読書:「夢があろうとなかろうと、楽しく生きてる奴が最強。」 高橋歩

自由人、高橋歩の
“人生を最高に楽しむ”ためのベスト100語録集。

「夢があろうとなかろうと、楽しく生きてる奴が最強。」

たったひとつの言葉が、人生を変える。

1ページごとにポストカードとしても切り離せる。

高橋歩2

届けたい人に、届けたい言葉を送るもよし、
お気に入りの言葉をカードと一緒に飾るもよし。

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パワフルでストレートな言葉たちと、
そのイメージを膨らませるユーモアいっぱいの写真たち。

 

ベスト語録100選のなかから、一部抜粋紹介。

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たった一度の有限な人生だ。
やりたくないことをやってる暇はない。

 

止まっていると、心は揺れる。
動いていると、心は安定する。
方角なんて、直感でいい。まずは、一歩を踏み出そう。
未来は、歩きながら考えていくものだ。

 

自分のやりたいことで、いい仕事をすること。
それが、一番、世の中のためになる。

 

闘いの前夜には、人生の主題歌を唄え。

 

必要なのは勇気ではなく覚悟。
決めてしまえば、すべては動き始める。

 

大事なことは、どっちを選ぶかじゃない。
選んだ後どう生きるか、だ。

 

動き続けよう。変わり続けよう。
いつか死ぬときに、
楽しかったことも、辛かったことも、全部ひっくるめて、
自分が歩いてきた道を愛せるように。

 

何かを選ぶということは、
何かを捨てるということ。
誰かを愛するということは、
誰かを愛さないということ。

 

『自分の人生を、ひとつの物語としてみる』。
その視点を手に入れたとき、
人生は大きく変わる。

 

いいことがあったから、元気なんじゃない。
元気にやってるから、いいことが起こるのさ。

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言葉として響かせるだけじゃなく、
これが血肉となって、行動して、歩んでいって、

自分の人生がかたちづくられていったらいいな、と思う。

 

創造力を培うものは、自分の知識や経験の蓄積である by 久石譲

宮崎駿監督 ジブリ作品や北野武監督映画の音楽としても有名な
久石譲。

過去に書籍を5-6冊ほど出版していますが、(すべて読破!!)
久しぶりに手に取ってみると、いい言葉たちがたくさん。

音楽家、作曲家、もっとひろく芸術家って、
とても自由奔放な発想と生活のように思ってしまいますけど、

ある意味すごくストイックな創作活動や
日常生活であることがわかります。

この蓄積こそが、創造性を生んでいるということが。

言葉にすると簡単に言ってしまっていますが、
おそらく相当なことだと思います。

どんな世界でも、
それがビジネス、スポーツ、音楽、あらゆる分野であれ、
やはり一流の語る言葉は普遍的だなと思います。

一部抜粋してご紹介します。

 

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「芸術家になるのは難しいことではない。内容を別にすれば、世間的には自分が決めればいいだけのことだ。誰からも認めてもらえなくても、己さえ納得していればいいのだから話は早い。「私は芸術家です」と規定したら、その瞬間からその人は芸術家である。」

「生涯に一作であれば、誰でもいい曲がつくれる。(中略)だが、仕事は”点”ではなく”線”だ。集中して物事を考え、創作する作業を、次へまた次へとコンスタントに続けられるかどうか。(中略)優れたプロとは、継続して自分の表現をしていける人のことである。さらにいえば、プロとして一流か二流かの差も、力量を維持継続していけるか否かにかかっている。」

「僕の場合、作曲の作業に入っているときは生活も一定のペースを保ち、できるだけ規則的に坦々と過ごすように心がけている。」

「作曲には、論理的な思考と感覚的なひらめきを要する。論理的思考の基になるものが、自分の中にある知識や体験などの集積だ。何を学び、何を体験して自分の血肉としてきたかが、論理性の根本にある。感性の95パーセントくらいは、実はこれなのではないだろうか。」

