現実の楽観のあいだ

さて、目の前に大きな壁が立ちふさがった。

「ピンチは最大のチャンス」

そんな心に染みついている名言が頭をよぎる。

 

ピンチのときに、
それをチャンスなんて思えない。

そんな呑気な、悠長なこと言ってられない。

たしかに実際にそのピンチに出くわすと、
なかなかそう思える余裕がなくなる。

 

でも、
チャンスとは、すなわち”転機”ということ。

問題や障害が発生し、
一旦立ち止まり、
来た道を振り返り、
現在地点を俯瞰的に直視しなおし、
そして進む道を定めなおす。

つまり”分岐点” ”岐路”になる地点にいる。

ターニングポイント、
起こったピンチが転機のきっかけとなる。

 

まさにそうなだと思う。

 

いろいろなことが思い描いたように
順風満帆にいくならばそれはそれで望ましい。

ただイメージとおりにいかないのが常。

外的要因や想定外の出来事、
もしくは予期していたリスクがついに顔を出す。

人生、障害物競争なのだ。

 

だから
「ピンチは最大のチャンス」と思えるかどうかは
その先へも影響を及ぼすとても大切な思考法。

 

マイナスに捉えるか
プラスに捉えるか。

これまたすごく大切。

起こったことは、ただの事象であり事実であり、
それはプラスもマイナスもない、フラットなこと。

そこに人の感情が入ることで、
プラスな出来事にも、マイナスな出来事にも、
なってしまう。

つまり事実をわん曲しているのが
人の思考ということなる。

 

わかりやすい例でいうと、

【風邪をひいた】は事実でしかなく、

『風邪をひいて寝たきりでムダな数日だった』(マイナス)

『風邪をひいて看病をしてくれる家族の大切さがわかった数日だった』(プラス)

 

ここまで大きく解釈は人によってかわる。

さらには、
マイナス思考で捉えた前者と、
プラス思考で捉えた後者の、

完治して以降の考えや行動も、
どう変化していくのか、誰しも想像できる。

 

もっと現在だけでなく、未来形でいうと、

◯◯が起こったことで、後に☓☓になった。(マイナス)
◯◯が起こったことで、後に☆☆になった。(プラス)

未来が☓☓(マイナス)になった人は、
過去の◯◯をもマイナスとする。

未来が☆☆(プラス)になった人は、
過去の◯◯をもプラスとする。

◯◯はただの起こった事だったのだけれど、
未来からは過去の意味さえも変えてしまう。

プラスにもマイナスにも。

 

事実は事実であり、
起こったことは起こったことであり。

それを冷静に受けとめ、
客観的に分析、原因を突き止めることは必要。

そしてそこからは、
プラス思考で考えたほうが、

一言で言ってしまえば”得”だと思う。

マイナス思考でいい解決策が導き出せるとも思えない。

ポジティブ思考とはビジネスの世界だけではなく、
人生そのものに対してポジティブ・シンキングのすすめ。

 

ロールプレイングゲームでもそう。

敵に遭遇して、
「あれ、オレこんな武器も持ってたんだ!」
「意外にもいい装備してたんだな!」
「一緒に戦う、助けてくれる仲間がいるじゃないか!」
「戦いのなかで新しい戦い方や知恵を学んだな!」
「こんな戦い方もあったんだ、次は楽勝!」

そして敵を倒して、アイテム手に入れたり、
レベルアップしたり、さらにフィールドを進んでいく。

置き換えたらRPGそのまんまだな、とも思う。

 

そう、だから、
『ピンチは最大のチャンス』 = 転機が訪れた

起こった事実をリアル(現実的)に捉え、
楽観的にプラス思考で解決策を模索する。

現実と楽観のあいだ

Be Cool , Be Positive!

なのである。

be cool , be positive

 

ひとり会議 ~質問~

◎ひとり会議の教科書

□子どものころ、なにが好きだったか?

□制限がないなら、どんな将来をのぞむか?

□自分が一番輝いていたのはいつか?

□人生で一番つらかったとき、どうやって立ち直ったか?

□知らない人が30人いる。彼らと打ち解けていく過程で、あなたは彼らになにをしてあげたいか?

□自分の得意なことはなにか? 自分の苦手なことはなにか?

□誰に手伝ってもらうといいですか?

□死ぬとき、なにを後悔するか?

□今、あなたが会いたい人は誰か?

□人生で夢をかなえたのはいつか?

□人生で一番輝いた瞬間の感情は、「体のどこらへんにある? どんなカタチをしてる? 色は? 温度は? かたさは?」

□目標はなにか? なにが上手くいっているのか? なにが上手くいっていないのか? だからなにをすべきなのか?
これらの質問により手に入れたものはなにか?

□一瞬にして今の状況を変えるには、どうしたらいいか?

