ネットショップで稼げないパターン 追記編

長くなってしまったので、

「ネットショップで稼げないパターン」で
書ききれなかったことを。

 

多店舗展開を急速に進めると
管理や処理といった業務に追われる。

運営 問い合わせ 在庫 処理 etc…

 

会社として、またはひとつの部門として、
ある一定人数が業務に携わる環境ならば、

それは事業として体制ができている。

しかし、個人や少人数ならば、
やはりその環境整備は容易ではない。

 

なぜか売れている。
勝手に売れている。

販路が多く間口の広い多店舗展開なら起こりうる。

 

分析ができない。
次の発展への戦略が練れない。

管理や業務に追われて、ここに陥る。

 

『局地戦』といっているのは、

つまりこういった「広く浅く」ではなく、
「太く狭く」ビジネスを進めるということ。

 

・ネットショップであれば
アクセス数
ユニークアクセス数
購買率
直帰率
PPC広告のCPA

・ヤフオクであれば
落札数
アクセス数
ウォッチ数

・Amazonであれば
ランキング
ビジネスレポートの数字

などの数字の分析は必項になってくる。
そこから次の展開を模索する。

本来であれば、
1ショップに1担当者とは言わないまでも

ショップごとに定点観測、分析をするという、
各ショップ媒体のスペシャリストが必要になる。

そしてそれを大きく俯瞰して、
将来の方向性を導き出すのが経営者のポジション。

小規模であれ、少人数であれ、
やはり多店舗展開を進めるならば、
そこには「組織」という母体が必要になってくる。

 

多店舗展開はもちろん発展性として大切。

でも長い視点で見たときには、
まずは少店舗で利益を最大化させたほうが、

結果、効率もよく次につながる。

 

個人ビジネスで
「天井が見える」(収益の限界) というのがある。

これは極論で言えば、
ひとりでやるのはここまでが限界だよ、 ということ。
利益の上限、かけられる時間や資金。

なるほど、そういうことか、と
最近こういうことを書きながら改めて整理できる。

 

もちろん個人ビジネスでも大成はできる。
生活に困らないだけの経済的安定も可能。

要は、自分がどこに向かいたいか。
どこまで広げて、どこまで掘り下げて、事業として。

向き不向きもあるのかもしれない。
個人ビジネスをコツコツと進めるタイプ。
先頭を走って小さな組織でも引っ張っていくタイプ。

好き嫌いもあるのかもしれない。
自分の時間や自由を大切にしたいタイプ。
社会的使命や貢献意欲がありビジョンを掲げるタイプ。

 

いつかそんな分岐点をむかえるのだろうか。
どの方向へ進むのか。

そんな日がきたらおもしろい。

そんな選択肢を現実問題として
考えることができるレベルになっているという意味。

まだまだ、「太く狭く」を実践していくのみ。