「だが、問題はそれさえあればものづくりができる、作曲ができるということではないところだ。肝心な要素は、残りの5パーセントの中にある。それが作り手のセンス。感覚的ひらめきである。」

「最近いろんな人と話していて思うのは、結局いかに多くのものを観て、聴いて、読んでいるかが大切だということだ。創造力の源である感性、その土台になっているのは自分の中の知識や経験の蓄積だ。そのストックを、絶対量を増やしていくことが、自分のキャパシティを広げることにつながる。」

「生涯、創造者でありたい。時代の風に合うものを作ることは難しくなっても、”創造の泉”を自分の内に持っていれば、書きたいものを書き続けられる。」

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ほんと「作曲」や「音楽」というキーワードさえ伏せてしまえば、
トップアスリートやビジネス経営者の言葉のようです。

そのくらいどんな世界であれ、一流の言葉は普遍的であり、
どの世界にも通じるものだということですよね。

創造力を培うものは、自分の知識や経験の蓄積

これに尽きると思います。

 

読書:「ノムラの教え 弱者の戦略99の名言」 野村克也

プロ野球監督としても有名な野村克也さんの著書です。
野球人生で培われた教訓や人生における名言が紹介されています。

人の言葉ではなく、自らの経験からくる自分の言葉として。

スポーツをする人、多くのビジネスマン、30代以降の中間管理職まで、
戦う人、上司や部下の環境の人、自らを高めたい人、
見開きで1項目という読みやすさで99の名言が胸を打ちます。

「弱者」という副題がついていますが、
これは野村監督のこれまでの歩みが反映されていますね。

無名高校からテスト入団し、捕手として打者として頂点を極め、
監督としても万年Bクラスのチームを常勝軍団に育て上げた背景が。

だからこそ、
・弱者はいかに闘い、いかに勝つべきか
・現実をどう認識し、戦略を練るかですべては決まる
・人間の能力や才能の差など、ほんの僅かにすぎない

といった、
一握りの天才ではなく、人はその意識と鍛錬で変われる!ということを
経験から紐づくエピソードと言葉で語られていますので、
とても勇気づけられます。

 

目次から紹介しますと

  • 不器用は最後に器用に勝る
  • 才能のない者の武器は考えること
  • 勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
  • 自分は毎日正しい努力をしているか、毎日自分に問いかけよ
  • 時間は平等に与えられるが、結果は平等ではない
  • 未熟者にスランプなし
  • 満足・妥協・限定は負のスパイラル
  • プロフェッショナルの”プロ”はプロセスの”プロ”
  • 忍耐の裏にあるのは希望である
  • 組織はリーダーの力量以上には伸びない
  • 覚悟に勝る決断なし
  • 人間はどんなときにも手を抜いてはいけない
  • どこで誰が評価してくれているかわからない
  • 人間は無視・称賛・非難の順で試される
  • 進歩とは無知を自覚することからはじまる
  • 人間的成長なくして技術的進歩なし
  • 才能とは頭脳に埋め込まれた情報である
  • 若いときに流さなかった汗は、年老いて涙に変わる
  • ぼやきと愚痴は違う
  • 進むときは上を向いて進め。暮らすときは下を向いて暮らせ。 etc

 

もちろん野球に関することも多いですが、
上に抜粋したように、その枠にとどまらない人生訓がたくさんあります。

一番突き刺さった言葉は、
『若いときに流さなかった汗は、年老いて涙に変わる』 です。

カッコイイー!
いやそういうことではないんですが、肝に銘じたいと思いましたね。

 

