専門書:「ネットショップ 回転・運営バイブル」 レビュー

インターネットでビジネスするならこの1冊というくらい
ネットショップ運営の全体を網羅したまさにバイブル書となっています。

インターネットビジネスとは何かという基本から、
新規開業や開店、販売促進や商品管理、計数管理まですべて。

これからネットショップを開店しようかと考えている人、
また物販や通販の経験のないビジネスマン、異業種の方でも、
EC運営をはじめられるように細かく必要なことは書かれています。

著者自身も通販経験を10年近く積んでいる人なので、
ある意味網羅されているのと同時にレベルは少し高いです。

 

たとえば、どのショッピングモールを使うか、ショップカートを使うか、
どんなサービスを利用するかなど、
特定のこととしては書かれていないのもいいですね。

いわゆるネットショップ全般として書かれています。

逆に、これだけできればおのずと事業としては成功に近づくでしょうし、
副業というよりは本腰を入れた本業としての扱いになっています。

ゆえに、レベルが高く、
すべて実践するには時間もお金も人もかかるでしょう。

 

逆に、「簡単にネットショップ」ができる、と思っている人には、
いいカンフル剤になるかもしれません。

どういうことかと言うと、
ネットショップを作成できても、
継続運営、売上拡大、収益安定することは、
実は大変難しく、時間や手間がかかるということ。

これを念頭に置いたうえで、
ヤフオクやAmazon・楽天などのプラットフォームを上手に使うほうが
自分にはあっているかもしれない、と思う方もいるでしょう。

 

とにかく本気で長期的にネットショップを始める覚悟のある人には、
いい手引書であり、まさにバイブルになってくれると思います。

 

[技] お客様の購入履歴から類似商品を見つける方法

どんな商品が売れるだろう。
商品リサーチに切磋琢磨している方は多いと思います。

試しに仕入れてみる、試しに商品登録してみる、
そしたら売れた!よかった! なんてこともありますよね。

そして、売れた商品に対して、
「この商品を買った人ってどんな人なんだろう」と
思うこともしばしばです。

 

ヤフオクで落札された場合、
商品が売れただけでなく、ちょっとしたおまけももれなくついてきます。

落札者の評価です。

ネットショップを運営している場合は、
どのお客さんがどの商品を購入してくれたか
購入履歴は蓄積されます。

そして次の一手やアプローチ、リピート対策を考えることもできます。

でも、
それはあくまでも自分のお店から買ってくれた商品リストですよね。

 

ヤフオクの落札者の評価の場合はどうでしょう。

その人が、これまでに買った、
いろんな出品者から買った購入履歴が、
もれなく閲覧することができるのです。

これって活用の仕方によっては、結構ポイントになると思います。

 

私も、最初は冒頭に書いたように、
「この商品を買った人ってどんな商品買ってるんだろう」という好奇心で
よく閲覧していました。

するとそこから、
・こんな商品があるなんて知らなかった
・こんな商品もたしかに類似商品としていいな
と広がっていくことがしばしばあります。

Aという商品が好きで購入している方なわけですから、
そこからA”という商品や、AAという商品というように、

同じカテゴリーや趣味嗜好なものを
見つけることができるかもしれません。

 

全ての商品や落札者に対して、
目を通すことは最近はなくなりましたが、

珍しい商品や、マニアック・ニッチな商品、思い入れのある商品 など、
そういったものが売れたときにはチェックするようにしています。

落札 = 商品が売れる + 新しい情報・ネタを入手できる

 

ものは捉え方、向き合い方、実践の仕方次第です。

上のような方程式が成り立つのであれば、
落札されることは一石二鳥かそれ以上の恩恵を
もたらしてくれる、かもしれませんね。

 

Google日本語入力を活用しましょう

これを知っているのと知らないのとでは、
これを使っているのと使っていないのとでは・・・。

大きくPC環境が変わります!
そのくらい重宝しているのがGoogole日本語入力です。

Googleが無料で提供していて、PCにインストールするだけです。

キャッチフレーズは
「Google 日本語入力は、変換の煩わしさを感じさせない思いどおりの日本語入力を提供します。」

とありますが、まさに!です。

 

