2012年本。
2020年文庫化されていたからせっかくだからと再読。
直観力とは経験の蓄積。
何かを生み出すすべての日常に当てはまる。
「直感とは、論理的思考が瞬時に行われるようなものだということだ。」
「もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるものが直感なのだ。それがほとんど無意識の中で行われるようになり、どこまでそれを意図的に行っているのか、本人にも分からないようになれば、直感が板についてきたといえるだろう。さらに、湧き出たそれを信じることで、直感は初めて有効なものとなる。」
「直感は、ほんの一瞬、一秒にも満たないような短い時間の中での取捨選択だとしても、なぜそれを選んでいるのか、きちんと説明することができるものだ。適当、やみくもに選んだものではなく、やはり自分自身が今まで築いてきたものの中から生まれてくるのだ。」
「余白がなければ、直感は生まれない。リラックスした状態で集中してこそ、直感は生まれる。」
「山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、「選ぶ」より「いかに捨てるか」、そして「出すか」のほうが重要。」
