絵と演奏と言葉と表現

人は同じものを見ていても、

それがどう見えているかは人それぞれ違うという。

自分が見たいように見ているとも言えると思う。



音楽もそうで

同じものを聴いていても

それがどう聴こえているかは人それぞれ違う。

自分が聴きたいように聴いていると思う。



もし、それを証明できる方法があるとしたら、

そのひとつは「絵」だし「演奏」になる。



同じ景色や人物を描いても

まったく違うものが出来上がる。

そこには見え方のほかに技術や能力も左右はする。

”こう描きたい”個性や思いも加味される。


同じ曲を演奏しても

まったく違うニュアンスになる。

そこには聴こえ方のほかに技術や能力も左右はする。

”こう弾きたい”個性や思いも加味される。



もっと広げたら

同じ出来事や現象が起こったときに

その捉え方や解釈、受け止め方や考え方は異なる。

その証明が「表現」ということになる。



やっぱり

伝えないとわからない

言葉にしないとわからない

表現しないと理解も共感も異なる価値観も生まれない。



PS

なんでこんなことを思ったかって

ふとラン・ランの演奏を聴いたから。

彼の弾く「アラベスク第1番」は好みじゃなかった。

そこにラン・ランはいたけどドビュッシーはいなかった。

ラン・ランあるあるなんだけど。

だからこそ強烈な個性を持ったピアニストという称賛にもなる。

読書「村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011」加藤典洋

解説本っておもしろい。

作家の作品群が時系列や体系的に理解できる。

自分にない読み解きを発見できる。

もうひとつ好きなのは、

解説の構造や構成を学ぶことができる。

まとまってる、わかりやすい、伝わりやすい。

説得力がある、共感できる。

なるほど、

こういう文章化や言語化できてすごいなってなる。

読書メモ「直観力」羽生善治

2012年本。

2020年文庫化されていたからせっかくだからと再読。

直観力とは経験の蓄積。

何かを生み出すすべての日常に当てはまる。




「直感とは、論理的思考が瞬時に行われるようなものだということだ。」

「もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるものが直感なのだ。それがほとんど無意識の中で行われるようになり、どこまでそれを意図的に行っているのか、本人にも分からないようになれば、直感が板についてきたといえるだろう。さらに、湧き出たそれを信じることで、直感は初めて有効なものとなる。」

「直感は、ほんの一瞬、一秒にも満たないような短い時間の中での取捨選択だとしても、なぜそれを選んでいるのか、きちんと説明することができるものだ。適当、やみくもに選んだものではなく、やはり自分自身が今まで築いてきたものの中から生まれてくるのだ。」



「余白がなければ、直感は生まれない。リラックスした状態で集中してこそ、直感は生まれる。」



「山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、「選ぶ」より「いかに捨てるか」、そして「出すか」のほうが重要。」



読書「イン・ザ・メガチャーチ」朝井リョウ

発売前からずっと楽しみにしていた最新刊。

しっかりおもしろかった!

そしていろいろ身につまされるところもあった。

推し活の縮図で、推す人、推される人、そして運営側。

それぞれの深く切り込んだ内実はさすがのディティール。

知らなかった推し活手法もいっぱいあった。

メインが若い世代のアイドルやグループ事情なのもある。



もし、推し活診断や推し活マトリックスみたいなものがあったら

自分はどの辺に位置するだろうと映し鏡も感じながら。

痛烈な現代風刺を内包している。

それでいいのか?!



自分もすごく考えさせらた。

推し活は楽しいのが一番、楽しければ大丈夫と思ってた・・・

でも誰しも無害無傷ではいられない世界線なのかもしれない。

今の自分への教訓は距離感のはき違え、見つめなおす。



あと1年でも2年でも早かったら

もっと爆発してた本かも。

読書メモ「発信をお金にかえる勇気」末吉宏臣

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情報の伝わり方
これまで「上から下へ」メディア、有名人

多くの人が信頼する情報は、「横」からやってくるようになりました。
同じ目線、同じ立場の人からの情報です。


あなたの「まだ完璧じゃない」が、誰かの「ちょうどいい」になります。

この人だから共感できる。


「好き」と「得意」を探す
よく聞かれることはありませんか?
ありがとうと感謝されたことは?
さすが!と褒められたことは?


「この金額だからこそ、本気で学ぼうと思えました」
価格が安すぎたり、無料提供ばかりしていると、自分が疲弊してしまい、大切なエネルギーや時間を失いがちです。


「ポジティブを得たい」という願望
(例:心の余裕、安定した収入、充実した人間関係)

「ネガティブを避けたい」という不安
(例:将来の不安、病気の心配、人間関係の悩み)


お金を受け取る3つの段階
(1)最初は、「本当にいいのかな」という遠慮がちな気持ち
(2)次に、「ありがとうございます」と素直に受け取れる気持ち
(3)最後には、「もっと価値あるものを届けたい」という前向きな気持ち


あなたの「好き」は、誰かの「ありがとう」につながります。


・過去の無料記事を抜粋し、電子書籍として出版する
・YouTubeの動画を書き起こして、ブログに再利用する
・オンラインサロンの内容をまとめて教材をつくる
・無料記事の最後やSNSで、過去の有料コンテンツを紹介する
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あなたの想いや価値観が、同じ方向を向いている人たちを引き寄せるのです。


あなたの文章を読んで背中を押された誰かが、また新しい発信者になる。その人の言葉がまた別の誰かの希望になり、その連鎖は無限に広がっていく可能性があるのです。


あなたがお金を受け取ることは、世界に新しい価値を生み出すことです。