まだ読んでいない本
「人生が変わる 2枚目の名刺」 柳内啓司
その紹介がおもしろかったので書き留める。
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本業に邁進しながら、それとは別にNPOや特定のコミュニティでの活動に参加して、両者の相乗効果に生きがいを実感できるワークスタイルが若年世代を中心に広まっている。
この本では読者に対して、「2枚目の名刺」を持つことを推奨しています。すなわち、現在勤務している会社での肩書をつけた名刺のほかに、自分の好きなことや得意なことで「2枚目の名刺」をつくって活動しましょう、というメッセージです。
自らの意思で選択した「ライフワーク」を妥協せずにやる。そのライフワークこそが、本業ともう1つの活動の両立です。
「パラレル(並行)キャリア」とは、端的に言えば本業と同時並行して他の仕事を手がけたり、非営利活動などに参加することを指した新しいライフスタイルのこと。
「副業」よりももう少し大きな概念となります。
パラレルキャリアでは、目的が報酬だけではないからです。自身のスキル向上や使命と感じられるような活動に取り組むこともしっかりと含まれています。
「自分のやりたいこと」「自分の挑戦したいこと」を行うこと。
その社会的背景には経済環境や雇用環境の変化がある。
仕事中心の価値観が崩れ、好きなことを仕事にしたい、楽しい生活を送りたいなど、仕事や働き方、生き方に対する意識が大きく変わりつつある。
働くことの価値が、いかに自分を磨き、心を幸福にし、社会に貢献できるかという軸へとシフトします。
パラレルキャリアは、1つの組織に依存しません。依存しないということは、主導権を自分が持つということですから、惰性で今の働き方を継続することはありません。
これからの社会に求められる人間のタイプは、『自分に責任を持ち、特定の組織に依存しない人たちだ。そして、自分のキャリアは自分で決める人たちだ』(ドラッカー)
「副業」や「起業」など一部の人達に支持されるようなものではなく、「パラレルキャリア」は広く大きく一般に広がります。つまり、いくつもの仕事を持つことがもはや普通になっていきます。
パラレルキャリアで知り合う人々は、1つめの名刺のビジネスの世界で付き合う人たちとは異なります。
ビジネスの世界とはかけ離れた、それまでの自分がまったく知らない世界観や価値観を見せてくれるのです。
これまでは会社の人間として評価されてきた人が、個人名で評価されることに。そこから新たな人間関係を構築できる。
本当に多様で、面白い方々と知り合うことができ、私の仕事や生活をより豊かなものにしてくれている。
これからやりたいことが決まっている方々は、それを実践し、周囲に伝えて仲間を増やしてけばよいのです。あとは行動あるのみ。
ところで、パラレルキャリアを進めるには、時間のマネジメントが重要であるとドラッカーも強調している。
ドラッカー曰く、『時間は最も希少な資源。時間をマネジメントできなければ何もマネジメントできない』。時間のマネジメントが小さなチャレンジを生み、あなたの人生を変えるかもしれない。
いまこそ、ひとつ“働き方”を変えてみませんか。
2つ以上のしごと、2つ以上の組織、2つ以上の肩書きを持つくらいの気持ちで働いてみる。そうしたら、きっと人生の景色は一変します。
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なんかここまで書かれていたら、
要約されてて本を読む必要ないのか?!
いや、興味あるので読んでみたいと思う。
そしてこの「パラレルキャリア」という言葉。
知らなかった。
検索してみると結構出てくる。
これをキーワードにした特集ページもたくさんある。
ダイヤモンド・オンラインとか、
ビジネス情報サイトでも取り上げられている。
いい考え方だなと思う。
たしかに「2枚目の名刺」というと、
副業を連想させるけれど、そうではない。
人生のなかで自分の活動するフィールドが広がる。
仕事とプライベート。
オンとオフ。
ライフワークバランス。
そういう狭義ではなく、
大きく『生き方』の価値観と幸せのかたち。
年内に読めるかなぁ。