「風林火山」 孫子と信玄と仕事

『風林火山』
武田信玄の軍旗でも有名なこの言葉。
もともとは「孫子の兵法」の孫子の言葉。

武田信玄
疾(ト)きこと風の如く、静かなること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如く。

これを仕事に置き換えたら。

情報を風のように素早く集め
分析を林のように静かに落ち着いて行い
機動力を火のように激しく勢い保ち
信念は山のようにどっしり構えて動じない

なかなかうまいこと言うなと思った。
なんかに書いてあってその解釈と表現が気に入った。


読書:「佐藤可士和さん、仕事って楽しいですか?」 佐藤可士和

アートディレクター クリエイティブディレクター として有名な
佐藤可士和さん。

学生からの質問に答えるという連載をまとめたもの。
アートディレクター受講生の質疑応答という形式なので
専門的な内容もあるけれど、多岐な分野にわたり、
その回答もとても丁寧でわかりやすい。

そんな中で一番印象に残ったページ。
月に何冊くらい本を読みますか? という質問に対しての回答。

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僕にとって本というのは“視点を与えてくれるもの”。
本には一冊ごとに、ネット上の情報にはない「目次」があり、
著者の視点、そして思考の流れがわかるようになっている。

本は出会い。全部面白いということはありません。
タイミングにも左右されます。
同じ本でも、読んだときの年齢や、自分の置かれた状況によって全然違うものになる。
自分の状況と本の内容がバチっと合うと、それはその人にとって特別な一冊になる。
そういう出会いをするためには、やっぱりたくさん読むしかないんです。

読書は、音楽を聴いたり、映画を見たり、釣りをしたりするのと同じ、
体験のひとつととらえています。
だから、特定のデザインに直接影響を与えているということはないけれど、
深いところで、クリエイティブの思考に大きな影響を与えていると思います。
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その通りだなあ、と思う。
ここまで本を読むということを、読書のすすめを、
わかりやすく表現しているのをあまり見たことがない。

読んだほうがいいのはわかってるんだけど、こういう回答をされると
どんな人でも、ちょっとなにか手にとってみようかな、
本屋にでも言ってみようかなと思うんじゃないかなあ。

「出会い」「タイミング」「特別な一冊」「体験」というキーワードが
どんな人にも当てはまる日常生活からのキーワードになっている、
と思う。


読書:「あなたの夢を現実化させる 成功の9ステップ」 ジェームス・スキナー

500ページにおよぶ濃厚な本。
ビジネス書で文庫化されるというのは、ある種ロングセラーの証拠。

『第3の鍵』とか『7つの習慣』とかの良書と同じ類。

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パーソナルパワーの四つの基礎
ステップ1:心を決める。(決断)
ステップ2:成功者のパターンを学ぶ。(学習)
ステップ3:無限健康を手に入れる。(健康)
ステップ4:自分の感情をコントロールする。(感情)

成功のサイクル
ステップ5:望む結果を明確にする。(目的)
ステップ6:時間を管理する。(計画)
ステップ7:思い切った行動を取る。(行動)
ステップ8:アプローチを改善させる。(改善)

リーダーシップのテコ効果
ステップ9:ほかの人を自分の夢に参加させる。(リーダーシップ)
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これをそれぞれ項目ごとに章が書かれている。

そんなに小難しくはないし、
誰が手にとっても共感や新たな発見はあると思う。

ビジネスにおいてだけではなく、
人生や生活の広義について書かれている。

またこんなのもある。

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ビジネスにおける問題解決の質問 ※抜粋
・顧客を完全に喜ばせるために何ができるだろうか。
・どうすれば単に注文をとるだけでなく、顧客との新しい関係が築けるだろうか。
・どうしたらこの状況を楽しむことができるだろうか。
・どのようにすればこの出来事を誇らしげに自分の子供たちに話せるようになるだろうか。
・このプロセスをどうすればもっと簡素化できるか。
・どのようにこれをシステム化し、つねに同じ質の高い結果が出せるようにするのか。
・さらにいろんな資源にアクセスし、もっと大きなスケールで行動するために、どうするか。
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こんなのもある。
週間の目標設定シートもあって、
おもしろかったのは一番最初にくるのが
「今週感じたい気持ち」だったこと。

ここに“達成感 バイタリティー 幸せ 愛 自由 暖かさ バランス 完成”などを入れて
そこから次のステップの「望む結果目標」や「活動計画」を立てていく。

特に、“感情”というものが、人の結果や行動に与える影響が大きいと位置づけているのもおもしろい。

 

