読書:「佐藤可士和さん、仕事って楽しいですか?」 佐藤可士和

アートディレクター クリエイティブディレクター として有名な
佐藤可士和さん。

学生からの質問に答えるという連載をまとめたもの。
アートディレクター受講生の質疑応答という形式なので
専門的な内容もあるけれど、多岐な分野にわたり、
その回答もとても丁寧でわかりやすい。

そんな中で一番印象に残ったページ。
月に何冊くらい本を読みますか? という質問に対しての回答。

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僕にとって本というのは“視点を与えてくれるもの”。
本には一冊ごとに、ネット上の情報にはない「目次」があり、
著者の視点、そして思考の流れがわかるようになっている。

本は出会い。全部面白いということはありません。
タイミングにも左右されます。
同じ本でも、読んだときの年齢や、自分の置かれた状況によって全然違うものになる。
自分の状況と本の内容がバチっと合うと、それはその人にとって特別な一冊になる。
そういう出会いをするためには、やっぱりたくさん読むしかないんです。

読書は、音楽を聴いたり、映画を見たり、釣りをしたりするのと同じ、
体験のひとつととらえています。
だから、特定のデザインに直接影響を与えているということはないけれど、
深いところで、クリエイティブの思考に大きな影響を与えていると思います。
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その通りだなあ、と思う。
ここまで本を読むということを、読書のすすめを、
わかりやすく表現しているのをあまり見たことがない。

読んだほうがいいのはわかってるんだけど、こういう回答をされると
どんな人でも、ちょっとなにか手にとってみようかな、
本屋にでも言ってみようかなと思うんじゃないかなあ。

「出会い」「タイミング」「特別な一冊」「体験」というキーワードが
どんな人にも当てはまる日常生活からのキーワードになっている、
と思う。

読書:「大好きなことをやって生きよう!」 本田健

もしまだ今年の目標や楽しみが定まってない人。
なにか新しいことをはじめたいと思っている人。
今までとは違う変化や成長を望んでいる人。

それは仕事や趣味など、すべての日常生活において。

以下、本著からの抜粋でひっかかるものがあれば
ぜひ読んでもらいたい一冊。

自分の「大好きなこと」はなにか。
それがわかるだけでも大きな一歩だと思います。
一年のはじまりに出会えてよかった本です。

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「大好きなことをやらない」6つの理由
1.時間がないと感じている
2.好きなことをやっていいという許可が自分におりていない
3.好きなことでは生活が成り立たないと思っている
4.才能がないと思っている
5.お金がないからできない
6.そもそも好きなことがなにかわからない

「大好きなこと」の7つの側面
1.やっているだけで楽しくなること
2.まわりを楽しませ、幸せな気分にさせること
3.自然とやってしまうようなこと
4.生まれ変わってもやりたいこと
5.お金を払ってでもやりたいこと
6.いつも周りにほめられたり、もっとやったらと薦められること
7.少しでも時間があればやってしまうこと

人生はあなたが生きたいようになる!
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