あとは、
不器用な人は要領が悪く、失敗を繰り返し時間がかかる。

だからこそ、努力を積み重ね、試行錯誤し、創意工夫し、
知識や理論、経験則が蓄積されていく。

一度身についたものは失われない。だから器用になる必要はない。

このあたりの話も、とても背中を押してくれる言葉だと思います。

読書:「成功者3000人の言葉」 上阪徹

ちょっとした頭の体操に、ストレッチにと思って、
軽い気持ちで手にとった本だったのですが。

思った以上に共感できることが多く、やっぱそうだよな、と思うこと多く、
一気に読みきってしまいました。

3000個の名言が載っているわけではなく、
著者がこれまでに出会ってきた各界で成功している3000人以上から、

共通してみんな同じことを言っている大切なこと、
それを99項目挙げています。

項目ごとに見開き2ページで収まっていて読みやすいですし、
どの項目もウンチクや概念だけでなく、
実例やシチュエーションもふまえてなので
読みながらイメージしやすく、すっと頭にも心にも入ってきます。

 

紹介しだすとキリがないので、目次からチョイスすると、

  • そもそも世の中は理不尽で不平等である
  • あえて逆を行く人が、未来の王道を行く
  • 勝負は日常が決める
  • 誰にも見られていない時間こそ人生
  • 誰かの役に立つことを、仕事と言う
  • 夢と志は違う
  • アイデアは会話から生まれる
  • できるかできないか、ではなく、やるかやらないか
  • 人と戦うな、自分と戦え
  • 向き不向きなんて、ない
  • すぐには役に立たないことを大切にする
  • 実力1割、運9割
  • 世界は自分の意識が作っている
  • 下積みは楽しい
  • 人生のリターンは、取ったリスクに比例する
  • 不安はなくならない
  • 悲観的に準備し、楽観的に対処する
  • 思い通りにならない、を楽しむ
  • 文系と理系を分けない
  • 幸せはプロセスにある ・・・etc

 

ちょっとだけチョイスするつもりが意外に列挙しましたね。
そのくらい共感する内容が多かったです。

おそらく。

この本の内容に共感する人は、
とても親近感がわくというか、お近づきになれます。 笑

そのくらい、いつも自分も思っていること、言っていることもあり、
それを活字で整理されたものを読むことで、
より一層自分のなかで吸収されていったような気がします。

もし上の目次からの抜粋で、気になる項目が10個以上あった人は、
きっと読んで損はないと思います。

堅苦しいビジネス書でも、成功者の美談でも、一流の経営書でもなく、
仕事でも日常でも活かせる指南書だと思います。

大事なものは、たいていめんどくさい

先日のNHKプロフェッショナル 宮崎駿スペシャルにて。

印象的だったシーン。

「面倒くさい」「究極に面倒くさい」とブツブツ言いながら
机に向かって絵コンテを描いている。

そのとき宮崎駿監督は
「面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ」と一言。

続けて
「面倒くさかったら、やめればいいのに?」と言われれば
「うるせえな」とか、そういうことになる。

そして核心の言葉へ。
「世の中の大事なものは、たいてい面倒くさい」
「面倒くさくないところで生きていると、面倒くさいのはうらやましいと思うんです。」

 

もうちょっと関連めいたシーンを抜き出すと、こうも言っている。
「やっているときはその意味なんてわからない。」
「意味をわかってやっているわけではない。」

 

つまりは、日々の生活のなかの大切なことは、面倒くさいことが多く、
そのなかには慈しむもの愛おしいものがたくさんつまっている。

そして、そのときにはその意味なんてわからなくても、
匙を投げることなく向き合っていくこと。

面倒くさいことはかけがえのない幸せなこと。
そうやって日々の面倒くさいことに濃厚に生きていく。
その先にその意味がついてくる未来が待っている。

要領よく。 スマートに。 効率的に。 最大効果で。
傷つかずに。 疲れずに。 苦しむことなく。 楽して。
失敗せずに。 損せずに。 etc…

誰もが得てして望まない、出来れば避けたいことだけれど、
でも、それを恐れてばかりいずに、進むしかない。

面倒くさいことが愛おしい。
面倒くさいことが生きている証。

そういうことなのかなあと解釈。

 

最後の宮崎駿監督の言葉もまた勇気づけられる。
「堪る限りの力を尽くして生きる」
「自分たちに与えられた、自分たちの範囲で、自分たちの時代に、堪る限りの力を尽くして生きなさい」