説明不要の
愛読しているメルマガ
ビジネス発想源。
ここまではっきり言われると
痛快ですらある。
あまりにも核心をえぐりすぎている。
情報発信とは?
SNSとは?
特徴や環境をふまえて
「自分は何をしたいのか?」を
整理するにはもってこいの内容。
俯瞰的に客観的に見ることができる。
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【第3986回】SNSと情報発信
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これまで、この『ビジネス発想源』でも
情報発信の大切さを何度も語りましたが、
情報発信の話になると必ずと言っていいほど、
「情報発信なら、Facebookでよくやってます」
「Facebookでいろいろと発信しています」
と答える人がたくさんいます。
一昔前は「mixiで発信しています」と、
近年とにかくSNSを挙げる人が多いんですね。
でも、情報発信力を鍛えたいと思ったら、
まずはSNSでの書き込みをやめることです。
SNSとは、ソーシャルと言いながらも、
実際は「身内のネットワーク」
「身近なネットワーク」です。
知り合いばかりのつながりです。
そういうところで発信をすると、
「いいね!」がつけられたり、
「面白いですね!」とメッセージが来たり、
高反応が得られている気になります。
でもそれは、高反応なのではなくて、
単なる身内の挨拶のようなものです。
客観的な反応ではないんですね。
知人の家族やペットには
「さほどかわいくない」とは言えず
「かわいいですねー」と言うしかない、
みたいな感覚に似ています。
要するに、「付き合い」でしかないのです。
読むほうも「受信」をしているのではなく、
付き合い感覚で眺めているだけです。
私もよくFacebookやtwitterで、
備忘録的に書き込みをします。
Facebookでは読者サービスのつもりで、
会ったことのない読者の方も
一応「友達」として申請許可はしています。
でも、一度も会ったこともないような人が
平気で友達感覚でコメントを書いてきて、
私にはものすごく不思議でならないのですが、
SNSを使う今の人はそんなことも
平気でできてしまうものなんですね。
そんな、手軽な付き合い感覚の反応が
交わされてしまうのが、今のSNSという場です。
そんな付き合いの反応をいくら得たところで、
それは自分の情報に対する正確な評価ではない、
それなのに「おっ、なかなか好評だぞ」
などと勘違いをしてしまうんですね。
そして、「いいね!がいくつ付いたかな?」
とちょくちょくSNSをチェックしたりして、
そんな無駄なことに時間を使ってしまいます。
そんなものはとても「発信」とは言えず、
ただの「書き込み」でしかありません。
こんなところにいくら書き込みを続けても、
「情報発信力」は上がっていきません。
実際、一昔前に
「mixiで情報発信をやっています!」
と言っていた人の中に、
今すごく情報発信力を持っている人なんて、
誰一人としていません。
では、情報発信力とはどうやったら上がるのか。
それは、もっと誰もが行き着ける
オープンな場で発信してみることです。
SNSよりもホームページやブログの方がオープンですし、
YouTubeやニコニコ動画に投稿するのもいい、
電子書籍を作って公開してみるのもいいでしょう。
要するに、誰が目にしているのか分からない、
いざ注目されたら誰もが目にできるから
どんな批判にさらされるか分からない、
そんな場で発信をしてみることです。
そういう場で発信を始めても、
最初の頃はほとんど反応がありませんから、
SNSの「付き合いの反応がある」ことに比べると
物足りない、または不安に感じるでしょう。
でも、「反応がない」というのも
一種の正確な反応であり、
「ではどうするか」と考えるようになるのです。
そこでどうするか、
というのはまた別の話なので、要望があれば
別の機会に詳しく話したいと思いますが、
とりあえず今回は、
「SNSでの書き込みを、発信だと勘違いをしない」
ということをしっかり心に刻みましょう。
SNSの反応をいちいち気にするような、
そんな時間がもったいない。
そんな小さい世界に閉じこもらず、
もっともっと広い世界に発信しましょう。
(ビジネス発想源 より)