ポトス・ステータス

ポトスの王様、「ポトス・ステータス」。

一般的に愛されているポトスの最高クラス。

葉が大きく、厚みがある。
丸みをおびていて、ウェーブしている。
斑というよりは、もうそれは芸術的模様な白。

ゴージャスで高級感のあるイメージから、
「ポトス・ステータス」と名付けられた、
ポトス・エンジョイからの改良品種。

もっとも美しく豪華なポトス。

 

これがなかなか市場に出回らない。
おそらく我が家のそれは夏前後に買った。

そしてまたほしいと思いながら、
それ以降パッタリ見かけなくなった。

見つけたらすぐに買ったほうがいい品種。

お値段も少し上級クラスだけれど、
庶民派ポトスに比べたらの範囲で。

ポトスステータス1

ポトスステータス2

 

苗で買って、だいぶん成長している。
よかった。

鉢もポトス・ステータスにふさわしいものをあげている。

キュー・ガーデンの鉢。

キュー・ガーデンとは、

キューガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)はイギリスの首都ロンドン南西部のキューにある王立植物園。キュー植物園などとも呼ばれる。1759年に宮殿併設の庭園として始まり、今では世界で最も有名な植物園として膨大な資料を有している。2003年にユネスコ世界遺産に登録された。
(ウィキペディアより)

 

そう、そんな由緒正しい世界遺産のガーデン公式の鉢。
中央の王冠マークが特徴。

実は、この鉢がふたつあって、
もうひとつは先日紹介したオリヅルラン・ボニーがいる。

そんな感じで、植物を趣味にすると、
周辺グッズにもまた凝りだしてしまう。

ほどほどに。

 

読書:「ボタニカル・ライフ -植物生活」 いとうせいこう

今年一番ハマったドラマは、
「植物男子 ベランダー」(NHK BSプレミアム)だ。

哀愁ただよう中年オヤジ(田口トモロヲ)の、
都会のベランダで育てる植物たちとの物語。

とにかくおもしろい。
そしてあらゆるところでセンスが光る。

こんな感じの映像。

ベランダー

もう終わったけれど、公式サイトは残っている。
(まだスタッフブログも更新しているようだ)

一話ごとに、
「植物SONG」なるコーナーもあったり、
「多肉劇場」という多肉植物たちの短い物語、

「愛しの草冠」という植物と漢字のコーナー、
(しかも語りは松尾スズキ)

BGMもジャズから映画音楽、ゲーム音楽からと、
かなりハイセンス。

そして、一話ごとに使われた楽曲も、
すべて公式サイトに掲載されているという心配り。

公式サイト:植物男子ベランダー

 

これに相乗してハマったのが、
主題歌を歌っていた大橋トリオ。

基本主題歌は「アネモネが鳴いた」なのだが、
ストーリーに合わせて、主題歌が替わっている。

そのすべてが大橋トリオの歌だった。

思わずベスト・アルバムを聴きたおして
さらにハマった。

大橋トリオ

 

BGMで流れたジャズにもハマり、
オープニングや劇中に流れるセロニアス・モンク。

まさに大人のJAZZ。
軽快なピアノソロがかっこいい。

もうこのジャケットからしてかっこいい。

セロニアス・モンク

 

ふーっ、やっと本題。

そして、原作が気になって気になって。

「ボタニカル・ライフ -植物物語」 / いとうせいこう

これは電車の中や出先では読まないほうがいい。
思わずクスっと笑ってしまうから。

植物との日常生活を書いた3年間のエッセイ。
四季折々の植物たちと、季節ならではの奮闘。

確かなにかの賞も受賞している作品。

Amazonレビューなんかも見れもらえば、
そのおもしろさはお墨付き。

 

植物に多少知識がある、
(名前が出てきて頭にその植物が浮かぶ)

植物を育てた経験のある人なら、
「わかる、わかる!」と合いの手を入れたくなる。

そしてなんか知らないけど、
「みんな大変なんだ。そうだよなー。」
「いろんな環境でがんばってるんだ。」と、
変な勇気をもらえる。

よし、オレもがんばって育ててみせよう!と。

 

そんなわけで、一気に読んでしまったこの本。

なにやらその続編もあった。
数年後にまた植物エッセイを再開しまとめたもの。

「自己流園芸ベランダ派」 / いとうせいこう

これを今読んでいる。
楽しい。

自己流園芸ベランダ派

 

とまあ、こんな感じで、
今年の自身の植物生活とあわせて、
これらを堪能し満喫した。

ひとつのドラマから、
音楽や原作まであさくりまくったあたりが、
どのくらいハマったかがわかってしまう。

 

あっ、今日の今日言うのもあれだけど、
12月30日23:00- NHK BSプレミアム
「植物男子ベランダー」全13話 一挙放送!

