たとえば / 小田和正さだまさし

少し前の話。

2008年のクリスマスにTV放送された毎年恒例の「クリスマスの約束’08」。

そこで小田和正とさだまさしが共演し、共作した曲。
一夜限り、もちろんCD未発売。

ただ、その詞も曲もとてもいい曲だった。
「デビュー当時の自分に手紙を書こう」というコンセプトのもと共作した作品。

なんか自分のための曲であるような、胸に響く音楽。
今の自分から宛てた、過去の自分へ、未来の自分へ の手紙。

それから5年。
何回この曲を聴いたかわからないくらい、リピートした。
今年もふとしたときに何回聴くだろう。

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『たとえば』 (小田和正 さだまさし 共作)

話したいことがいくつもある あの頃の僕に会えたら
たとえば 迷いながら選んだ道の 辿り着く場所について
伝えたいことはほかにもある あの頃の僕に会えたら
たとえば 信じていたことの正しさと その過ちについて

それから不安を胸に映し 怯えたあの夜の闇も
たとえば ありもしない夢に紛れて逃げたことも

あの頃の僕に告げたいのは
ひたすら そこから ひたすら 歩き続けること
あの頃の歩幅でいいから
ひたすら ただ ひたすら 生きてゆくこと

尋ねたいことがいくつもある 未来の僕に会えたら
たとえば 傷ついたり愛された この命の重さや
尋ねたいことはほかにもある 精一杯生きたかどうか
たとえば 奇跡的にめぐり会えた 愛しい人のことを

ここからの僕に言えることも
ひたすら このまま ひたすら 歩き続けること
今のままの歩幅でいいから
ひたすら ただ ひたすら 生きてゆくこと

ひとつだけ言えることは 全ては今日のために
大切なことはひとつだけ 全ては今日のために

話したいことがいくつもある あの頃の僕に会えたら
話したいことがいくつもある 未来の僕に会えたら

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