例えば

  • 【ハート】と入力したら、【♡】と簡単に記号に変換してくれる
  • 【ごめん】と入力したら、【m(__)m】と簡単に顔文字に変換してくれる
  • 【ヨット】と入力したら、【yacht】と簡単に英単語に変換してくれる
  • 【150-0001】と入力したら、【東京都渋谷区神宮前】と簡単に住所に変換してくれる
  • 【きょう】と入力したら、【2013/12/04】と今日の日付に変換してくれる
  • 【35*13=】と入力したら、【455】と簡単に計算してくれる

google日本語入力1

これだけでも重宝しますよね。

英単語、住所、自動計算なんかは、
EC運営や輸入ビジネスでも活躍できます。

 

もっともっとすごいんです!

常に最新の豊富な語彙

「Web で使われている膨大な用語をカバーしています。歴史上の人物の名前や専門用語だけではなく、流行の顔文字やお店の名前まで、常に最新の辞書を提供します。」

さすがGoogleです。

例えば

  • 【とくがわい】と入力すると(入力途中)、歴史上の【徳川家康】と出てくる
  • 【ぼすとんれ】と入力すると(入力途中)、【ボストン・レッドソックス】と出てくる

 

これが個人的に重宝している『其の一』です。
正確な名前がわからなくても途中まで入力するだけで候補を瞬時に出してくれます。

ということは、
☆全文字を入力しなくてもよいので効率UP
☆タイプミスやスペルミスを防げる 正式名称OK

 

ネットショップやヤフオクにていろんな商品を登録する際も、
自分の知らないキーワードや商品名などたくさん出てきます。

これまでは「正確にはなんて言うんだろう?」と
いちいちweb検索していました。

たとえばカタカナ表記にしたときに、
最後が【ス】なのか【ズ】なのか、など。

Google日本語入力を使えば、
予め正確な名称が予測変換として表示されるので
あとはそれを選べばいいだけです。

かなり正確性と効率性は違ってきます。

 

そして最後に、
個人的に重宝している『其の二』です。

ズバリ!学習機能です。

携帯メールやスマホメールなどでもありますが、
自分の過去にタイプした言葉を学習して賢く記憶してくれています。

これが何に使えるかというと、なんでもです!!

たとえば・・・
お客様とのやり取りや定型文などがあると思います。
毎回入力するか、もしくは定型文の原型をつくっておいてコピペするか。

それもいいですが、
上手にこのGoogle日本語入力の学習・予測変換を使うともっと早い場合もあります。

 

私の場合ですが、
【い】と打つだけで、【いつもお世話になっております。】と予測変換します。
【あ】と打つだけで、【ありがとうございます。】と予測変換します。
【し】と打つだけで、【商品発送いたしました。】と予測変換します。

かなり便利じゃないですか。
あくまでも学習機能は直近のものに上書きされますので、
すべてを記憶して蓄積してくれるわけではありません。

それでもよく使うやつは上位に予測変換が出てくることにもなります。

 

コツとしては、
☆記憶させたいところまで、ひらがなですべて入力しておく
☆それを変換して一度使用

『このたびは大変迅速かつ丁寧にご対応いただき、とても安心してお取引できました。』
例えばこんな例文があるとします。

これも一度、ひらがなで全入力してから、変換して使った文章ならば、
これが学習され記憶されることになりますので、
次からは【このたびはたいへん】くらいまで入力すると、この長文が予測変換されます。

 

本当に劇的に作業効率UPしますので、
未インストール、まだ活用したことがない方は、
サクッとダウンロードすることを、強くおすすめします。

私もこれを知ってからというもの、
会社でも自分のPCが替わるたびにダウンロード、
MyPCを買い換えるときにもダウンロード、
これがないと始まらない、というくらい愛用しています。