーン」「アイホン」・・・

「アキバ」を題材とした場合、
「アキバ」「秋葉原」・・・

どの言葉が一般的に多く検索に使われているか。

せっかく書いた内容でも、
検索されなければ、見つけれもらえなければ、もったいない。