 

 

■問題の問い方自体がワンパターンになっていないか

■真に問題とすべき問題ととらえているか

■過去の延長線上の発想で仮説が設定されていないか

■仮説が本質を衝いたものになっているか

■集まった情報から考えるのではなく、集めるべき情報を集めて考えているか

■必要な情報がモレなく集められているか

■間違った情報が紛れ込んでいないか

■複数の選択肢を検討して結論を導き出したか

■結論の根拠は明確か

■納得性のある結論となっているか

■行動に結びつく意思決定となっているか

 

夢・ゴール・未来からの質問

◎リーダーが身につけたい25のこと

・この10年間、何に一番駆り立てられてきましたか?
・何をしていたときが、一番ワクワクしましたか?
・何のプロジェクトに取り組んでいたときが一番燃えましたか?
・周りからのどんな言葉が、仕事のやりがいを高めてくれましたか?
・どんなときに使命感を感じましたか?

 

◎ゴール

(五年後)
・あなたのビジネスはどんな様子ですか?
・あなたは何をしていますか?
・どこれそれをしていますか?
・誰と一緒に働いていますか? あなたはどの程度の責任を負っていますか?
・あなたは何をしていますか?どんな技能や能力を身につけていますか?
・どんな目標達成を目指していますか?
・業界でどの程度の地位を得ていますか?

・今から五年後、あなたはどんな新しい知識や技能を身につけていますか?
・あなたは、どんな点が優れていると評価されているのですか?
・業界のなかで昇り詰めるのに必要な知識や技能を磨くために、毎日どんな努力をしていますか?

・週末や休暇には何をして過ごしますか?
・毎週、毎月、毎年、どれくらいの休みをとりますか?
・休みにはどこに行きますか?
・好きなように時間を使えるとしたら、一年の計画をどのように組み立てますか?

 

◎夢に日付を

・どのように社会から認められたいか?(会社)
・どんな家庭をつくりたいか?(家庭)
・どんな教養をみにつけたいか?(教養)
・将来、どれくらいのお金を持っていたいか?(財産)
・将来のあなたはどんな趣味を持っているか?(趣味)
・健康状態はどうありたいか?(健康)

 

コーチングの基本

◎コーチングの基本

・理想としている状態に近づくために自分に必要なものは何ですか?
・目標達成のためにはどんな分野の情報が必要ですか?
・自分がいまもっている知識やスキルで使えそうなものはなんですか?

・やろうと思っていて実行できていないことは何ですか?
・目標を達成するために今日からできることは何ですか?
・次回のセッションまでにどんなことをやりますか?

・あなたが大事にしている価値観は何ですか?
・環境の変化に合わせて、自分が変化すべきことは何でしょうか?
・その目標を達成することは、あなたにとってどんな意味がありますか?

・目標が達成された状態を100点とすると現状の点数は何点ですか?
・目標の達成に向けてこれまでに取り組んだこと、現在取り組んでいることは何ですか?
・取り組んだ結果、これまでにどんな変化や進展がありましたか?
・現在あなたが取り組んでいることに対して、あなたのステークホルダー(利害関係者)はどんな評価をしていますか?

・目標と現状の間にギャップが生じている原因は何だと思いますか?
・目標を達成するためにあなたが変えなくてははいけない習慣は何ですか?
・目標の達成を妨げているあなた自身の課題は何ですか?
・あなたのステークホルダーが認識している課題は何だと思いますか?

・さっそく今日からはじめられる行動、やめられる行動は何ですか?
・その行動をいつ、どこで、誰に対して実行しますか?
・その行動をさらに効果的にするために工夫できることは何ですか?
・次回のコーチングまでに達成することは何ですか?

・目標達成に向けて、今日のコーチングでは何をテーマとして扱いたいですか?(セットアップ)
・前回立てた行動計画を実行してみてどうでしたか?(現状の明確化)
・次のセッションまでにどこまで前進したいですか?(望む未来の明確化)
・そのために解決しなくてはならない課題はなんですか?(ギャップの原因分析)
・その課題を乗り越えるために取るべき行動は何ですか?(行動計画の作成)

 

マインド・メモ vol.16

◎イチロー

いま、この一瞬にしか、人生は存在しない
過去も未来も、いまつくられる

いまの連続が過去となり、いまの連続が未来となる
「いまという一瞬」に人生のすべてがある
だから、いまこの瞬間をどう完全燃焼させるかが重要だ

並 ~ 「やるべきこと」 「結果」
一流 ~ + 「捨てるべきこと」 「プロセス」

「できなくてもしょうがない」は終わってから思うことであって
途中にそれを思ったら、絶対に達成できません

 

◎僕の人生を変えた29通の手紙

物事は受け止め方ですべてが決まる

すべての出来事が、自分を成長させるために起きている

すべての人たちが違うからこそ、たくさんのことが学べる

すべての人たちは、自分に気づきを与えてくれるために出会った

気づこうと思えば、どんなことからでも気づくことができる

思い通りにならないことが、最も気づきを与えてくれる

無駄な時間も無駄な出来事もない
自分が無駄にすることがあるだけだ

自分が変わればすべてが変わる
本当に幸せになるためには自分が変わることしかない

今を幸せと思えば一生涯幸せでいることができる

人はどんなときも決して一人ではない

 

価格は1日でマネられる
品揃えは1週間でマネられる
経営理念は永遠にマネられない

本当の発見とは、
新しい土地を探すことではなく、
新しい目で見ること。