ヘタな!?ビジネス書や自己啓発書を部分的に読むくらいなら
ほぼすべてが、原理原則が、王道が、網羅されているこの本を
何回も何回も、ことある機会に読み返し、
吸収していったほうがより効果的なくらい。

ちょっと500ページの格闘は骨が折れるけど
一度読んでしまえば、次からはセンテンスごとに集中して読める。

全体像を把握しているので、理解度もより早く深くなる。
3ヶ月後にまた読もうと決めている。

この本の内容が、頭で体で行動で、理解して吸収して実践できたら、
かなり充実するだろうことがわかるから。
ぜひ根気強く少しずつでも読んでほしい本。


一歩先を照らし、二歩先を語り、三歩先を見つめる

経営者論、リーダー論。

一歩先を照らし ~ みんなが進む道をしっかりと歩けるように
二歩先を語り ~ 進んでいく先になにがあるのかをイメージさせて、希望をもたせ
三歩先を見つめる ~ 自分はもっと先をしっかりと見つめている

 

おそらくそういうことだと思う。
先頭を歩く人、みんなを引っ張って導く人、新しい道を開拓する人
そういうリーダー論を説いたもの。

今を照らし、今を語り、今を見つめる。
これとは大きな違い。

これでは、
いつ突然壁にぶつかっても、障害物があろうとも、道がなくなろうとも
何が起こってもおかしくない。

一歩先を照らし、二歩先を語り、三歩先を見つめる。
これには、“進む道”を明確に見据えているリーダー論がある。
顔をあげて、真っ直ぐ先を眺めることから、はじめよう。

 


我のみぞ知る

会社を辞めてから、丸一年が経とうとしている。
一年振り返ると、何やってきたかな?

前進もあれば、立ち止まることも、少し後退することも、そのくりかえし。
少しずつ前に進んでいるような気はする。

それがいいか悪いか、遅いか早いか、近道か遠回りか。

それはわからない。

というか、何と比べて?というお題になってしまう。
誰かと比べたら・・・巷にあふれる情報と比べたら・・・一般的にと比べたら・・・。

去年の今日は、何処へ?
会社生活からの解放感を心と体で感じていた時期。

海の上にいた。
船旅行。
修学旅行や夏休みのような、夜航船で、広間でざこ寝みたいなのがしたかったから。
時間はたくさんあったし、ある意味ぜいたくな時間の使い方。

船で大阪まで行きUSJ、そして京都へ移動し龍馬紀行。
坂本龍馬の足跡をたどるような、近江屋跡や寺田屋、二条城や新撰組の八木邸まで。
維新の道を歩き、京都霊山護国神社。
龍馬のお墓とはじめて対峙したあの風景は忘れられない。

これまで十数年働いてきたねぎらいと、これからはじまる新しい道。
その区切りのような旅で数日間を満喫した。

あれから1年か。
前の職場の人たちもみんなそれぞれの道を歩んでいる。

うまくいってる、うまくいってない、のような
瞬間的◯×はあまりどうでもいい。

自分もそうだし、みんなもこれからまたいろんな分岐点をむかえながら
結果的に自分の人生振り返ったら◯(マル)だったね、という道を進んでいくんだと思う。

身近にも同じような境遇の人がいて、これからやっていきたいことの勉強を半年以上つづけている。

いつ花開くか? どういうタイミングや巡りあわせがあるか? このままやってていいのか?

そういう不安や葛藤と戦いながら、「行動する」ことで不安をふり払い乗り越えようとしている。

ある意味自分も同じ。

冒頭に戻って。
今の自分を何と比べて、不安を払拭し、成長を感じるのか。
やはり「過去の自分」と比べる、ことでしか、ないように思う。

うまくいっている、うまくいっていない。
いいか悪いか、遅いか早いか、近道か遠回りか、効果的か効率的か。
何と比べて、誰と比べて。

自分を客観的に見る視点ももちろん大切だけど、
最終的には『1年前の自分と比べて成長しているか、前に進んでいるか?』だと思う。

それを感じれるだけでもすごいこと。
自分は少なからず感じている。
自分だけがわかればいい。

手放しでそう感じれるのか、後悔や次への課題の割合も大きいのか。
そういうパーセンテージも自分のものさしで、自分だけが納得すればいい。

坂本龍馬の名言
『世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る』
まさにこの言葉に尽きる。

その旅行で自分へのお土産に買ってきた龍馬品。
また眺めてみる。

我のみぞ知る

楽しかったその旅行、区切りになったその旅行を思い出しながら、
「来年の今日は、今年の今日よりも、成長している自分」を誓う!

Nさん、誕生日おめでとう!