公式サイト:植物男子ベランダー

 

お気に入りの話は何回も観たし、
しっかり全話録画保存されているのだけれど、

今回の一挙放送も録画しよう。

DVD化とかされそうな雰囲気今のところないし
この師走の一挙放送は貴重。

そしてまた読書へと戻るのである。
そしてまた植物たちとの真剣勝負がはじまる。

なんてったって、キャッチフレーズが、
「ボタニカル・ハードボイルド」だからねー。

植物男子ベランダー

 

ジブリで楽しむ観葉植物たち

我が家にはジブリのプランターがいくつかある。

どれもとても精巧なつくりで、
もちろんオフィシャル公認だからだろう。

その世界観に包まれる。

そんななかから最近のお気に入りを紹介。

 

ひとつは、「魔女の宅急便」プランター。

レンガ色の建物にジジがまたかわいらしい。

ちょうど20cmくらいの幅なので、
売られている苗、3号ポットがふたつ納まるサイズ。

食卓を飾るも、リビングに置くも、デスクの上でも。
お気に入りの場所へ。

まさに飾って楽しむ、育てて楽しむ感じ。

魔女の宅急便プランター

 

もうひとつは、「もののけ姫」プランター。

大木の切り株のようなつくりとコダマたち。

ちょうど最近入手したホットな鉢。
もう製造中止になっている。

どんな植物を飾ろうか悩んでいたところ、
いいのを発見。

半年くらい前に買って、
ずっとベランダに放置していたセダム。

多肉質な観葉植物で、
ヨーロッパでは屋外で地面に絨毯のように。

モサモサと成長していたのでちょうどいい!

もののけ姫プランター2

鉢も直径20cm弱あるので、
このセダムたち、かなり増殖している。

春には、黄色い花を咲かせるセダム。

このコダマたち。
360度いろんな場所にいろんなポースで存在している。

ちょっとセダムに隠れていたりもして。

気分転換にまわしながら、
お気に入りのアングルでたまには変化させてもいいかも。

なかなかいい世界観が演出できた。
セダムのおかげで。

 

わかりやすく参考写真をお借りすると、

買ったときは3号苗のこんなポットにおさまる。

セダム1

それがここまで大きくなったのだからすごい。

 

そして、春先に花が咲いてくれるとこんな感じに。

セダム2

小さい黄色の花がなんともきれい。

これが一面にできるので、
この季節は緑の絨毯が、一気に黄色の絨毯になる。

 

そんなセダム。
我が家のセダムはというと、

古来の森というよりも、
タタリ神のような風貌で、結構気に入っている。

もののけ姫プランター1

 

このまま春に花が咲いてくれたら、
かなりうれしい。

タタリ神が清められる日が来るのか?!

壁ぎわのポトスちゃん

出窓に置いていたポトス・ライム。
そう、窓ぎわのポトスちゃん。

枝が伸びてきて、
出窓のスペースからはみ出して。

なんだか見映えが悪くなってきた。

カーテンの開け閉めもひっかかってジャマをする。

 

どうしようか悩む日々。

伸びた枝を切ってスッキリさせようか。
なんなら切ったものでさし芽にして増やすか。

でもさし芽すると一旦成長が鈍る。
しかもあまり増殖させる必要も感じていない。

 

そうか!

ちょうど壁際に置いていた植物を模様替えしたかった。

ここに植え替えて置いてしまおう。

そして伸びた枝を活かして、
そのまま立体感や存在感を演出してしまおう。

 

出来上がったのが、
壁ぎわのポトスちゃん。

壁ぎわのポトスちゃん

これなら当分の間、
どれだけ成長して垂れ下がってくれても大丈夫。

白い壁に、明るいライム色で、
濃い緑の植物たちを置いていたときよりも、
一気に明るくなった。

壁を上手に使うとインテリアもサマになる。

やりたかった感じに仕上がってよかった。

 

干せないベランダ

ベランダでのガーデニングをはじめたのが冬だった。

洗濯物たちも室内で乾かすからいたって問題なし。

そして春を迎え、
やれPM2.5がヒドイ、やれ黄砂がヒドイ。

梅雨に入り雨が多いので洗濯物は室内。

今年の夏は雨続きだった。

そして晴れの多い秋を迎える頃には、

ずっとベランダで干していなかったら、
洗濯物を干す場所がないほどに・・・。

植物たちのジャングルとなっていた。

ベランダ2

 

ちょうどこれで半分くらいの面積なんだけれど。
もう半分も言うまでもなく・・・。

でもマンションの片隅で、青く晴れた空と、
光を浴びた植物たちを眺めていると、

もうこのベランダはあなたたちのものです。
どうぞどうぞ。

と言いたくなってしまう。

さてこの生い茂ったベランダが、
冬にはどう変化していくのだろうか。

秋晴れ、気温、一日の寒暖差、
今が一番いい季節だからねー、春と秋。

越冬してくれますかどうか。